ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

ノンフィクションW WHY MEXICO? ~アカデミー賞に輝く越境者たち~

2019-02-19 07:07:14 | 映画


wowowで放送された「ノンフィクションW WHY MEXICO? ~アカデミー賞に輝く越境者たち~」を視聴しました。

メキシコからの移民である3人の映画監督と一人の映画カメラマンについて語るドキュメンタリーです。近年のアメリカ映画アカデミー賞を監督賞などを取り続けている彼らはメキシコで生まれ育ち母国語がスペイン語ながらも英語で映画を撮りながらその英語国で数々の映画賞を受賞している、というのは物凄いことなのではないでしょうか。
しかも自分たちに映画賞を与えた国の大統領は自分たちの国との境に巨大な壁を作り母国を罵り移民を締め出そうとしている状況です。
が、その母国メキシコでは辛い経験もしてきたということでした。

3人の映画監督の作品は最近あまり映画を観なくなった私でも何作か見ています。
イニャリトゥは「アモーレス・ぺロス」「バベル」キュアロンは「天国の口、終わりの楽園。」「パリ・ジュテーム」デル・トロは一番多くて「クロノス」「ヘル・ボーイ」「パンズ・ラビリンス」「パシフィック・リム」「クリムゾン・ピーク」そして「シェイプ・オブ・ウォーター」です。

特にデル・トロ監督がメキシコではファンタジー映画を作ることを認めてもらえなかったというのが気の毒でした。デル・トロからファンタジーを取ったら何もなくなってしまいますね。

ふたりの監督のまだ見ていない映画も観てみたいです。

キュアロン監督の「ローマ」は観なきゃ、ですね。

なにせ私のガエルはメキシコ俳優ガエル・ガルシア・ベルナルのガエルですので、メキシコ映画に興味がないわけもなく。

一時期中南米映画に凝って観ていた時期があったのです。日本映画や欧米映画に慣れた目や脳には中南米映画は魅力がありました。
行き詰まりを感じさせるアメリカ映画界でメキシコ映画監督が注目されるのは当然なのかもしれません。

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