ガエル記

本・映画備忘録と「思うこと」の記録

人間の寿命が26歳だったとは

2018-10-21 05:21:21 | 思うこと
先日のチコちゃんを見てて、ぎょっとしたこと「人間の寿命って20代半ばだったんだ!」
番組のおっしゃるとおり、ほんとぼーっと生きてるので知らないことだらけ。


動物の寿命は心拍数で決まる。ということで短命な動物ネズミなどは心拍数が多く、カメなど長命な動物は心拍数が少ない。人間の心拍数から見ると26歳くらいが寿命らしい。


はああ。そうか、なるほど。それで色々な謎が解けていく。20代を越えてしまうとどんどん老け込んでいく。体力はなくなり体のあちこちにガタが来て表面も劣化する。性的な魅力も衰え、結婚は難しくなり、妊娠出産のリスクは高くなる。
そういうことを誰かが指摘すると「嫌なことを言うな!」と反撃するが実は当然のことだったのだ。人間の寿命が20代で終わるものなら仕事も出産も子育てもそれまでに終わらせていなければ後は難しいこと、無理なこと、だったのだよ。

そうと決まれば後はもう気楽にやっていくしかないってことだよね。

26歳を越えたらあとはもう、本来なら生きていない、死んでる人生であり、おまけの人生であり、いつ死んでも不思議ではないのだね。

平均年齢80歳以上とかって50年以上異常な状態で生存しているわけで、人生100年とか70年間の無理を無理やりやり過ごさなければならないわけだ。

他の動物は年とってもかわいいのに人間は可愛くない、とかいうのは間違いで26歳までなら可愛いんだけどそれ以上は無理だったんだよ。動物もあまり長生きするとよれよれしちゃうものね。
「若い頃は・・・」ばかり言ってるやつ、「若い頃のみが美しい」みたいなことを言う人を馬鹿にしてたけど、なんのことはない、そっちの方が正しかったんだね。30年以上生きているのは妖怪みたいなものであろうか。

そうこうしているうちに26年の2倍生きていることになり、妖怪としてもかなりの古参になっていく。
それをさらに超えたら大妖怪としてうろつかねばならぬ。
ずっと「妖怪っていいなあ」と思ってたけどもなんだ、すでに妖怪であったのだ。

結局、人間って無理を押し通して蔓延る動物なのだと改めて思う。
努力して工夫して環境を変えていくことで本来の寿命を3倍にも伸ばしてしまった。
それでも本来の若さはあまり変えられない。
どうしても本来の人生までを美しく思っている。
本来の寿命までに亡くした命を憐れに思う。
それでもなんとか更に長生きしたいと願い続ける。

短命な動物は心拍数が多く、
長命な動物は心拍数が少ない。

それにしても人間は長生きになったのに心拍数は変わらないのか。
やはり無理をして生きているのだな。

長生きするということは仕事も長くしなければ食べていけないからねえ。

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