眼力Blog

反日国の動向をウォッチしています。
自滅する韓国を看取るブログです。
政治、時事問題なども扱います。

独立主権国家に程遠い日本

2014年11月08日 | 政治

それみたことか! 

台風一過後、再び中国漁船が小笠原近海に191隻も再集結してきた。
>台風通過で再接近の中国密漁船は191隻
http://www.sankei.com/politics/news/141107/plt1411070049-n1.html

何故こんなことが再び起きるのか。

それには日本側の対応に決定的不備と腰の引けた事なかれ主義があるからだ。

西川農水相は7日の記者会見で、罰金や担保金について「(罰則が)緩ければ効果に疑問が出る」とし、大幅に引き上げる意向を示した。

あほか! 罰金等少々上げても意味ない、船を取り上げてしまうのが当面の特効薬だろうに・・

台風は突然、小笠原諸島に接近して来たわけではない。

台風が発生した時点で密漁しに来た中国漁船が知らぬはずはない。

密漁しに来た連中を、わざわざ日本側が安全を配慮するような話ではなく、領海やEEZ内からさっさと出て行けというはなしだ。

台風が接近していた4日、取り締まるべき海上保安庁は、中国漁船が沖合に停泊するなど緊急的な避難などについては、必要な立ち入り検査をした上で許可する方針だという。

密漁に関しても菅義偉官房長官は記者会見で、
「中国側に迅速で実効的な対応を行うよう申し入れをしている。中国側からは『本件の重大さを認識しており、漁民に対する指導など具体的な対策に取り組んでいる』と説明を受けている」

官房長官の話は、小笠原近海はどこの国の領海、EEZなのかという対応だ。

5日のNHKニュースもふざけたことを抜かしていた。
>サンゴ密漁で中国「日本と協力で解決望む」
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20141105/k10015971221000.html

これもひどい!日本の公共テレビとは思えない、まるっきり中国国営テレビの見出しみたい!

珊瑚を密漁しに来ている中国が望む“日本の協力”をNHKが見出しで代弁してる(呆・・

中国外務省の報道官の話として「中国と日本の取締り部門の協力によって解決できるよう望む」などと報道している。

日中協力など論外なことで、中国側が中国漁船に他国の領海を侵犯して密漁をさせなければ良いだけのこと。

日本側が密漁に配慮して協力することって、どんなこと?

とんでもないことを平然と流してるね(NHKには怒”””

こんな認識では、中国側に舐められることははっきりしていた。

極めつけは3日の中国外務省の華春瑩報道官
「中国は一貫して海洋生物の保護を重視し、漁業者に対しても法に従って操業するよう求め、アカサンゴの密漁を禁じている」
「中国の関係当局が引き続き違法行為の取締りを強めていく」

などと華春瑩報道官は心にもない嘘八百を申し述べている。

案の定、嘘だったことは7日、台風20号が遠ざかった周辺海域に191隻の中国漁船が再び接近していることでも明らかだ。

中国政府の言うとおりだったら、大挙して再び密漁になど来るはずないではないか。

こうした中国側の図々しさを日本政府は放置し見ているだけで、何の実効的対応も取らず、なお中国側に善処を求めるだけか。

中国漁船が大挙して密漁に来るのは、中国当局が黙認もしくは認めているからできることで、そんなことは誰にでもわかることだ。

共産党政府(海軍)が出漁まかりならぬと言えば、1隻の漁船も出漁できないのが中国の共産党独裁体制。

そのことは尖閣諸島海域でもはっきりしている。

中国漁船は中国当局(漁船の管轄権は海軍が握っている)の監督下でしか漁など出来ない。

このことを理解して菅官房長官の発言を聞けば、いかに中国が日本政府を舐め切っているかがはっきりわかる。

菅官房長官は対応に苦慮しているとも言っている。

何を馬鹿なことを言っているのか。

先進諸国間で、領海侵犯してこのようなあけすけな密漁行為を行っていれば、有無を言わせず密漁船は拿捕し厳しい罰則が適用される。

場合によっては銃撃撃沈されてもおかしくはない。

政府は総力を挙げて必要とあれば自衛隊をも使って、密漁船を片っ端から拿捕して漁船を没収し二度と密漁できないほどの懲罰的罰金を課すことで中国側へ警告とすべきだ。

今回のケースを放置していれば、不法密漁する側がはますます増長して一層取締りが難しくなる。

今回政府が対応に手を拱いているのは、APECを控えて日中首脳会談を開きたいという思惑が働いているためと憶測されている。

中国は日中首脳会談開催に“沖縄県の尖閣諸島や靖国神社の参拝を巡って日本側の取り組み”が必要との条件をつけている。

だったら日本は密漁漁船を日本の領海で密漁しないことを、首脳会談開催の条件に付けるべきだろう。

何も日本が謙って首脳会談開きたいと思うことではないだろう。

互恵の精神がなければ、友好的な関係など所詮望みようがないことは、今の日中関係を見れば歴然としている。

首脳会談開く開かないで困るのはお互い様だ、日本側が一方的に謙る話ではない。

情けないことに外交折衝を外務省に任せるとすべてが自虐的になる!