岳遊のひとり言

日々の暮らしに農作業や好きな山登りのことなどを伝えていきたいです。

雪降るも西瓜の息遣いがそこまで聞こえてくる

2008-02-15 18:18:56 | 日々の暮らし
今朝も雪だった。ハラハラと音も無く積もりそうな雪に、除雪を雪が止んでからか、さもなくば夕方と決め込む。

     
昨日の除雪の跡がもう無い。新たに15cmほど降っただろうか。

     
雪吊りのされていない庭木が重そうに堪えている。でも、雪が降ることにより春先の害虫の被害が少なく、梅の木などの生り物は豊作にも繋がるのであれば、これも自然の摂理なり。

     
この二人は1,6km離れた小学校へ通う児童だ。僕の家の前を7時に通っていくのだが、僕の村では他にもう二人いるだけで、少子化の現実がここにある。

朝、ゴミ出しに行くと近くの県道で車が落ちるのが見え、駆けつけてみると。

      
車は吸い込まれるように奇麗に弧を描いて田んぼにハマッテいた。
運転手に怪我は無いようだが、スリップするほど圧雪ではなくスピードの出しすぎが原因か?。
気の毒に思ったが、僕一人ではどうにもならず、レッカー車のお出ましを願うしかない。


編み続けてきた桟俵が今日のお昼で1300枚になった。

         
目標までは後700枚だが、それでも先が見えるところまできた。 これもバアチャンのお蔭と感謝。

午後から組合の検討会及び勉強会が JA の本所で全員の参加を得て開かれた。

      
昨年の結果を踏まえて本年の課題と対策に肥料の研究など長時間に亘って事例を交えて話し合われ、闊達な意見が飛び交った。
そして最期に本年の作付け面積が各個人より申請があり、議論された。

つまり作りたいだけ栽培できるとは限らないのだ。毎年の取り組み方や、出来具合が悪ければ当然他の組合員に迷惑を及ぼすわけで、したがって当然作付け面積が制限されるのだ。

過剰に増やしても手が廻らなければ生産とは言わなく不良品を生み出すだけなのだ。 
僕は以前にも書いたが、この特産西瓜は他のどの西瓜よりも手が掛かると。

冷蔵庫に入る西瓜と呼ばれて久しい時代に敢えて歴史にこだわり、扇状地にこだわり、自根栽培にこだわって、作り続けることに誇りをもって厳しく臨んできたのだ。

僕は今年の田んぼの長さが幾分長 く その分だけ面積が増えた。
でもそれが限度と自分で思っている。良いものを作るには程々がいいのだということを身体が教えてくれている。 

そして今日、検討会が無事終了したことでいよいよ本年の西瓜作りの幕が切って落とされたのだ。