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おれはここで生きている

■味乃家 魚野川■新潟県魚沼市下島70-1 定休日 水曜日
死ぬまで生きる のらりくらりのなんでもありのガクさん

真夏日と光化学スモック

2007-05-10 08:50:01 | Weblog
昨日緑の霞などと思っていたら、新聞を見て驚いた。
久しぶりに光化学スモックと見出しがあった。
原因は中国のばい煙だろうとの事、若い頃の東京の空も年中こんな感じだったことを思い出した。
親方の奥さんに何処かで見たことのある格好をした鳥の名前を聞いて笑われた記憶が蘇ってきた。
ばい煙に汚れ真っ黒になったすずめであった。
日本人もほかの国からみれば真っ黒になって働いていたのだろう。
気温も上がりラーメンもほとんど出なくて蕎麦と定食であった。
この前に法事をしてくれた新道島のお客さんの所に霊供の膳を取りに行った。
娘を自宅に下ろしてから野田周りで行くともう日当たりのいいところの崖に藤の淡い花色が見えた。
それで夜の風は豊かな香りを含んでいるのだろう。
ウツギの蕾の桃色も見え出した。
お客さんの庭先に白い小さなクレソンの花が咲いていた。
かなり茂っていたので店の前のトンネルの排水の小川に植えるため少し分けてもらった。
そこに植えていたらワラビが出ていたので一抱えとってアク抜きしておいた。
それを細かく切ってフードプロセッサーで細かくし、蕎麦に入れて打った。
いつもの蕎麦より緑がかった蕎麦が出来上がり、アクを良く抜いたため苦味が少なかった。
ワラビを感じなかったので今度アクを抜かずに遣ってみて、良かったら十割蕎麦と合い盛りにしてみようと思っている。
この頃毎日夢の中で魚とりを遣っていた。
気温が高く明け方冷え込んで体が冷えて風邪をひいた。
夕方とうとう熱と咳が止まらなくなって寝込んでしまった。
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田植え

2007-05-09 09:18:04 | Weblog
やっと山菜を食べる会が終わった。
昨日マイクロバスで夕日が眩しい国道を走っていると一部の田んぼは苗が植えられて水面に映る景色やお日様が少し霞んでいた。
山の木に絡み付いている藤の花が咲き始めだした。
やはり小千谷はこちらより季節が早く遣ってくるし、冬は遅く遣ってくるなど考えながら走った。
山菜を食べる会にウド採りに行ったとき見つけた藤の花の天ぷらを出した。
説明するとこれっておいしいですよねと横から合いの手が入ったが、腹の中ではこんなもの旨くないさとも思っていた。
数だけそろえたという感じ。
根曲がり竹の子は茹でてからアンチョビのたたきを絡ましたり、もう一つはゴルゴンゾラーソースを絡ました。
他にモミジガサ、ミヤマイラクサ、ヨブスマソウ、行者ニンニク、アサツキ、アザミ、ハンゴンソウ、ノビル、シオデ、アンニンゴ、ヤマニンジン、ウルイ、イワガラミ、ワラビ、コゴミ、キョタキシダ、キノメ、コシアブラ、などを使った。
粟島の小鯛を素焼きにして山菜を入れ味噌汁で出した。
今日は板長が休み。
宴会もない。
粟島の蛸が送られてきたので作って星野さんに声を掛け蛸でいっぱいと考え電話するけどなかなか呼び出さなく家は留守電になっていた。
緑色のたそがれがだんだん黒みを強くしてもう闇に包まれてしまった。
上村の婆ちゃんから買ったふきをピザ窯で焼いて皮をむいて切りそろえて水に入れた。
明日は炒め煮にし、自分用は唐辛子をたっぷりいれ食べよう。
イゴ練も終わったので早めに帰ろう。
娘にたまにお土産を持って。
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山菜を食べる会の日

2007-05-08 08:20:21 | Weblog
かなり早く起きたから日の出を見れると思ったがもたもたしてたらトンネルを抜けるともう朝もやの中に大きなお日様がいた。
登る方向もかなり北に近づいてこんなとこに出るのかと魚野川に映る朝日を見比べながら走った。
靄と逆光で駒ケ岳は霞んで輪郭しか見えないけど朝日で馬の型の残雪だけが浮き上がっている。
店の上の田んぼは昨日耕され、早起きの農家がもう水を入れ始めたらしく水上の土が濡れ始めて黒くなり三角形のデルタ地帯を飛行機で見ているようだ。
やがて又みんな湖になり、風や空や月や、犬と散歩する人達を映し出し始めるのだろう。
連休前戦より無事帰還し周りの景色も目に付くようになった。
体はだるいがこの素晴らしい自然溶け込んで心を磨いていきたいものだ。
自然の恵みをいっぱい食べて野山を歩き体も解きほぐそう。
昨日娘とミッキー山菜取りに行ったが、自然観察とドライブで終わってしまった。
守門岳の中腹の林道にはコブシや雪椿、マンサク、山桜が若ブナの新緑をバックに咲いて谷川のせせらぎの光に鶯の歌声が流れていった。
今日早く起きたのは昨日山菜をあまり採らなくて心配で目が覚めたのだ。
山菜料理研究家自称ガクさんの作品発表会の日でもあるし師匠高木国保先生の飛び入りが決まったからだ。
これが終わったら星野さんを誘ってのっこみのフナ釣りをしょうと思っている。
大沢川にフナの気配を感じるのだ。

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霧雨の朝

2007-05-07 09:48:01 | Weblog
この頃4時過ぎると明るくなるらしい。
昨日来た近所のお婆ーちゃんに五時頃には朝日が昇るのだろうかと聞いたところ肝心の事には答えてくれないで四時過ぎには明るくなるよといってお茶をすすっていた。
この頃日の出が早くなって朝日が昇るのを見ていることが出来なくなった。
寝坊したと思い急いで支度して改めて時計を見たら六時過ぎだった。
お日様が出なくて曇っているからだった。
連休中のことは夢の中の感じ、只終わったと、変な寂しさとやっと日常に戻れると嬉しいような気持ちが交差している。
暇になれば又違う悩みが湧き上がってくるのに。
新しいメニューの期待と取り組めるわくわくした冒険心がのぞき出して来た。
霧雨の中を市場に行ってきた。
山菜を取りに行く暇がなく、明日山菜を食べる会があるからだ。
30種類ぐらいの山菜を使う。
半分は草みたいなものだ。
出来れば誰も知らない草みたいな山菜を採りに昼過ぎにまだ残雪があって春の若いところに出かける。
娘とミッキーも一緒に。
店の近くの崖には地震で駄目になったと思ってた大好きな紫つつじが咲き、白いウワミズザクラも咲き出してきた。
ミッキーは道や畑の区別が付かないので今は裏山などは連れて行けない。
種を蒔いたり若芽が出たのを嬉しさのあまり駆け回って踏みつけてしまうからだ。
まだメニューが決まってないけど昨日手に入れた大岩魚を中骨を抜いて姿のまま腹の中に味醂と味噌で味付けた山菜を詰め塩で被って塩釜にしようと思っている。
根曲がり竹はゴルゴンゾーラかそれに近いクリーム系のチーズを白ワインと生クリームで伸ばし和えて最近とって塩蔵したウワミズ桜の香りを加えててだそうかと考え、天ぷらも7-8種岩ガラミやイカリソウの花、桑、コシアブラ、などもしてやろう。
いろいろな山菜の卵とじも予定している。
卵とじにはこの前漬け込んだ塩漬けの三枚肉を塩抜きしてから一緒に入れてみようと思う。
粟島の天心丸からスズキとヒラメ鯛を送ったというからウルイなどと酢味噌和えにしょうとも思う。
来週は粟島に友人と行き漁師や村長などとも会って、これから始める粟島料理の道筋を確立してくる。
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越の薫風シャリアピンステーキ

2007-05-06 09:51:41 | Weblog
曇り空にツバメが舞っている。
玄関の巣もかなり出来てきた。
道の駅に葱を買いに行ったら今日は出ていないので又クリームパスタ用にアスパラの細い束を三つ買ってきた。
昨日は気が付かなかったが田んぼには水が張られていつでも田植えの出来る状態になっていた。
そこらじゅうが湖になっていて点在する民家や庭木の花もみんな驚くほど鮮明に映っている。
裏の大沢川にも水草が茂り始め小魚の隠れ場所を提供している。
深く息を吸うと五月の春の豊かな香りがする。
地震前にテレビでやったステーキを又宴会のコースで再現する。
みじん切りに炒めた玉葱に根曲がり竹やアク抜きワラビ木の芽を入れて塩味で味を調えてステーキの上に載せる。
玉葱の白さにいろいろの緑が混ざり今の山のような賑わいを感じる。
山菜のほろ苦さと玉葱の甘さ、ぴりりと聞いた粗挽きブラックペッパーが味を引き締めてくれて自分だけ美味しいのかもしれないけどいつも感動している。
昨日パスタを作っていて思いついたのだが二種類のソースでパスタマルゲリーターを作ってみよう。
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プルーンの花満開

2007-05-05 16:48:41 | Weblog
昨日は一日中蕎麦打ち。
5時近くにお昼になって、頭を下げて礼の姿勢で6時間。
背筋が別の生物の借り物みたいで腰が伸びない。
小出では26・9度の気温になったとテレビが言っていた。
もう明日もこんな調子だと蕎麦が打てないと思い、早めに閉めたので川口温泉に直行。
板長も南雲さんも東京の社長も露天風呂にいた。
ブログの事などすっかり忘れて朝開いてみたら何も書いてなかった。
初めて休んでしまった。
今人より速い昼ご飯を食べ、プルーンの小さな白い満開の花の横でブログをかき始めた。
小さな白い花はあまり可憐で緑に少し染まってしまったような色合いで南風に優しく揺れている。
東京の社長と入れ替わって金子さんがやってきた。
富山の帰りだそうだ。
毎日10人以上のお客さんが尋ねてくる。
何十年ぶりの人もいれば、まったく知らない人もいる。
知り合いの紹介でという事で話をしなければいけないけど、嫌じゃないけどせっかくのテンションが又元に戻ってしまう。
閉店してからパスタを二回分作りピザの生地を仕込みワラビのアク抜きをしてブログを書いていると、妻から遅いぞーコールが来た。
待っている人のみにもなってみろと言いたげな口調であった。
この前カツエさんに世話して貰った血圧計を自分の気に入った数値まで測って帰る。
心配するほどの数値ではないが立派な高血圧だ。
図ってみて心配が減った。
良かった。


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二つの太陽

2007-05-03 06:21:12 | Weblog
昨日早く休んだので体のリズムが早まり、三時半ごろもう起きたい気分で目が覚めた。
若いうちはなんともないがこれからの連休に備えて我慢して休んでいた。
5時半過ぎにおきだし店に向かった。
もうこの暖かさと昨日の雨で緑もさらに進み、朝方の残り雨に濡れて景色がみずみずしく見える。
ブログを書き始めるともう昇り始めた朝日が霞みに覆われてさらに大きく見え、魚野川の流れに映り、太陽が二つあるように感じる。
玄関に住み着いたツバメの巣もやっと基礎が出来てきた。
いじめないのが解って手の届くようなところに止まっている。
店の周りは鳥たちの声に包まれた朝を迎えている。
今日は天気もよさそうでお客さんも一杯来そうだ。お昼に法事が一つ。
店は行列が出来ると思ってたら、まったく逆で閑古鳥。
山形ナンバーの若い人達がソフトクリームで粘ってるのでとうとう車をどけてと頼んだ。
それからぞろぞろ来てくれた。
暑いのでそば打ちの部屋の窓を開けて打っていたら、蕎麦の注文が集中して追われて打ちっぱなしになった。
お客さんの感想も聞けてよかった。
東京の社長がやってきた。
鈍行電車に乗って。
山菜取りに明け暮れるのだ。
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春の嵐 2

2007-05-02 07:15:55 | Weblog
昨日のフキノトウ採りの最中眺めた山々や激しく流れる雲の切れ目からさす西日の原色の光に時には虹が表れたり、嵐の前の風景に酔い痺れていた。
風邪気味なのに細い急な山道を爽快に歩きすぎた付けは満月の輝く大風の夜中に現れた。
のどが一部痒く咳が止まらないのと、蕎麦打ちで手が痛くなっていた上に何千個ものフキノトウを短時間に捻りもいだ右腕首が腫れて疼いた。
お昼に仏事の仕出しがあり、みんな早出をして対応。 
夜は早くしめる事にしてあった。
雨模様で一般客は少なくピザも売れなかった。
粟島の天心丸より注文の魚が送られてきた。
朝出したと知らせがあったので楽しみにしていたら4時ごろ小鯛、スズキ、アンコウ、ヤナギカレイ、ヒラメ、クモ蛸、が大きな箱に二つ。
さそく調理を始めた。
鮮度の良い事。
これから粟島天心丸メニューを考え始める。
心がわくわくする。
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花曇り

2007-05-01 11:04:37 | Weblog
疲れと風邪が同居して疲れているのになかなか寝付かれないで、気が付けば朝になっていた。
習慣は疲れに関係なく体を起こしてしまう。
今日は店は休み。
でも明日から又予約が入っていて、特に明日は朝早いから今日のうちにある程度仕事を進めておこうと思って板長と出れる人達に仕込みを頼んだ。
曇り空で芽吹いた新緑も柔らかなセイターのようにふっくら盛り上がっている。
店の横のプルーンの木も遅い芽吹きが始まったと思ったらもう可憐な小さな花が咲き出した。
花の数を見ると今年は豊作になると思う。
お昼過ぎまでやって娘の付き合いをやって、その後入広瀬の山奥にフキノトウを取りに行く。
行こう行こうと考えているけどやっと時間が取れそうだ。
フキノトウのソフトクリームも順調に出ているし、蕎麦にサービスに付けているフキノトウの天ぷらが喜ばれているらしく、蕎麦の食べ歩きをしてる人が一日に二回も来店したのは初めてだとコメントを残していった。
それから近くに出来た四季菜彩にお祝いを持っていった。
中国料理と言う事だった。
ラーメンと肉まんを食べた。
生地は自分で作ったからうまく、ラーメンは旨みの強い味だった。
本人は油がないからさっぱりしてると言ってたが旨み成分がたっぷりのような感じ。
そこに叔父が来てフキノトウ採りの話をしたらその場所は詳しいから一緒に行くといったので同行。
入広瀬から山の中に入ったが高度を上げても残雪は見つからなく、あっちこっち移動を繰り返した。
皆大きくなってしまってほかの人たちに採られてしまっていた。
しょうがないので大きなものはかき揚げにする。
ブナ林の芽吹き谷川のせせらぎ眼下に見える低い新緑の山々。
まだ盛りの山桜やカタクリ。
こぶしの花にキクサキイチゲ。
心地よい南風と鶯の声。
明日から又頑張る。
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