毎日空を見上げてる。
異邦人のメロデーが聞こえてくる。
まだ子供だ。
いや子供に帰りつつある年取った子供だ。
ここは和南津。
同級生の妹が水死して発見されたところ。
色白の少女だった。
顔は忘れたがそれだけ記憶にある。
夕日の下の川には川口梁がある。
その近くまで川を泳いで下ったこともある。
山の下には川船を引くためにほった踏み跡が消えそうだったがついて居た。
たまに夢に出てくる遠い旅先は何となくこの風景も織り込まれてる。
夕日が沈むまでそこに居た。
雪に日があたって輝いていた。
東には丸くなりかけた月が浮かんでた。
和南津のトンネルを通り右に曲がりだすと越後三山と店が見える。
大沢川を覗いたら鴨が慌ててた。
この頃早く高校に行く。
朝食を提供しだしたから。暗い日がほとんどだったが晴れた日は少し明るい。
途中で日の出が始まる。
帝京高校日のホームページのお知らせに朝食の提供が始まったことが書いてある。
妹に頼んで新潟県産大豆あやこがねで味噌を作ってもらってある。
ご飯は魚沼コシヒカリだ。
健康を維持して良い学園生活が送れると良いと考えてる。
もう低気圧が近づき帰りの合流点は光が少ない青の魚沼になりかけてた。
牛肉たっぷりの牛丼、毎朝食べに来てくれる子達が居て、朝目覚めが良くなった。
いのししを蕎麦と饂飩にして提供。