長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

人生相談

2007-09-26 | Weblog
ある青年から悩みの相談を受けた。仕事・結婚・これからの人生などなど。彼は大変真面目であるが今一つ決断力にかけるところを持っている。そのことは大変に慎重な姿勢が生き様としてあるのだろうと思う。それは良いことである。失敗したくない。と言う思い込み。それは自らの人生が設計図にのっとった行動をとるからそのような結果になるのだということに気付いていない。人当たりは良い。普通の感性の持ち主だ。年齢が30過ぎ。仕事は真面目。しかし心の中はいまだ落ち着かず大きく心が振れる。葛藤の世界。よくよく話をするとどうやら金品のことで悩んでいるらしい。誰と比較して悩むのかはわからない。が、私には何かしら彼が途轍も無く欲徳な気持ちに際悩まされていそうな気がしてならない。そのような気持ちで人生を歩めば暗いというのが理解できないのが残念だ。夢と希望と少しのお金。それと健康があればこんな素晴らしい事は無いということに気が付いていない。
彼にはたいしたアドバイスは出来なかったが、結婚して子供が出来てその子供が20歳のときあなたは何歳ですか。と申し上げた。人が本当に悩むのは子を持って成人した後が本当の悩みになるのですよと教えた。
以前のブログにも書いてあるが「親死に 我死に 子が死ぬ」この考えは大変に難しい時代になっている。普通の人はこのような生き方が出来ればそれでよいのではないでしょうか?
又、大欲は無欲に似たりとも言う。普通の家に生まれてそれ以上のことを考えて人生に無理をするといつか必ず何処かに歪が生じ破綻する。
やりたいことは腹八分目で良しとして生きる。難しいことです。
結婚はしたい相手が居れば真面目に交際を迫り、誠実に申し込む。恋の神様が必ず聞き届けてくれる。
仕事は時代要請である。自分がやりたいことが必ずできるということはまずは無い。それよりも意図しないことをやらされているほうが多いものだ。又そのほうが人生に大きな幅を持たせてもらえるものである。人様に感謝。
全ては自分を信じて生きる強さが身につけば悩みなどはなくなるものである。頑張れ!青年。