長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

日銀政策金利

2007-01-17 | Weblog
今日から政策金利決定会合がある。十分に低い金利であるが、今日から政府と日銀の駆け引きが行われる。莫大な借金を抱える日本政府。目の前の選挙。どれをとっても日本国政府には重圧である。国民世論は金利引き上げを望むかも知れないが、そのことでは年金生活者は喜ぶかもしれない。しかし日本の景気が大変良いと新聞各紙で煽ってきたが、ここにきていざ金利の引き上げとなると再び不景気に戻る公算がある。中小零細の多い日本の企業群。少しの金利上昇で倒産する確率が高まる。日銀の金利引き上げは、日銀の独立性から言えばそれはそれでよいのではあるが日本国の財政が破綻の道に足を踏み込むことになる。そうなったときその負担は国民に振り向けられることになる。その形は増税か。年金生活者がいくらありがたがっても物価の上昇と言うことでその利息などは焼け石に水のごとくになる。2010年までにプライマリーバランスをゼロにすることは困難になる。日銀の独立性のもと懐の深さを見せるためにももう少し先延ばしにしてみては?しかし利上げの機運が高まれば即刻利上げを行う勇気も必要なようにも思います。