長い河の流れのごとく

長いようで短かく感じる時間の流れ、その煌く時間の姿を解く

FX 手習い(2)

2007-01-26 | Weblog
外国為替に於いて、売りと買いの差をスプレッドという。たとえばドル円の関係では本日の為替一ドル120.15~120.18円と言う場合は、この差0.03円すなわち3銭がスプレッドということになる。日本円で100ドル買うときは12018円必要です。又100ドルを日本円に戻したいときは12015円と言うことになります。実際通貨を銀行で買うとしたら手数料として1ドルに付き2円ぐらいの手数料を払うことになります。100ドルのドル札現金が欲しいときは12018円と2円X100=200円必要になります。12018円+200円=12218円と言うことです。反対に100ドルを円に交換するときは12015円ー200円=11815円が日本円で手に入ります。ここで考えることは手数料のことです。100ドルで200円の手数料が必要と言うことは片道約2%の損ということです。往復で約4%の下落になるのが見て取れる。これは銀行で外貨を購入しそれを日本円に戻すときの話です。運良く円高でドルを購入し円安でドルを売れば為替差益が得られます。しかしその利益を最大限に生かすには時間のタイミングが必要です。そこでも手数料と言うのはやはり必要で大きなコストには違いないのが現金の世界です。
FX取引と言うのは良く出来たものでこの手数料と言うのが取引量が多くなればそのコストがダウンできる仕組みになっています。10000通貨の取引で500円程度です。100000通貨でも500円です。と言うように取引量に関係なく片道500円です。10000通貨で考えると手数料は一通貨当たり5銭です。スプレッドを合計すると8銭です。100000通貨で考えると手数料は一通貨当たり0.5銭です。スプレッドを合計すると3.5銭です。
良いところを見れば優れた取引になるようです。しかしその分リスクも大きくなってきます。元金の保証というものはまったくありません。せめて後追いの入金請求が発生しないような仕組みになっている取引会社を選ぶことが大切と言うことです。株の信用取引をした人ならばそこのところは良く理解していることと思います。初心者・素人がこんな世界に手を出すものでないというのが常識的とは思いますが、しかし国際化の波に遅れないためにはこのくらいの取引に怯んではならないでしょうと言う考えも当然に有ります。パチンコを考えてください。入店から出店までの事。これはれっきとしたデイトレの世界とラップしませんか?大変リスキーなゲームであるということを考えればFXはまだそれよりもリスクは少ないように思います。パチンコ入店時に10000円持ってゲームを楽しみ出店時はカラッケツというのが平均的な相場です。FXは出店しなければ利息が付きます。評価損は出るかも知れませんが確定しない限りはいつまでも利息が付きます。これは為替取引においてはスワップ金利といいます。