2011年のペンタトニックス結成から6年。
5月のアヴィ・カプランの脱退発表に始まり
カースティン・マルドナードのソロデビューEPのリリース予告。
今月に入って、スコット・ホーイングとミッチ・グラッシのユニット「スーパーフルーツ」のデビューEPリリース予告と
ここ1ヶ月半の間に、グループ以外の、メンバーそれぞれの動きが活発になっています。
5月末に日本公演が終わり、7月・8月の2ヶ月間はアメリカ・ツアーがありますので
ツアーのない6月を、メンバーそれぞれの活動に当てるということなのかもしれませんが
いずれにしても、グループとしては明らかにターニングポイントに来ています。
アヴィ・カプランのソロ活動については何度か書きましたので
今回はスーパーフルーツとカースティン・マルドナードのプロジェクトについてご紹介し
大きな動きはないものの、ビートボクサーのケヴィン・オルソラについても少し触れます。
◆ Superfruit
スコット・ホーイングとミッチ・グラッシの二人による「 Superfruit スーパーフルーツ」は
2013年から YouTube を舞台に活動を続けている ユニットです。
アップされる動画の大半は軽いノリの掛け合い漫才的なトークですが
そこはペンタトニックスの一員ですから、ミュージック・ヴィデオも少しづつ発表しています。
今までは YouTube ユニットとして活動してきたスーパーフルーツですが
「Future Friends」というタイトルのEPを、Part.1 と Part.2 に分けて時間差で2枚リリースします。
Part.1 は6月30日にリリース。(20日より配信予約が始まっています)

Twitter より引用
1 Imaginary Parties
2 Bad 4 Us
3 Worth It ( Perfect )
4 Vacation
5 Sexy Ladies
6 Heartthrob
7 Future Friends
7曲すべてがオリジナルのようですが
2曲目の「 Bad 4 Us 」は、スーパーフルーツ初のオフィシャル・ヴィデオとして
昨年10月に 、すでに YouTube にアップされています。
Superfruit - Bad 4 Us [Official Video]
このEP「Future Friends Part.1 」のコマーシャル・ヴィデオが23日にアップされています。
全曲のリストと、それそれの曲の一部が試聴できるようになっています。
FUTURE FRIENDS PART ONE (INFOMERCIAL)
そして Part.2 は9月15日にリリースされます。
曲目などは今のところ発表されていません。

Twitter より引用
◆ Kirstin
「 Kirstin カースティン」という名前でソロデビューするカースティン・マルドナード。
デビューEPのタイトルは「 L•O•V•E ラヴ 」
7月14日にリリースされます。
すでに Apple Music や iTunes では配信予約が始まっているようですが
ネット配信だけではなくCDもリリースされます。
そして、日本盤も7月26日にリリースされることが発表されました。

Twitter より引用
1 Break a Little
2 All Night
3 Something Real
4 See It
5 Naked
6 Bad Weather
海外盤には以上の6曲が収録されていますが、日本盤にはボーナス・トラックとして
7 Break A Little ( Lash remix )
8 Break A Little ( Madison Mars remix )
「 Break a Little 」のリミックスが2曲追加収録されます。
1曲目の「 Break a Little 」のミュージック・ヴィデオはご紹介済みですので
今回は、2曲目の「 All Night 」をご紹介します。
kirstin - All Night (Official Video)
なお、日本盤ボーナス・トラックの2曲も、すでに YouTube で公開されています。
興味のある方は彼女の YouTube チャンネル「 Kirstin VEVO 」をご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UC6nJcoe15N6nL_DmUisfHOA/featured
ヴィデオの中にオオカミ犬らしき大型犬が登場しますが
カースティン自身も2頭のシベリアン・ハスキーと暮らしています。
YouTube にはハスキーたちの動画もいくつか投稿されており
ツイッターでは、2頭それぞれが独自のアカウントを持っています。

Twitterより引用
カースティンの愛犬、パスカル(左)オラフ(右)
◆ Kevin Olusola ( Kevin "K.O." Olusola )
唯一、EPリリースなどの大きな動きのないケヴィン・オルソラですが
彼はペンタトニックス結成以前より YouTube では注目される存在でした。
幼少期より続けているチェロにビートボックスを加えた
「チェロボキシング」と名付けられた独特の演奏スタイルで
他のメンバーより地味に見えるものの、着実にソロ活動も続けています。
ビートボクサーのケヴィンは、ビートボックスを入れない曲の場合はコーラスに参加しています。
そして、時折、ソロヴォーカルを担当するパートがありますが
その歌声たるや、メンバーの中で一番優しく、癒される声!なのです。
ペンタトニックスはア・カペラが基本ですが、彼のチェロを取り入れた曲も数曲あります。
コンサートでも(ミニ・コンサートは除く)必ず1曲、ケヴィンのチェロボキシング独演が入ります。
先日聴きに行った東京公演でもそうでしたが
最近は、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード」が定番になっているようです。
Prelude from Bach Cello Suite No.1 - Kevin "K.O." Olusola
結成から6年を経て、ペンタトニックスは分岐点を迎えています。
一人一人が際立った個性の持ち主で、5人寄れば文殊以上の知恵を絞り出してきた彼らですが
やはり、ターニングポイント・過渡期というものは必ず訪れます。
ひたすら突っ走ってきた6年間で、グラミー賞3年連続受賞などの輝かしい活躍を見せていますが
実現できたものと、実現できなかったものとがあると思います。
それをしっかり踏まえて今後の方向性を探るための重大な節目に来ているのだと思います。
ある意味、今までの6年間よりも、ここ数ヶ月間の方が過酷な時間なのかもしれません。
アヴィ・カプランが抜ける9月以降のペンタトニックスの動向は、今は何も発表されていませんが
この山場を越えた後に、新生ペンタトニックスとして何が生まれてくるのか
今頃、全世界のフォロワーたちは期待と不安で一喜一憂していることと思います。
ペンタトニックスを知ってから、まだ1年半ほどしか経っていませんが
彼らの姿勢・作品は、私にとって大きな刺激となっています。
既成の枠に囚われない意識と感受性、柔軟な発想力、荒削りながら思い切りの良い表現力。
ペンタトニックスの魅力の要素は、そのまま私の仕事である絵画でも根幹を成す要素です。
音楽と絵画、その外形と手法は大きく異なりますが
とどのつまりは、行き着く先は、同じところにあるのだろうと思います。
自分の本性を可能な限り引きずり出して晒すこと。
おそらく、それに尽きるのではないかと思っています。
そう考えると、今の私に足りないものが、より浮き彫りになってくるのを感じます。
足りないものが何であるか、漠然と気がついてはいましたが
より明確に知らしめてくれたものの一つが、ペンタトニックスであるような気がしているのです。
-------------- Ichiro Futatsugi.■
5月のアヴィ・カプランの脱退発表に始まり
カースティン・マルドナードのソロデビューEPのリリース予告。
今月に入って、スコット・ホーイングとミッチ・グラッシのユニット「スーパーフルーツ」のデビューEPリリース予告と
ここ1ヶ月半の間に、グループ以外の、メンバーそれぞれの動きが活発になっています。
5月末に日本公演が終わり、7月・8月の2ヶ月間はアメリカ・ツアーがありますので
ツアーのない6月を、メンバーそれぞれの活動に当てるということなのかもしれませんが
いずれにしても、グループとしては明らかにターニングポイントに来ています。
アヴィ・カプランのソロ活動については何度か書きましたので
今回はスーパーフルーツとカースティン・マルドナードのプロジェクトについてご紹介し
大きな動きはないものの、ビートボクサーのケヴィン・オルソラについても少し触れます。
◆ Superfruit
スコット・ホーイングとミッチ・グラッシの二人による「 Superfruit スーパーフルーツ」は
2013年から YouTube を舞台に活動を続けている ユニットです。
アップされる動画の大半は軽いノリの掛け合い漫才的なトークですが
そこはペンタトニックスの一員ですから、ミュージック・ヴィデオも少しづつ発表しています。
今までは YouTube ユニットとして活動してきたスーパーフルーツですが
「Future Friends」というタイトルのEPを、Part.1 と Part.2 に分けて時間差で2枚リリースします。
Part.1 は6月30日にリリース。(20日より配信予約が始まっています)

Twitter より引用
1 Imaginary Parties
2 Bad 4 Us
3 Worth It ( Perfect )
4 Vacation
5 Sexy Ladies
6 Heartthrob
7 Future Friends
7曲すべてがオリジナルのようですが
2曲目の「 Bad 4 Us 」は、スーパーフルーツ初のオフィシャル・ヴィデオとして
昨年10月に 、すでに YouTube にアップされています。
Superfruit - Bad 4 Us [Official Video]
このEP「Future Friends Part.1 」のコマーシャル・ヴィデオが23日にアップされています。
全曲のリストと、それそれの曲の一部が試聴できるようになっています。
FUTURE FRIENDS PART ONE (INFOMERCIAL)
そして Part.2 は9月15日にリリースされます。
曲目などは今のところ発表されていません。

Twitter より引用
◆ Kirstin
「 Kirstin カースティン」という名前でソロデビューするカースティン・マルドナード。
デビューEPのタイトルは「 L•O•V•E ラヴ 」
7月14日にリリースされます。
すでに Apple Music や iTunes では配信予約が始まっているようですが
ネット配信だけではなくCDもリリースされます。
そして、日本盤も7月26日にリリースされることが発表されました。

Twitter より引用
1 Break a Little
2 All Night
3 Something Real
4 See It
5 Naked
6 Bad Weather
海外盤には以上の6曲が収録されていますが、日本盤にはボーナス・トラックとして
7 Break A Little ( Lash remix )
8 Break A Little ( Madison Mars remix )
「 Break a Little 」のリミックスが2曲追加収録されます。
1曲目の「 Break a Little 」のミュージック・ヴィデオはご紹介済みですので
今回は、2曲目の「 All Night 」をご紹介します。
kirstin - All Night (Official Video)
なお、日本盤ボーナス・トラックの2曲も、すでに YouTube で公開されています。
興味のある方は彼女の YouTube チャンネル「 Kirstin VEVO 」をご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UC6nJcoe15N6nL_DmUisfHOA/featured
ヴィデオの中にオオカミ犬らしき大型犬が登場しますが
カースティン自身も2頭のシベリアン・ハスキーと暮らしています。
YouTube にはハスキーたちの動画もいくつか投稿されており
ツイッターでは、2頭それぞれが独自のアカウントを持っています。

Twitterより引用
カースティンの愛犬、パスカル(左)オラフ(右)
◆ Kevin Olusola ( Kevin "K.O." Olusola )
唯一、EPリリースなどの大きな動きのないケヴィン・オルソラですが
彼はペンタトニックス結成以前より YouTube では注目される存在でした。
幼少期より続けているチェロにビートボックスを加えた
「チェロボキシング」と名付けられた独特の演奏スタイルで
他のメンバーより地味に見えるものの、着実にソロ活動も続けています。
ビートボクサーのケヴィンは、ビートボックスを入れない曲の場合はコーラスに参加しています。
そして、時折、ソロヴォーカルを担当するパートがありますが
その歌声たるや、メンバーの中で一番優しく、癒される声!なのです。
ペンタトニックスはア・カペラが基本ですが、彼のチェロを取り入れた曲も数曲あります。
コンサートでも(ミニ・コンサートは除く)必ず1曲、ケヴィンのチェロボキシング独演が入ります。
先日聴きに行った東京公演でもそうでしたが
最近は、バッハの「無伴奏チェロ組曲第1番プレリュード」が定番になっているようです。
Prelude from Bach Cello Suite No.1 - Kevin "K.O." Olusola
結成から6年を経て、ペンタトニックスは分岐点を迎えています。
一人一人が際立った個性の持ち主で、5人寄れば文殊以上の知恵を絞り出してきた彼らですが
やはり、ターニングポイント・過渡期というものは必ず訪れます。
ひたすら突っ走ってきた6年間で、グラミー賞3年連続受賞などの輝かしい活躍を見せていますが
実現できたものと、実現できなかったものとがあると思います。
それをしっかり踏まえて今後の方向性を探るための重大な節目に来ているのだと思います。
ある意味、今までの6年間よりも、ここ数ヶ月間の方が過酷な時間なのかもしれません。
アヴィ・カプランが抜ける9月以降のペンタトニックスの動向は、今は何も発表されていませんが
この山場を越えた後に、新生ペンタトニックスとして何が生まれてくるのか
今頃、全世界のフォロワーたちは期待と不安で一喜一憂していることと思います。
ペンタトニックスを知ってから、まだ1年半ほどしか経っていませんが
彼らの姿勢・作品は、私にとって大きな刺激となっています。
既成の枠に囚われない意識と感受性、柔軟な発想力、荒削りながら思い切りの良い表現力。
ペンタトニックスの魅力の要素は、そのまま私の仕事である絵画でも根幹を成す要素です。
音楽と絵画、その外形と手法は大きく異なりますが
とどのつまりは、行き着く先は、同じところにあるのだろうと思います。
自分の本性を可能な限り引きずり出して晒すこと。
おそらく、それに尽きるのではないかと思っています。
そう考えると、今の私に足りないものが、より浮き彫りになってくるのを感じます。
足りないものが何であるか、漠然と気がついてはいましたが
より明確に知らしめてくれたものの一つが、ペンタトニックスであるような気がしているのです。
-------------- Ichiro Futatsugi.■