昭和４０年頃、布野郵便局のあたりは、にぎやかでした。下の農協、駅といい勝負をしていたのではないでしょうか。それほど、郵便局を利用される方は、多かったと思います。
私が小学生のころ、正月明けにお年玉を貯金するのが楽しみでした。貯金すると、エンピツ１本とかもらえて、うれしかった記憶があります。
父の使いで、切手を買いに行ったことも何回もあります。当時切手収集は、日本人の趣味の中で、相当、人気があったでしょう。
今では、父が集めた切手を、子供たちに荷物を送るのに使っています。当時、１００円のものも今も１００円。そんな時代になりました。使いにくい、東京オリンピックの５円の聖火台の切手もまだ１００枚以上残っています。シートでありますが、価値は、ほとんどないでしょう。
また、記念硬貨の販売なんかもやっておられました。並んで買いにいったものです。今では、それらも、価値は上がっていないのでしょうね。
布野郵便局は、明治５年に開局されたようです。結構、明治の速い段階でそうなったのには、びっくりです。
画像は、２代目の建物で、昭和９年に建てられたものです。
昭和４０年頃は、この建物だったのでしょう。入口に荘厳な雰囲気がありました。中も洋風の明るい空間だったと記憶しています。
今は、ポストが残っていることが、昔をしのばせます。