三次市布野町の風景や自然など

布野にゆかりのある人で暇な人はみてください。
コメントも遠慮なくください。

布野川の魚:番外

2022-11-12 19:10:57 | 布野川の魚

布野小学校の坂をおりたところには、水路が合流しています。北から、二股水路が流れています。二股水路は、町上の堰堤から、下布野のこぶし団地付近まで流れる、長い水路で、たくさんの田んぼに水を供給しています。もう一つのゆるやかなほうは、布野小学校のほうから流れてきています。この合流地点を観察してみると、小さな魚が10匹くらい泳いでいました。大変うれしくなりました。というのも、何十年前は、そういう小魚が泳いでいるのは、普通でしたが、今は、ほとんど見られなくなっているからです。魚は、カワムツかタカハヤでしょうか。町上堰堤から流れてきたものかどうかは、わかりません。

ここで、世代交代をしているとは思えませんが、生息していることには、意義があります。小魚以外の水棲動物がいればもっと嬉しくなります。


9:ギンブナ:その2

2022-10-13 15:30:06 | 布野川の魚

50年前でも、布野川でのフナは少なく、フナをねらって、釣ったことはありません。たまたま釣れたのがフナだったというところです。コイはヒゲがあるのに、フナはないので、区別はつきます。

フナねらいで釣りに行ったのは、新町地区の堤です。風越手前の檜高牧場の隣にある堤です。あまり大きくはありません。上の画像の真ん中に濃い緑のところです。50年前くらい、中学生のころだったと思います。新町地区のこどもから、ここで、フナが釣れると聞いてやってきました。数人子供たちが釣っていました。堤は、すぐに急に深くなっていない感じですが、危険なのには変わりません。当時ならではの釣りの許可があったのでしょう。そこで、フナを何回か釣った記憶があります。長い浮きがすぽっと沈み込む瞬間がなんともたまらないものでした。釣ったフナは逃がしたと思います。

フナは、今もいるでしょうか。もう50年もその堤に行ったことはありません。こういう堤には、川や溝や、田んぼでは、もう絶滅した水棲の生物がいる可能性が残っています。トンボでも普段見られない種類がいるでしょう。堤の浅瀬で、ごしごしとやってみたら、懐かしい水棲昆虫がはいっているかもしれません。

 


9:ギンブナ:その1

2022-10-07 14:14:37 | 布野川の魚

フナです。コイに比べて、人気はありませんが、ほぼ日本人なら、名前を知っている川魚でしょうか。

ところが、フナの実物を見た人は、70歳以下の人は、非常に少ないのではないかと思っています。私も、過去50年間くらい、見た記憶がほとんどないからです。

ギンブナと書きましたが、フナはフナで、あとは、ゲンゴロウブナというのがいるくらいです。釣りでは、有名なヘラブナとかは、ゲンゴロウの養殖種のようです。ゲンゴロウブナは琵琶湖に生息していて、有名な鮒ずしになるようです。

国民的な童謡であるふるさとの歌詞の中で、小鮒つりしかの川とありますが、もう歌の中のことだけだと思います。いい歌なので、寂しい気持ちもあります。私が、死んだ時には、流してもらいたい曲の一つでもあります。そんな小鮒ですが、わたしも布野川で釣ったことは、10回もないでしょう。

続きます。


8:コイ:その2

2022-09-26 16:22:15 | 布野川の魚

コイを食べたのは、いつのことだったでしょうか。おそらくもらったコイだったのでしょう。刺身(あらい?)に、鯉こくにして食べたのだと思います。鯉こくという料理を初めて知ったことでしょうか。

小学3年生くらいでしょうか。町上の遊泳場で泳いでいると、高校生くらいのお兄さんが、ヤスをもって、川にはいっていきます。狙いはコイです。当時、町上遊泳場から、大橋までは、両岸ともずっとヤナギでした。そのヤナギの下にコイが隠れているのです。獲ったコイを見せてもらったことがあります。

小学年6年生のころ、町上大橋の下流の淵で、コイが釣れるのを教えてもらいました。それから、私のコイ釣りは始まったのです。

当時、グラスロッドの竿でしたが、コイを釣り上げるのは、大変難しかったです。またそれが釣り上げた時の喜びにもなります。竿は折れそうになるし、何より、潜って、ヤナギの下で絡まってしまいます。無理やりあげると糸がきれるでしょう。というわけで、すぽっと釣り上げるのではなく、もぐられて、川につかりながら、丁寧に、糸をヤナギからはずしていくことになります。6年生のころ、30cm弱を5匹は釣ったでしょうか。

その後、中学3年生まで、何度か、コイを釣って、家で食べました。

中学3年生の時、担任の先生が、お前は、勉強せずに、川へ釣りにいってばかりいる。それで、今度、飯南町の木島湖へ釣りに釣れていってやろう。高校入試が終わるまで、釣りはやめにしときなさい。ということで、担任の先生、町上k君、横谷のF君ともう一人いたかも、で、木島湖へ釣りに行きました。そこで、初めて、コイの団子釣りを教えてもらったのです。それまでは、ミミズをつけて1本針で釣っていたのですが、吸い込み針というたくさん針のついた、コイ専門の釣り方でした。

結局、コイは釣れなかったのですが、いい思い出になりました。

横谷のF君は、19歳の時、白血病で亡くなりました。明日が命日です。


8:コイ:その1

2022-09-22 19:54:13 | 布野川の魚

コイといってもカープではありません。そちらのほうが、月とスッポンくらいの話題の違いはありますけれど。

コイは、川の王者といってもいいでしょうか。布野川にも今も生息しています。大きいので、川の上からでも見ることがあります。今年も、JA布野支所の裏で2匹、50cmくらいのが泳いでいました。

なんといっても雑食性ですし、大きくなると鵜などに捕食されないので長く生きることができるのでしょう。池で飼っていても、何十年と生きます。

布野川とは関係ないのですが、昔、三次駅では、小さな池がありコイが飼われていました。その大きさといったら1mはあったでしょうか。そんなのが数匹いました。パン屑をあげたことがあります。

そのコイを釣ること、小学高学年から、中学生にかけて、私の布野川での一番の楽しみだったのです。