おおみそか、雨が降ってきました。雪よりましというところでしょうか。
おおみそかから、正月にかけて、食べるもの、家庭によって、どんどんかわっていっているのでしょう。
布野の昔のおおみそかから正月にかけては、ハマグリがよく食べられていたそうです。そのころ、山陰からたくさんのハマグリがはいってきて、安い値段で買えたとのこと。焼きハマグリがなんぼでも食べれたとのことでした。うらやましいかぎりです。明日も、わが家でも、正月の雑煮にハマグリをいれますが、ほんのちょっとです。それも中国産が多いですね。
さて、貝といえば、もう一つ、アカガイがあります。赤名の人の話によくでてきます。わたしの母方の祖父、祖母とも赤名出身なのですが、結婚して、布野に移ってからは、アカガイをおおみそか正月には、食べなくなったそうです。というのも、布野には、アカガイがはいらないからだそうです。正月あけてからは、布野にも入荷して、食べられるようになるそうです。戦前の話しです。
私も、アカガイを正月に食べたのは、2回くらいあります。昭和40年ころ、祖父の家です。実家では、父の出身が三次のほうなので、食べることはありませんでした。
今でも、飯南町のスーパーにいけば、アカガイを売っていますね。三次ではみることはありません。峠をはさんで、食文化の違いがでています。
画像は、ネットからいただいております。アカガイといっても、江戸前のにぎりででるアカガイとは違います。サルボウガイという貝なのです。
来年もよろしくお願いします。