図書館戦争シリーズ 第4弾
原発テロが発生しそれを受けて、著作の内容がテロに酷似しているとされた人気作家・当真蔵人に良化隊の影が忍びよる。
なんていうんですかね、テロではないにしても原発問題が現状ありますよねぇ。
原発の安全神話が瓦解した今ではこういうテロという対象になった場合の怖さがさらに強まります。
少しつつけば全国民が恐怖にさらされる原発。そんな原発がテロの対象になったとあっては今ではもちろんのことですが、以前の日本でも全国民が不安に駆られるのは間違いないでしょう。
そんな不安な心情の中あの本と今回のテロが良く似ているなんてあったとしたら?
間違いなく全員とは行かないまでもほとんどの人がその本について議論を起こすことでしょう。
その本はこういう危険性を孕んだ文章だから差し押さえろ、もしくはそんな本は処分してしまえなんてことになり得ます。
だけど、日本国憲法においては表現の自由が認められています。
あくまで事件がその本に酷似しているだけであって、その本があったからこそこんな事件が起きたわけでもないですよね?
たぶん、そんな問題的になるような本であればそれに関連するであろう所ではそういうことが起き得るかという議論がなされるべきであってそれが起き得るのであれば何か手を打つことが大事ではないでしょうか?
起き得るという結論に至るのであれば、それはそこの欠陥を指摘されたに過ぎないと捉えることもできなくもない。
しかし、こういう不安な心情の時にあの本が基になってるんじゃないか?なんて議論が出てきてしまえばそんな本は消してしまえという安易な発想に至ってしまうと思います。
表現の自由が尊重される限りそれはあってはいけないと思います。
が、しかしながら度が過ぎればそれはある程度取り締まる(取り締まるというと表現的にあれですけど・・・)必要性があるとも思います。
自由は決められたルールの上で行使する分にはまったくもって問題ないし、そうでなければならないと思う。
ただ、決められたルールから外れているものは自由ではないと思います。それは、自由という名の単なる無秩序であって横暴とも言えます。
さて、くだらない心情的な内容書いちゃいましたけどww
今回はそういうちょっと小難しい感じの話でもあります。
しかし・・・なんかあまーい内容もちらほらと
今回紹介の本
タイトル : 図書館革命 (図書館戦争シリーズ④)
著者 : 有川 浩
出版 : 角川書店
ISBN978-4-04-389808-4
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