THE BOOKハンター!

~〈本の虫〉の痛快読書日誌~

「下流社会 新たな階層集団の出現」(三浦展/光文社新書)

2006年03月12日 | Weblog
 昨年の大ベストセラーで、「下流社会」という言葉も流行になった同書は、マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた「階層問題における初の消費社会論」です。
 「下流」の人間たちは、コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、人生への意欲が低いので、所得が上がらず、未婚のままである確率も高い。「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか? 本書は、さまざま独自調査をもとに「下流社会」について分析されており、興味深く読むことができました。
 冒頭に「下流人度」をチェックする項目表があり、私もチェックしてみましたが、なんとか「下流人」の手前でした。
 


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