FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2012-09-25 12:04:57 | クライミングレッスン報告
9月15日(土)
メンバー:たけくん(小3)、ユキちゃん(小4)、しいちゃん(小6)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

すっかり若返ってしまったチームFCC。
ユイトやりんちゃんは受験でクライミングを中断し、
高校に上がったユイちゃんは「高校生らしい生活をしたい」ということで
高校のクラブ活動をするようになり、チームの活動は両立できないとのこと。。。

そんなわけで、今まで一番年下だったコーヘイがいきなり一番上に。。。
上から下への継承事項も途絶え、一番上の学年になったらどういうことをして行けばよいか、
という知識も心構えもないまま、いつの間にかリーダー的立場にならざるを得なくなってしまった。
彼にとっても気の毒だし、私にとっても上がいない分指導しにくいのが現状だ

そんな問題を抱えてはいるが、現在のメンバーはみんな良いモチベーションで臨んでいる
これからクライミングがもっと社会に受け入れられれば、
一般の学校生活の中でもクライミング活動を評価をしてもらえるようになり、状況も変わって行くだろう。
いや、変わって行ってほしい。

当面はチームのメンバーが仲間としてお互いの理解を深めて認め合い、
何でも話し合える環境を作って行きたい。
そのためもあって、ミーティングでは定期的にしていることがある。
それは自己分析とそれへのコメントを全員でまわして書き入れるもので、
「仲間作りシート」と呼んでいる。
なかなか自己分析が出来ない子が多いが、普段から自分のことをよく観察してみる習慣をつけようね。
本を読んだりすることも大切だ

「登る」ことだけではなくて、普段の生活態度や知的活動など、
人生に向き合うあらゆることが、その人のクライミングににじみ出て来るものだよ。


次に、11月のはじめに開かれるキッズコンペを目指している子が多い(これもコーヘイ以外は全員)ので、
そろそろこのコンペに向けて前向きに取り組む姿勢を喚起すべく、大会の目標とそれへの努力目標を考えてもらう。
自分が立てた目標に向かって、前向きに取り組んで行こうね

実技はボルダーでアップしてからルート。

先週の御岳で絶好調だったたけくんはそこではじけ過ぎて体調を崩し、今日は復帰のレッスン。
でも、なんだかボーッとしていて不調だったね
どれもトップアウト出来なかった

メンタル的に調子の波があまりないしいちゃんは、淡々と力を伸ばしている。
今日は10dを1本オンサイト
次にトライした11aは1テンだったけれど、次は行けそう

ユキちゃんとタクミは今ちょうど実力的に競り合っている状態
お互いにも意識し合っていて、どちらかが11aを登ると必ずどちらかも次に登る。

今日、タクミは10dを1本オンサイトして、次にトライした11aはボロボロ。1回のトライでへとへとに
ユキちゃんは10dを1本レッドポイントして11aも2回トライ。1回目2テン、2回目1テンと迫っていた

一人力が突出してしまっているコーヘイ。
JOCが終わってからあまり登っていなかったので、今日は今のレベルのチェック。
以前登れている12c、12bとトライしてみるが、今日はどちらも2~3回テンションが入った
終わってから「腕がつった~
難しい課題のレッドポイントも大事だけれど、怪我をしないため、そして底力を上げるための地道なトレーニングも大事。
両方前向きに取り組んで行けるメンタルがほしいね