FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<イベント報告>ニュージーランド交流合宿⑦

2011-01-19 16:24:46 | クライミングレッスン報告
1月9日(日)

今日はここでの活動の最終日。
10:00amよりセフトンのレッスンの続き。今日は準決勝、決勝のシュミレーションの予定だ。
始めにセフトンからウォーミングアップの方法についてのレクチャーを受ける。


彼はパフォーマンスのためにも怪我予防のためにも、ウォーミングアップの重要性をかなり意識して指導しており、ウォーミングアップの内容と時間のフォームを作り、大会での競技開始時間にあわせて一人一人タイムテーブルを作成している。私も前日のミーティングなどで各自についてのタイムテーブルを打ち合わせて確認させたりしているが、きちんとした書式で作ればさらにはっきりとわかりやすい。彼はコピーして繰り返し使えるように、私にもそのフォームを冊子にしてくれた。助かります、ありがとう 
今度の大会ではそれを使ってみようね。みんな楽しみにしててね

さて、今日はオンサイトでの競技、という設定なので、ウォーミングアップの後は準決勝のオブザベから。時間もしっかり計る。


今日はゴローちゃんからトライ開始。彼は恐怖心のために動けなくなる傾向にあるので、トップリードでの競技とする。恐怖心を排除してムーブとテクニックの駆使に集中してもらうためだ。大会経験の少ない彼は出だしで安易に動き、フォール 本当ならこれで終わるんだよ、と念をおして競技続行。トップロープで確保されている安心感からその後は良い登りを見せてくれた
コーヘイ、ユイトも出だしの悪さに少し驚いたものの無事完登 ユイトは出だしでぴたりと止まり、「これで落ちたらもうおしまいだよね。。。」とビレイヤーの私に聞くので、「そうだよ~」と答えると根性で抜けた

2本目はみんなの予想通りルーフ。コーヘイ、ユイトは25(12b)、ゴローちゃんは22(11b)のルートをオブザベ。
1本目同様、ゴローちゃんからトライ開始。「行ける気がした」とあとで語った通り、今回はリードだったにもかかわらずルーフ部分も止まることなく果敢に攻められた メンタルな要素は本当に大切だね。
2番手のコーヘイはムーブに集中しとても良い登りを見せた。あとでビデオを見ながらセフトンにも指摘された通り、ムーブに集中しすぎたあまりクリップを忘れてクリップポイントを通過してしまい、クリップ出来ずに力尽きてフォール 良い登りだっただけに残念だったが勉強になったかと思う。
ユイトも負けじと良い登りを見せ、この1年での成長をセフトンに褒めてもらえた やはりまだ先を急いで「行かされてしまう」傾向にあることをセフトンにも指摘されていたので、今後の課題だね。

残りの時間で昨日のゲームの続きと、「ルーフルートの場合は『挟み込み』を上手く使ってクリップしたりすると良いよ」というセフトンからのアドバイスを受け、レッスンを終了した。
↓セフトンと一緒に


お昼を2階のカフェで済ませ、今日は一日ここで登る。午後はレッスンでトライし完登出来なかったルートを再チャレンジ
が、やはり午前中の渾身の2本が効いていてヨレていることを確認する結果となった
セフトンのアドバイスも試してみたかったのに残念

気分を変えてグレードにこだわらずに登りたいルートを多数登って終了、お世話になり、楽しませてくれた「ロックス」をあとにした。


さて、最終日の夕食は宿のグリルコーナーでバーベキュウ
スーパーで買い出しをし、子供たちみんなで準備。
とても美味しく出来て、楽しかったね ゴローちゃんは焼き肉マスター コーヘイは食べ過ぎてしばらく苦しんでいた。


後片付けを済ませて最後のミーティング。みんなとてもたくさんのことを話してくれた。この旅で実に多くのことを感じ、考え、楽しんでくれたんだね

部屋に帰って荷物をまとめ、寝たのは12時近く。明日は3時に起きて空港に向かわなければならない。コーヘイとゴローちゃんはすぐに出発できるよう、帰りに着るものを着込んでベッドへ。起床係りはいつもなかなか起きないコーヘイに頼み、しばしの仮眠


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