FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-01-04 11:54:02 | クライミングレッスン報告
12月29日(土)
メンバー:たけくん(小3)、コーヘイ(中1)、タクミ(中1)

2時間の中級レッスン。
たけくんは前のレベルアップレッスンをコージンと一緒に受けており、コーヘイとタクミはレッスン前にアップを済ませた、と言うのでいきなりルートから。
狙いのルートの前に中学生2人には1~2本簡単なルートを登ってもらいフォームをチェック
初級の間は基本練習は必ずやってもらっているが、中級になると臨機応変となってくる。

中級レッスンでは、時と場合によってクライミングでのトレーニングをしてもらったり、狙いのルートをレッドポイントしてもらったり、テーマを決めて各自に取り組んでもらったりといろいろだ。
今日は3人とも登りたいルートのレッドポイントがレッスンでの目標
たけくんはツナミの10c青?、コーヘイはツナミの12d黄緑、タクミがツナミの11d黄色?

ところが、いつもはやる気満々のタクミが、今日は「あの~、アップの感じからすると、ものすごく弱っちゃってて。。。今日はツナミはあきらめて、11前半を登りこむことにしたいんですが」と申し出て来た。
タクミは成績が落ち込んで、しばらくの間クライミングを制限されていた。この一週間は約束の問題集を終わらせるべく勉強一筋だったので、筋力が落ちたのと神経系統も鈍っていて体が反応しないらしい。
本人的には悔しそうだったが、自分の状態を観察しそれによって目標の変更を考えているタクミの姿勢にはちょっと感心したよ 自分の状態を理解することは知的にクライミングと向き合う第一歩だからね 成長してるじゃないか
で、今日は10d~11aくらいを登りこみ、調整することにした

前の時間に目標ルートを1回トライし、1回のテンションでトップアウトしているたけくん。
「登れるかな~、どうかな~」と期待と不安が入り混じり、ちょ~ドキドキ
前回来た時は結局登れずに大泣きしている。
胸の前で手を合わせ、「登れますように」とちょっとお祈りしてから出発
前半、なかなか良いリズム。動きにも無駄がない。
1便目では躊躇していたデッドポイントも、今回は思い切りよくスッスッと手を出した。
ちょっとレストしてから核心のクロスムーブへ
今回は動きを止めることなく気持ちもひるむことなく、スーッと手を出してあっという間に核心を越え、見事完登
「やった」と下りて来て、「1回目の時、トップアウトしておいて良かった核心越えたら大丈夫、って分かっていたから思い切って行けた
その通りだからテンションが入っても、怖くても、頑張ってトップアウトするのは大事なことなんだね

たけくんはその後も絶好調10cを2本もオンサイトした
この前散々泣いた甲斐があったね

前回12dを1テンで抜けているコーヘイ。先日13aもレッドポイントしたし、12dをバンバン登ってボトムアップしておきたい。
今まではツナミの12c以上をトライする時、同学年だけれどずっと後輩のタクミのビレイでは怖がっていた
でも、それでは二人だけの部活の時に大いに困る。で、なるべくレッスン時に二人で来て、タクミのビレイでコーヘイが登り、私がタクミのビレイ技術にアドバイスをすることに。
今日はコーヘイから「タクミのビレイで狙いのルートをやる」と言う 
私もビレイの時の注意点を細かく説明し、ビレイのタクミにつききりでポイントを指導。
問題なくビレイも出来て、コーヘイもめでたく黄緑■12dをレッドポイントした
「登れちゃった」と下りてきたコーヘイ。タクミに向かって「ビレイもOKだったよ
「コーヘイに信頼された」とタクミも嬉しそうだった

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