FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>ビッグロックスクール&リードクラス

2008-09-18 12:29:51 | クライミングレッスン報告
9月17日(水)

スクールはyuiが遅れるとの連絡があったので、男の子3人で始める。
準備体操のあとウォーミングアップをしてから課題にチャレンジ。

大人用の課題は少し遠すぎるので、子供たちのサイズで作ったニコチャンマークの課題が彼らの目下の目標だ。
しゅんくんのリクエストで左の微前傾壁にひとつニコチャン課題を作成。
みんなで登ってテープを貼った。

後半はルーフへ。
yuiも加わってみんなどんどん登る。
登れるものは登ってしまって、少し壁に突き当たったしゅんくん、またもや「もう少しやさしい課題ください
で、私が指した課題を覚えてみんなでセッション。
かえでが良いアイデアを思いついた。
「ホールド忘れたら1回だけヘルプで教えてもらえるってどう?ヘルプは1回だけしか使えないの」
それに似たゲーム、オーストリアでもやってたよ。
ホールドを覚えるのも練習だから、なかなかGood

ルートはみんな自分の課題を1本~2本登った。

6時半からはリードクラスのユイちゃんのレッスン。

今日はリードクライミングレベルのファイルに従って彼女自身でトライする内容を決めてもらうようにする。
自分の体の状態、アップの過不足などを自分の感覚で捉え、自分でメニューを考えられるように育っていってもらいたいからだ。

どうやら今日の彼女のメインは、前回テンションの入ったメイン壁の10bらしい。

基本の動きと簡単なルート3本ほど登って、彼女は「今日はアップのとき悪い課題をやりすぎたので(スクールの間、彼女は自分でアップをしていた)、狙っていたメイン壁の10bは次回万全な状態でチャレンジする」と言った。
そこで、彼女が自分で決めたルートを彼女のタイミングでトライする。

100度の10b2本をまず登る。2本とも難なくクリア。
動きがなかなか良い。
ロープのたぐりも、クリップのタイミングも良い。重心も下がって安定し、とても楽そうに登っている。

スラブの10bクリア。

これで、彼女の課題はメイン壁の10bを残すのみとなった。
「やってみようかな?どうしようかな?」と迷う感じがあったので、
「足の位置やムーヴを確認するつもりでやっておいたら?その方が次回につながるよ。何もしなければそれまでだけど。」と声をかけたら「やる。」と言う。

「登ります。」と出発。前回テンションしたところで少し足位置に迷うが、指示した足を冷静に探して先に進めた。
そのあとは危なげなく、安定した動きで登りきった。
体の動きの連動も良かった。

降りてきた彼女に「一皮むけた感じだよ」と伝えたら嬉しそうだった。

この変化は何だろう?
先日パンプで簡単なルートを何本も登り込んだからではないだろうか、と私は睨んでいるのだが。

登る機会が増えれば、子どもたちはそれだけ伸びる。
オーバーユースが心配、と思っていた時期もあったが、登り方を気をつけてあげればよほどのことがない限り心配はなさそうだ、と言うのが今の私の見解である。
だいたい週に3日、2~3時間程度なら、たいていの場合は問題は出ないようだ。もちろん、個人差があるので一概には言えないが。

上達を望む子供たちには、なるべく登る機会を与えてあげたいものだ。


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