FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<コンペに行こう>東京カップ編

2009-05-19 11:22:16 | クライミングレッスン報告
4月末に開催された東京カップ。
FCCからは3人のコンペビギナーが参加しました。
私はと言えば別の大会を手伝わなければならず、
コンペビギナーだと言うのに、彼らは慣れない中自力での参加となりました。

終了後、保護者の方々から様々なご報告をいただき、
子供たちが健気に前向きに頑張った様子が手に取るように伺えました。

また、先日大会の様子のDVDも頂いてみんなの登りを見ることができたましたが、
リードクライミングに入って間もないけれど、そしてペースもゆっくりだけれど、
みんな安全面に気を配りつつ全力を尽くして登っているのが見て取れた。
本当に良く頑張ってたねこの経験が君たちを一回り成長させるんだよ

一方、以前定期的にレッスンに来ていたみぽりんは大人に混ざっての参加で見事2位になったとのこと。
おめでとう
以下、ご報告の中から適宜抜粋、引用させていただきます。

 大人に混ざって2位だったみぽりんちゃんも、
 ホレボレするようなクライミングでしたよ。
 今大会でも、もっとも注目あびてました。



 FCCの3人も、がんばりましたよ~!
 以下、長くなりますがご報告。

 ユイトくんは、予選1本目完登、
 2本目は核心を越えてからギリギリまで頑張ってタイムアップでした。
 本人としては「時間が関係なければ、まだ行けたと思う」とのことですが、
 習志野の時と違い、力は出し切れた~!という感じで、
 こうへいによれば、「キゲンがよかった」そうです。
 もちろん決勝に残りたいとは言っていたけれど、
 結果がわかったあとも、いつものようにポーカーフェイスな彼でした。


DVDでは、2本目のタイムアップ、頑張ってクリップした後ヒールをして体重を分散させようとしていたね。
手を尽くして頑張って、今の力は出し切れていたと思うよ
そう、前回からの進歩が自覚でき、しかも力を出し切れると嬉しいよね。その経験が大切なのです

 ユイトも、よく壁を観察し、頭の中で戦略を立てて、がんばった模様です。
 「決勝に進出しなかった中での1位」という変なポジションで、次 回へのモチベーションも高まったよう。
 ご指導、よろしくお願いいたします。


お父様からはこんなメールを頂きました。6年生のユイト。東京からはジュニア強化選手に、という勧誘があったようです。
本人も戸惑い、お父様から相談のお電話をいただきました。
電話口に出たユイトに、「やってみたいと思う?」と聞くと、「・・・やってみたい・・・」と言うので、何事もチャレンジとなりました。
東京の皆さん、よろしくお願いいたします。



予選は2本ともの完登者が決勝進出。こうへいくんとりんちゃんが決勝にコマを進めた模様です。
りんちゃんは決勝ルートを完登。
こうへい君は残りあと3手でフォールしてしまった
以下、決勝後のこうへいくんの様子をお母さまのメールから引用。

 倒れ込みながら戻ってきましたが、突っ伏したまま、気づくと、しずか~に涙を流していました。
 「悔しくない。悔しくないんだけど、なんでだろう、涙が出るの。」
 それが悔しいっていうんだよ、と思いつつ
 「そっか~、順位とかは悔しくないけど、もっと行けた気がするんだね」
 と言うと、頷いていました。
 足りなかったのは「持久力」だそうですが、
 もっと冷静にやれば。前半とばしすぎた。他人のことを気にしなければ。
 他にもいろいろ考えることはあったようで、とても勉強になったと思います。




決勝は、男子4名/女子3名完登で、ともにスーパーファイナルになり、りんちゃんが残ることができました。

けれど、当のりんちゃんは決勝で力を出し尽くしてしまい、また初リードコンペの緊張と怖さでスーパーファイナルに出たくないと涙に暮れていた旨、お母さまから当日の夜にメールを頂きました。
スーパーファイナルでは、りんちゃんは落ちずに粘ってタイムアップだったとのこと。
「テンショーン」と言うのでは、とお母様は心配したようでしたが、それはなかったようです。
結果、りんちゃんは「渾身の3位」でした。



 今回は先生がいないし、初リードコンペでわからないこともいっぱいあって緊張もしてたけど、
 3人とも本当に頑張って、得るものも多かったと思います。
 昼食をとる時間を逃してしまったり、 アイソレーションルームへ何を持って行ったらいいのか、
 飲食が可能なのかなんてことも、やよちゃんに聞いたりして・・・
 そんなことすら、場数を踏まなければわからないことですね。


本当に、苦労をかけましたね
実を言うと、初リードコンペで決勝まで残るなんて嬉しい誤算でした。アイソレーションのことももっと伝えておいてあげればよかった。。。
DVDを見て、まだまだ身につけなければならない課題は多いけれど、真摯に取り組む姿勢が良く伝わってきました。
本当によく頑張りました。
そして、保護者の方々も、冷静かつ温かい目で子供たちの活躍を見守ってくださいました。

 次のコンペを楽しみにしていてくれるようならいいなあ、と思います。
 子供達、どうなのかな?


ホント、どうなのかな?




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