FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>チームFCC合同練習会

2013-01-25 12:44:31 | クライミングレッスン報告
1月19日(土)
メンバー:コーヘイ(中1)、タクミ(中1)、ユキちゃん(小4)、たけくん(小3)

チームの練習会は、座学から始めている。

先ずは、レベルアップレッスン時に記入してもらった昨年の反省とそれを踏まえた今年の目標を返却しながら各自への注意点などを口頭で伝える。

次にちょっとした勉強会。
今月からしばらくはメンタルについて。
チームは現在小3~中1まで。学習到達度もまちまちである上に、個人的な理解能力にもかなりのばらつきがあるので、全員がしっかり理解出来ることはかなり困難だ。なので、毎回特定のメンバーに照準を絞って、彼・彼女に変化が訪れることを狙って教材を作成・編集している。
大体中1に達した子に照準を合わせると、うまく「化けて」くれることが多いようだ。

中1は変化の年でもあると同時に、自我とそれに伴う問題意識も芽生えるため、勉強する内容が心に響くためだろう

座学の最後は次週に控えた「城ガ崎合宿」に向けて、岩場利用の注意点をみんなで輪読・確認
岩場のルート開拓によって私たちクライマーはモチベーションや目標設定を得て進歩して来た。
それは、競技とともに両輪をなしてクライミングの発展を支えて来たのだが、反面、その土地の所有者や地元の方々への配慮の欠如によって、また利用するクライマーのマナーの意識の欠如によって、利用禁止などに追い込まれた岩場が多々あるのも事実。

これからのクライミング界を担って行く子どもたちには、こうした経緯を理解するとともに岩場利用のマナー、ひいては将来指導的立場に立った時にもそうした配慮を欠かさないクライマーとして成長して行ってもらいたい

各自で準備体操やストレッチをしてから、実技はボルダリングから。
各自のレベルに合わせて基本ムーブの練習課題をこなしてから課題作成
メンバーそれぞれが他のメンバーのために課題を作り、作ってもらった課題をトライする
コーヘイがユキちゃん用の、ユキちゃんがたけくん用の、たけくんがタクミ用の、そしてタクミがコーヘイ用の課題を考え、
一人一人が自分用に考えてもらった課題を登った
「その人」にちょうど良いレベルで課題を考えてあげるのって、難しいよね
他者を思いやったり、想像したり、が出来ないと、とんでもない自分勝手な課題になってしまうものね
これって学校での活動や将来の仕事などにも通じるね


最後にルート。
ユキちゃんはツナミの11dをレッドポイントしてから、ルートに対する気持ちが切れている。なので、今日は10aを多数。ここで力を落とさないように努力出来れば「保有能力」をどんどん伸ばして行けるんだけどな~

たけくんは奥壁の10c緑をトライ中。「登れるかな~、ど~かな~」練習会の始まる大分前から来て、ずっとドキドキしていたたけくん。
今日はこの前出来たところが出来なくなった いつも思いつめてしまうたけくんなので、今日は壁を変えて、リニューアルされた「ショートウエーブ」壁をたくさん登ることにした。

タクミは近頃疲れ気味。勉強とクライミングのためのトレーニング…不器用な彼はこれを両立させるために四苦八苦している様子
一時急成長を遂げたクライミングも、今は低迷を続けている
メンタルスポーツの要素の高いクライミングは、気持ちが疲れていると結果が出せない
クライミングが成長を見せはじめると、決まってクライミングが思うように出来ない状況に陥ってしまうことを、何度となく繰り返しているタクミ。
ちょっと気の毒だけど、めげずに頑張ってほしいな~

近頃精神的にも徐々に成長を見せ始めたコーヘイ。
彼も生活面ではいろいろと失敗をやらかしながらも、一歩一歩匍匐前進している様子
今日はツナミの12d水色をレッドポイントした

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