FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<アウトドアレッスン日誌>中級アウトドアレッスン

2012-05-27 22:44:24 | クライミングレッスン報告
5月6日(日) メンバー:しいちゃん(小6)、コーヘイ(中1)、タクミ(中1)、りんちゃん(中3)、ユイト(中3)

5月の中級アウトドアは河又の予定だったが、最近雨が多くて石灰岩は染み出しが心配であるのに加えて、今日は激しい雷雨や竜巻が懸念される予報。河又は急なアプローチを20分くらい歩くので、いざ何かあった時に子どもたちの安全性が十分確保できるかが心配 なのでエリアを幕岩に変更することにした。
幕岩なら岩の乾きも早く、雷雨に見舞われても安全なところまで割とすぐに降りられる。

幕岩でのレッスンが続いたので、一期生はウォーミングアップで「シルクロード」や「いんちきするな」を登り、結び替えのテストを行う。ユイトが最初に合格 コーヘイとりんちゃんはやり直しで二度目に合格。また確認テストをするので、忘れないように。命にかかわる技術だからね

タクミはマスタースタイルでのリード、しいちゃんは一度トップロープでリハーサルした後リードの練習。
少しずつ外岩でのリードクライミングに慣れて行こうね

中級のアウトドアレッスンは、子どもたちが自立して外岩での活動をして行けるようにして行く技術支援だ。
なので、なるべく自分たちだけで外岩に登りに来たシチュエーションをとるようにしている。
自分たちでトポを見て調べ、登りたいルートも自分たちで決める。
基本的に安全にトライ出来て内容的にも良いお勧めルートのガイドラインは示してはあるが。
そして、目標ルートもマスタースタイルで安全にトライして行けるように指導するよう気をつけている。
人にお膳立てしてもらうばかりでは力がつかない。登りたいルートは自分で始末をつけられるようになってこそ一人前だ。


次に「アボリジニ」10a。
コーヘイやりんちゃんはすでにレッドポイントしているが、再度復習。
外岩になかなか来られないユイトは、こういう悪いスタンスに立ちこんで行く課題がどうも苦手
でも、これも練習しないとコツが分からない。
今日は岩と体の角度をアドバイスすると、基本姿勢のコツがつかめたようでトップアウト出来た


タクミとしいちゃんも今日はリードでトライ
タクミは大分苦労したが、どうにかトップアウト。
前回トップロープで一撃だったしいちゃん。
次はリードで と気合いを入れて取り組んだが惜しくもフォール
一度集中が切れたら、ボロボロになった

お昼をはさんで午後は少し離れたエリアにある「帰還兵」10cや「シャックシャイン」10dもトライする予定だったので、
これらにトライしたいメンバーには先に行って準備していてもらうことに。
しいちゃんは一人残って「アボリジニ」に再トライ
私は少し彼女の登りを見てから移動しようと思っていた矢先・・・

あっという間に空が暗くなり、いやな風が。。。
大粒の雨が落ちたかと思ったら雷が鳴り出した

コーヘイとタクミが慌てて戻って来て、「先生、雷」と言うので、「荷物をまとめてすぐに売店のところまで下りなさい他の人にも伝えて」と声をかけ、しいちゃんママに子どもたちをお願いして先に行ってもらうことにした。
私はクイックドローなどを回収し、ロープを巻いていると雨が上がった。。。
さほど地面も濡れないまま、あっけない雷雨の終焉だった。
・・・と、りんちゃんが雨具上下に身を包み、ザックカバーもして完全武装で現れた。
「あれっ まだいたのみんな先に下りてるよ。」と言うと「あ、はい。。。濡れるといやだな、と思って準備してました。」とのこと。。。のんびりしてるな~

売店のところまで下りると、さっきの暗さはどこへやら、きれいに晴れ渡った空が戻ってきた
時間が少し余ったので、みんなでハッキーをやったり隠れ鬼ごっこをしたり。
シンメンバーのしいちゃんを加えて、図らずも子どもたち同士の良い交流会になったようだった


最新の画像もっと見る

コメントを投稿