FCC日記

子どもたちのクライミングスクールの活動記録と教育、スポーツ、そしてクライミングに関して想うこと。

<レッスン日誌>レベルアップレッスン@pump2

2013-03-12 12:01:05 | クライミングレッスン報告
3月27日(水)
メンバー:ユイト(中3)、りんちゃん(中3)、タクミ(中1)、コーヘイ(中1)

受験を終えたユイトとりんちゃんがクライミングを再開
久しぶりに旧チームメンバーが顔を合わせた

中3コンビはほぼ半年登っていなかったので、リハビリメニューで。
それでもユイトはボチボチとレッスンに来ていたので、今日は10cくらいを多数。
りんちゃんは一番下のグレードから徐々に体を慣らすことに。

ユイトは10cを6本。
10cが辛くなってきたらグレードを下げるように指示しておいたけれど、最後までグレードを落とさずに行けた
意外と早く、クライミングの調子が上がるかもしれないね

りんちゃんは5.5から5.9までを2本セットで。
本数が思ったよりも稼げず、6本くらいだった。

定期試験明けでプチリハビリのコーヘイとタクミ。

タクミは今回の試験の成績如何でクライミングを続けられるか否かの瀬戸際だった
なので、試験明けの今日は登りきれるグレードの登り込みをしようかと思っていたが、
本人はツナミのメイン壁に新しく出来た白↑11bをやりたいと言う。
チャレンジしたい気持ちは誰にも負けないタクミ。
このルートなら悪いホールドもムーブもないので、体力アップにも良いだろうと、
そのメンタリティーを尊重して、やりたいルートをトライしてもらうことにした

数本のアップの後、気合いのクライミングでギリギリオンサイト

やはり試験明けのコーヘイ。
だが、成績如何でクライミングを禁止されてしまいそうなタクミと違って、コーヘイは彼の自主性に任されている。
それどころか、「勉強もせずにダラダラしているくらいなら、クライミングに行きなさい」と叱られるくらいの幸せ者だ。
なのに、「勉強しなきゃ」とクライミングには来ない。
かと言って家にいても「やる気が起こらない」と勉強もしない。
自主自律。
今の彼には難しい課題のようだ
が、この精神は全ての基本。
もし将来、クライミングや仕事で自分の満足する結果を出して行きたいなら、これは先ず最初にクリアしなければならない課題だ。
気分に流されてばかりでは、苦しみに耐えて自分の限界を押し上げて行くことは厳しいだろう


今日はどうしたいか聞いたら、前回からトライを始めているツナミの黒↑(13c)にトライしたい、と言う。
確かに彼は今体の成長に伴って保持力や筋力が上がり、強くなって来ている。
ノースフェイスカップを目指して自分なりにボルダーも登り込み、ボルダー力もかなり上がっているので、
トレーニングの一つとして、このルートのトライをアドバイスしたのだが・・・
今日はレッスン中もおしゃべりをしていたり、集中力もなく、気分的にダラケムードだ
このような精神状況ではむしろ他のトレーニングをしたほうが良いだろう。
が、現状を認識してもらうために、トライを許可。
・・・が、やはり下部からテンションの山
途中で降りてもらったが、単に「テスト明けで登っていなかったから」としか認識していないようだった

精神的な成長を促すのって、難しい。。。