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映画『白鯨』 1956年のスペクタル  誰か死んでるのが普通なくらいのアクション

2024-06-24 | 映画感想

白鯨(1956年製作の映画)MOBY DICK
製作国:アメリカ
上映時間:116分
監督 ジョン・ヒューストン
脚本 レイ・ブラッドベリ ジョン・ヒューストン
出演者 グレゴリー・ペック レオ・ゲン リチャード・ベースハート オーソン・ウェルズ ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス





エイハブ役のグレゴリー・ペックは登場から秒でミスキャストだとわかりますね。。


紳士すぎる。上品すぎる。

なんとか怪演しようと頑張ったし
カメラも照明もメイクも頑張ったんだけど、、、って感じでしたね。。
どうやらご本人も納得していかなかったようで『ジョーズ』での使用を断ったらしい。
ほんとは配信とかされるのイヤなのかもね。

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1956年の映画だと考えるとこのスペクタルは凄いですよ。


誰か死んでるのが普通なくらいのアクション。
骨折とかはしてておかしくない。

あと、この古い時代の俳優のグッドルッキングさがえげつない。。
お前は彫刻か!
お前の鼻は何メートルなんだ!
って俳優がゴロゴロ出てくる。

その目み麗しさと、70年前の最新エンタメ感と、〝人間と宗教〟、がこの映画の楽しみ方かな。

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船長のエイハブはサイコパス。

2番手のスターバックは、コーヒーチェーンのスターバックスの由来となった人物。
心身深く理知的でまともな人。

しかし結局はエイハブの意思を継いで皆殺ししちゃうんだけどね。。

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現代でいうところの漫画原作のエンタメ映画化なんだと思います。

スペクタクル小説をスペクタクル映画にしたよ、という。
ちなみに当時からしてそんなに評価が高かったわけではない。
いまみてもそんなに面白いわけではない。

ただ、70年の前の1956年のエンタメ映画の最先端を楽しむにはとても良いものだと思います。




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