つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

長いも堀りシーズン

2005-11-09 19:43:36 | 野菜畑だより


11月に入りいよいよ長いも堀りのシーズンになりました。つるがまきついていた支柱を抜き、葉を枯らしておいてから燃やしてかたずけます。
朝8時頃写真の様に日中お天気が良い日は朝、霧がたちこめています。昨今の地球温暖化の影響でしょうか・・10年ほど前までは、まさに霧の川中島と言われる様にほんの数メートル先も見えないと言う事もしばしばでしたが、今では里山が見えなくなる程度です。仕事をするには好都合なのですが、季節らしさも表していた現象も段々なくなってきつつあり、やはり地球環境も変わってきていると実感するので、危機感を持ってしまいます。



松代では畑にバックホーを入れてあらかじめ畝の間を掘っておき、そこから又人間の手作業で一本ずつ掘り出していきます。土自体は千曲川の堆積土で大変土質が良く、特に根菜類は味も良くなるようです。長いものや短いものいろいろな形状のものが出来ますが、味に変わりはありません。



半日でこの運搬車で3~4回分くらい堀り軽トラックに移しかえます。

芋類はほとんどそうですが掘りたてよりも少し(10日程)おいておいた物の方が味が良くなります。又長いもはこれから気温が下がり寒くなってくると程よく糖度がのってコクも出てきてますますおいしくなります。
当地は土質と寒暖の差で野菜も美味しく出来るところです。特別にダシをとらなくても、野菜から出る旨味だけでも十分美味しく感じられます。野菜・根菜類に関して言えば、どこそこのブランドだから美味しいと言う事よりどのような環境で作られているかの方が重要だと思います。あとやはり昔に作られていた品種のものが、味的には美味しいでしょう。今は流通にのりやすい、またやたら糖度を上げるので甘い事イコール美味しいと思っている人達が多いようですが、それは違うんじゃ~ないかな~と思っています。グルメレポーターなども例えばにんじんを食べ「甘くて美味しい」と言ってる人はどんなコメントだぁ~と思ってしまいます。どこかで野菜にチョコレート味やバナナ味を付けて売りだした人がいますが、視覚と味覚が合わなくて舌の感覚が狂いそうですね。

今では東日本を中心にいろいろな所で長いもの栽培がされていますが、やはり味、粘り、コクで言えば松代産ですね。また料理もブログで紹介しますのでお待ち下さい。       FUKI

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おいしそー (Taiki)
2005-11-11 15:51:52
青森とかでも長芋は作られてるけど、やっぱり長野産がおいしいかな?

そういえば、おとといだか先週に長野の長芋のことをやっていたよ。
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料理も (FUKI)
2005-11-11 17:18:41
やはり土の違いが味にも出るようですね。寒くなるとますます美味しくなります。

長いも料理も作ってみましたので次回のブログも見て下さいね。
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