つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

ジャズコーナー、ディジー・リース「ブルース・イン・トリニティー」

2005-11-03 16:32:54 | 気まぐれ雑記


11月3日は晴れの特異日なのに降ったり曇ったりのぐずついた空模様です。こんな時こそモダンジャズを聴くには、最適な日です。
と言うことでブルーノートレーベルの中で、私の一押しのトランペッターはディジー・リースです。1937年1月5日ジャマイカ生まれで1948年ヨーロッパを中心にプレイをし活躍していました。
あのマイルス・デイビスがヨーロッパに素晴らしいトランペッターがいると言って一目おいた男です。マイルスからの情報で各プレイヤー達はヨーロッパに行くとそのプレイヤーは何処かと聞くほどディジーには魅力がありサド・ジョーンズ、フランク・フォスターらと親しく、サドとは共演もしている実力の持ち主です。
ブルーノートでの初の吹き込みは写真の「ブルース・イン・トリニティー」でありゲストにドナルド・バードを向かえ、ツートランペットでの「クローズ・アップ」「シェパーズ・セレナーデ」もバードに負けないプレーをしています。
「ブルース・イン・トリニティー」ではテンポは速いがバラード調の曲でありこれぞディジー・リースと言う思い切った吹きっぷりが印象に残ります。
「アイ・ハド・ザ・クレイジスト・ドリーム」ではイントロのディジーの吹きっぷりが実に渋く聞き応えのある一曲です。
「ラウンド・アバウト・ミッドナイト」はタビー・ヘイズのテナーサックスをフィーチャーしたディジーに負けないくらいの吹きっぷりが素晴らしいです。
いずれにしろこのアルバムはドラムのアート・テイラーとヨーロッパジャズメン達の好サポートもあり聴き応えのある素晴らしい作品に仕上がっています。とにかく買っても損をしないお薦めの一枚です。

参考資料、東芝EMI(株)           YOSHI