立春も過ぎても、歌のごとく(春は名のみの風の寒さや~)の日々が続いています。
それで無理やりどこかに春はないか!・・と探してみました。
やっぱり食から春を見つけようと思い、まだ所々残雪のうらの畑に行ってみました。
出てました!春を待ちきれないフキのとうが。朝夕の寒さにやられ外側の葉が少ししもやけ状態でしたが、早速家に持ち帰り夕食の食卓に天ぷらとして、のぼりました。
写真の様にちょっとした籠に盛り付けて、あと暖かい汁物や漬物などを添えれば来客用のお昼ご飯などに丁度良いと思います。
天ぷらは右からごぼう・人参・干桜海老のかき揚げ、次茶色く見えるのは干し柿(椎茸ではないよ!)を縦スライスした物、左がフキをザク切りにした物です。
ご飯には塩けがきつくなった野沢菜を刻んだ物を、炊き上がりにまぶして黒ゴマをササッとふりました。
右上の小鉢は自家製の長いもの粕漬けです。(これがなかなかいける!)右下はおすそ分けの鮎を煮付けた物です。(メスはお腹に沢山の卵が入っており、身が少なくなります。)川魚はどうしても臭いがありますので、生姜のスライスや梅漬けなどをいれて煮ましょう。
野沢菜漬けは2月ともなると塩分がきつくなってきますので、細かく刻んでチャーハンの具に入れると最高に美味しいです。その時にあと干桜海老や鶏肉の細切れを一緒に入れるとより美味しくなります。
(川柳) フキのとう 頭を出して 風邪をひく
ウグイスも 何処へ行こうか 迷ってる
冬眠から冷めた熊も山菜を食べますが、山菜には冬にたまった毒をたいがいに排出する効果があるそうです。
昔の人は、そういうことも知恵として知っていて、季節毎の山菜を食べたんでしょうね。
春になると、カンゾウ、ニリンソウ、ヨモギ、ノビルなど山菜が次々に出てくるので楽しみです。
今年はコシアブラをたくさん食べたいなあ。
ノビルは大好きでサッと湯がいてあさりなどと酢味噌あえにすると最高ですね。数年前まで知る人ぞ知ると言う場所があったのですが整地され公園になってしまいました。
コシアブラの天ぷらも美味しいですね。スーパーなどでもたらの芽よりも人気があるようです。