つむじ風通信

「信州うらの畑」へようこそ!松代町は長芋の産地で歴史の山、妻女山(斎場山)は我が里山です。

ジャズコーナー、ハンク・モブレー「ワーク・アウト」

2006-02-08 11:14:48 | 気まぐれ雑記


今回は日本では、人気も実力もA級のテナーマンとして代表的な存在であるハンク・モブレーを紹介しようと思います。
彼がブルーノートに残したレコードはたくさんあります。リーダーやサイドプレーヤーとして「ソール・ステーション」「ディッピン」など数えきれないほどの多数のアルバムがありますが、その中でも一押しアルバムが「ワーク・アウト」です。
さてその「ワーク・アウト」はこのアルバムのタイトル曲であり、彼のテナーはテンポが良く柔らかいトーンと滑らかなフレージングで軽快なスイング感になっています。
それにグラント・グリーンのギターソロには実に安定感があり、モブレーのテナーに真っ向から挑んでいる様に感じます。
ウィントン・ケリーの美しいピアノ演奏がこの曲のメロディ-、軽快なテンポには打って付に合っており、又ポール・チェンバースのベースやフィリー・ジョー・ジョーンズのドラムがしっかりしたリズムセクションで、全体の演奏がバランスのとれたプレイになっています。
ハンク・モブレー代表作の1枚であり、尚且つブルーノート代表作の1枚と言っても過言ではないでしょう。
タイトル曲のほかに「アー・ハー」「スモーキン」「ザ・ベスト・シングス・イン・ライフ・アー・フリー」「グリーシン・イージー」などが収録されています。

時間があったら、聴いて見て下さい。

参考資料、東芝EMI(株)              YOSHI


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3 コメント

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評価は・・・ (FUKI)
2006-02-09 16:22:50
検索をしてみると、B級と言う評価が多いようですが、好きな人にはA級の評価でしょう。

特にモダンジャズに関する論評はワインを語るが如く、専門的にうんちくめいてしまいがちですが、テーブルワインの様に気軽に聞いたほうが、楽しいですね。

特に初心者入門としては、プレイヤーよりメロディラインのきれいなものがお薦めです。
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確かジャズ・メッセンジャーズに (MORI MORI)
2006-02-10 14:08:47
いましたよね。コルトレーンやコルマン・ホーキンスのようにヘビーではなく、かといってゲッツのようにクールでもライトでもなく、テナーのミドル級チャンピオンと呼んだのは、ジャズ評論家のレナード・フェザーでした。良く聴いたのは、もう少し前の時代のクインテットのアルバムだったような気がします。学生時代は、もう少しアクの強いこってり系が好きだったのですが、年を重ねてくると彼のマイルドさが心地良いですね。ご紹介のアルバムは、ウィントン・ケリーのピアノっていうのに惹かれますね。
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確かに!同感です。 (YOSHI)
2006-02-10 16:00:44
1500番台でも、彼の隠れた名盤がありますね。代表的なアルバムは「ハンク」「ペッキン・タイム」「ハンク・モブレー」などです。これらは、良く学生時代にジャズ喫茶で聴いたものです。
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