ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

中距離と長距離のタイムには、ほとんど相関なし

2016-07-03 08:06:36 | Weblog
高校陸上1500m の選手が、短距離チームへ移り、400m のトレーニングを行うと、400m が速くなり、その結果、専門種目のタイムが速くなりました。

1年間で400mが4秒速くなりました。

今年、予選落ちでしたが、中国大会へ出場できました。

私が昨年提案した「中長距離選手のための短距離トレーニング」ですが、成果が出たので、今後、取り入れていきたいと、現場の高校の先生から連絡ありました。

私は、1500m の選手が3000mや5000mの長距離の練習をすることは、効果が期待できず、意味無しの立場です。

最大の理由は、走る平均スピードが遅くなるからです。

スピードを追及しなければならないのに、遅いスピードで走ってはダメでしょう。

持久力やスタミナがついて速くなるというのは、幻想です。

来月の高校陸上部OBOG会で短距離トレーニングの成果を報告するのですが、自分の持論を展開するだけでは、エビデンスが1件に過ぎないので、説得力が足りないかと思い、1500mと3000m,5000mの鳥取県高校ランキング上位者のタイムをプロットして相関係数を求めたのですが、いずれもゼロに近く、ほとんど相関なしという結果でした。

(一方、1500mと800m のタイムの相関係数の2乗は0.7を超えています。強い正の相関があります。)

私は、ほとんど相関なしは、予想(そうであるように期待?)していましたが、現場の陸上部の先生や生徒は、このファクトに驚愕するかもしれません。

専門種目よりも長い距離を走る練習をやっていたのは、いったい何だったのかと!

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