Fuji Trip!

水豚先輩の週末旅日記

多磨霊園

2012-06-04 00:10:47 | 東京都

 

東京都の府中市と小金井市にまたいで広がる多磨霊園は巨大の公園墓地です。

日本初の公園墓地としての歴史は古く、大正12年につくられました。
案内によると、現在ここには約40400体が埋葬されているとか・・


明治・大正・昭和を駆け抜けた著名人たちも多くこの場所に眠っています。

最寄り駅の多磨まで列車で向かうと、周囲の緑の多さに驚かされます。
多磨駅からは徒歩5分程度。

立派な正門をはいっても墓地といった雰囲気は感じません。







園内地図を見るといかに大きいかが分かります。
ニュータウンのように区画整備された園内はまるで一つの街のよう。

環状道路やロータリーがあって、中央にはバス通りもあります。

 





正門付近の管理事務所で頼めば、霊園の案内図をもらうことができます。

裏には著名人の墓所が一覧で載っています。
しかし墓の区、種、側、番を表の地図と照らし合わせなくてはいけないので結構大変・・・


園内はまず、26の区に分けられていて、次に1種と2種、その後に細かく側と番に分けられているのです。

1種は区画の外側に配されていて、その内側に2種があります。
著名人の墓所は1種の事が多いようです。


今回は駆け足ではありますが、多磨霊園に眠る著名人の墓のほんの一部を巡ります。






正門からまっすぐ伸びるのは名誉霊域通り。

軍人や実業家などの巨大な墓所が並びます。





山本五十六
7区特種1側2番

名誉通りに立っています。




山本さんのお隣は

東郷平八郎
7区特殊1側1番



大廻東通りに面した

児玉源太郎
8区1種17側1番

 



ゆるやかに園内を一周する大廻通り。

道幅は広々ですが、通る車はあまり見られません。
お墓参りはOFFシーズンのようです。


 



内村鑑三
8区1種16側29番

英語で何やら言葉が刻まれています。





詩人、北原白秋
10区1種2側6番

こんもりとしたおにぎりのようなお墓。
なんというお墓の形式なのかは私にはわかりません。

 



実業家、根津嘉一郎
15区1種2側10番

名誉霊域通りに立ちます。
パッと見て特定できないほど仏教色が強いです。

 



芸術家、岡本太郎
16区1種17側3番


彼の作品、『午後の日』が墓碑です。 

 



同じ場所には岡本太郎の父、一平と母、かの子の墓もあります。
歴史に名を刻む岡本一家の墓所です。

 かの子は観音像、一平は太郎の作品『顔』が墓碑。


 



『山月記』で有名な、中島敦
16区2種33側11番

2種のお墓は内側なので見つけにくいです。

 



どこまでも続く墓地、空が高い。
緑地が多いことも特徴の一つです。

 

戯曲家、岸田國士
18区1種10側1番

なんだか普通そうで普通じゃない墓碑です。

 

 歌人、与謝野晶子と夫、与謝野鉄幹
11区1種10側14番


仲良く並んでいるのが印象的。




歩いて回るには体力の必要な多磨霊園、今回は空腹のため断念しましたがこのほかにも江戸川乱歩、長谷川町子、仁科芳雄、美濃部達吉など各界の著名人たちも眠ります。

また巨大なものから個性あるものまで、お墓は生前の人をよく表していると思います。


たまには、霊園巡りもいいかもしれません^^

そしてお墓とは何かとか難しいことを考えてもいいですし、往時の姿に思いを馳せるのもいいでしょう^^

普段とはまた違った散歩も大きな刺激になりました。

 



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