赤山地下壕跡は館山市に現存する戦争遺跡の一つで赤山の地下約1.6kmにわたって掘り進められました。
この地下壕に関する資料が残っていないため詳しいことは明らかになっていませんが
造られたのは太平洋戦争期であることは確かのようでです。
また、戦中は近くにある館山海軍航空隊の防空壕として使用されていました。
内部の地図から未完成であったことはみてとれますが、
地下壕の通路は幅や高さが一定ではなく、碁盤の目状に掘られた松代大本営跡などとは違い計画的に掘られた可能性は薄いです。
この赤山地下壕跡は見学コース(約250m)に沿って見学する事ができ、
地下壕入口の豊津ホールで入壕料200円を支払うとパンフレットとヘルメット・懐中電灯が手渡されます。
壕は比較的軟らかい地層に掘られているために壕内の壁に地層の断面を見ることもできます。
知る人ぞ知る美しい地下壕です。
地下壕入口の看板
壕内地図
地下壕入り口付近
急に狭くなる通路
掘りかけの場所
広く直線で掘られたメイン通路
壁には美しい地層が現れている
外の光が見える折り返し地点