藤野から世界へ

神奈川県の北端、藤野町に住み始めた夫婦が山里の暮らしの中で感じたり、考えたりしたことをつれづれに綴ります。

ラダックその8 近代化に揺れる村

2010-10-03 20:33:00 | 海外
 最終日の16日は、シャルグス以外の集落まで足を伸ばしてみた。

 日干し煉瓦を制作中。



 山の方から集落を見下ろしてみる。



 集落の外れにあるお堂の上に、タルチョがはためく。


 
 お世話になった村人達。



 今回は短い間だったが、大変貴重な体験ができたと思う。また同時に、ラダックの抱えるいくつもの問題を垣間見ることにもなった。
 私達がお世話になった家族も、お父さんとお母さん、そして私達と同世代の娘さんが農業をやっているのだが、息子さんや娘さんの夫と子供は大都市に働きに行ったり学んだりしている。脱穀の機械は人から借りてくるので、その分の現金も必要となる。こうして自給自足の専業農家が段々と兼業農家になってくる。すでに、日本で言う三ちゃん農業となっているのである。
 とても美しい村だが、このままの流れの中で20年位経つと、今の日本の状況と変わらないような状態になってしまうかも知れないと、ふと思った。

 
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