猛暑が続いている。避暑に行こうと、先だっては八ヶ岳、その次は長野県栄村へ。
いわゆる秋山郷として知られた地域の、栃川高原にあるペンションに投宿。ここは、山屋と釣り師の拠点である。
栄村には4~5回来ている。釣りとしてはもう少し里の方で釣ったり、昨年は雑魚川を狙ったりした。里川の方ではイワナが釣れたが、上流部は何がなんだかわけもわからずさっぱり釣れた経験がない。
今回、たまたまペンションで知り合った30年来の常連さんの手ほどきで、大渓谷という場所ではないが、子どもと一緒でも入渓できる良い場所を教えていただいた。
8月と言えば、私たちのホームグラウンドである鶴川での渓流釣りはなかなか厳しい。しかし、ここまで来ると釣りになる。
子どもはしばらくテンカラで探っていたが、餌に転向してブドウ虫を使い、1度ばらした場所でイワナを釣り上げる。
「やった、尺イワナだ!」というので見に行くと、今まで見た事もない大きさの大きなイワナが釣れている。
子どもはこれで満足した様子。記念に、川の石に記録を記入する。また新たな境地が開拓できた感じだ。
「あそこで釣ったよ。糸なりがした。岩の下にもぐられて、もう終わりかと思った」。
上は私が堰堤部分で釣った岩魚。比べると違いが分かる。資源保護のため、この2尾で終了。
この素晴らしい環境を長く保っていきたいと思った。