藤野から世界へ

神奈川県の北端、藤野町に住み始めた夫婦が山里の暮らしの中で感じたり、考えたりしたことをつれづれに綴ります。

選挙フェスティバル?

2013-07-15 22:26:00 | 異議申し立て
 参院選真っ只中で、自公圧勝と言われる中、独自の闘いを展開している注目すべき候補は少なからず存在する。私は、選挙区は違うのだが、東京での山本太郎の動向に注目していたのだが、その流れで、緑の党全国比例区から立候補している三宅洋平という音楽家の存在を知った。何でも、音楽家らしく、全国を回ってライブと演説をミックスしたような選挙運動を展開しているらしい。ちなみに、こんな感じの訴えをしている人物である。

http://greens.gr.jp/member-senkyo/candidate_detail/#miyakeyouhei

 東京では、毎週末に渋谷ハチ公前特設ステージにて、「選挙フェス」と題したイベントを行なっているという。物見遊山で出掛けてみた。

 これが特設ステージ。「政治をマツリゴトに。」とのスローガンが掲げられている。14時開始のトップバッターはDJhideyo blackmoon。



 会場の一角にはTシャツなどの支援物資の販売ブースがあり、いかにもイベントっぽい。



 スピーカーはこんな感じになっている。



 途中中抜けしたのだが、丁度夕立が降って、暫くイベントが中止となっていたらしい。18時より山本太郎が合流。脱原発、被曝への対策の訴え、既成政治の打破などを熱く訴える。





 暗くなってから三宅洋平登場。相当な数の人が集まっている。その語り口は、鋭くいて優しさもある。youtube上にも動画が多数アップされているので、興味ある方は見られたい。



 人が多すぎて、戻ってきてからは全くステージ近くには行くことができなかった。7月6日の選挙フェスは6000人が集まったとのプレスリリースが緑の党より出されている。この日も同じ位の人は集まったのではないだろうか。

 しかし、局所的には大盛り上がりを見せていても、日本全体での知名度というとまだまだ低いと言わざるを得ないのではないだろうか。実際、私自身も不勉強でよく知らなかったし。まぁ、ネットの検索ワードで上位に来ているところを見ると、実際の投票行動に結びつくかどうかは別にして「こいつは何なのか?」と思われてきてはいるのではないだろうか。

http://senkyo.yahoo.co.jp/ranking/8

 また、選挙フェスに集う音好きの若者達を見ていると、今まであまり選挙に関心を持たなかったであろう層に共感を呼んでいることは窺える。どういう結果になるのか、注目していきたい。


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百足油その後

2013-07-06 12:11:00 | 
 引越ししてから1年が過ぎた。思い起こせば、昨年7月1日、引っ越した当日の夜に2階に百足が出て、私の手を這っていったのを思い出す。昨シーズンは家の中で10匹、今シーズンは、5月に家の中で3匹見かけたが、家の中ではそれ以来出ていない。

 さて、百足油だが、現状はこのような状態である。時間が過ぎると融けるという話なのだが、その兆候はない。果たして効くのか? 火傷、虫刺され、切り傷などで試してみたが、これが何と、治りが早いし腫れが引くのも早いと思う。少なくとも悪くはなっていないんではないだろうか? というのは控えめな表現だが、連れ合いも、「効いていると思う」と言っている。


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紫式部ゆかりの古刹

2013-07-02 19:49:00 | 
 この週末は、私が育てた蓮を届けに実家に帰省していた。自動車で高速道路を使って行ったのだが、帰りに、連れ合いが前々から行ってみたいと言っていた滋賀の石山寺を訪れてみた。

 石山寺は、西国観音霊場第13番札所であり、古典好きの人にしてみると、紫式部が参篭の折、源氏物語の着想を得たと伝承されていることや、蜻蛉日記、更級日記、枕草子などの文学作品にも登場している。付近には石山貝塚もあり、石山寺創建の折、銅鐸が出土したとの伝承もある場所である。元は、聖武天皇の発願により、747(天平19)年、良弁僧正(東大寺開山・別当)が聖徳太子の念持仏であった如意輪観音をこの地に祀ったのが始まりとされている。平安時代に密教化が進み、現在は、東寺真言宗に属している。
 石山寺を訪れて目を惹くのは、その名の通り、本堂はが珪灰石という巨大な岩盤の上に建っていることである。珪灰石とは、石灰石に、花崗岩(マグマ)が触れた時に出来る鉱物であり、他に大理石が出来ることもある。

 堂々とした風格のある山門。



 くぐり岩。人が通れる。これは石灰石が大理石に変化したものである。



 懸下木造最古の建築にして、滋賀県最古の建物。



 写真では良く分かりにくいかもしれないが、石灰石の表面が変化した部分が珪灰石。







 本堂。石山寺という名のある提灯の下、人が覗いている場所が、紫式部が参篭したと言われる場所である。



 美しい形をした多宝塔。日本最古という。



 山の中に在る、落ち着いた寺であった。時間がなかったので、あまりゆっくりとは見られなかったが、歴史が長いので、その時代時代の痕跡が残されている。その点に思いをいたしながら、また訪れてみたいと思う。


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