藤野から世界へ

神奈川県の北端、藤野町に住み始めた夫婦が山里の暮らしの中で感じたり、考えたりしたことをつれづれに綴ります。

原始祭祀の祭場

2009-01-26 12:48:31 | 山登り
 下記のようにお知らせした、私が働いている作業所主催の映画会だが、雪のちらつく天候にも関わらず、170名超のご参加を頂いた。ありがとうございました。

http://wind.ap.teacup.com/applet/fujino/20081211/archive

 都内からも友人が見に来てくれたが、そのまま我が家に泊まった友人と、翌日山登りに出かけた。ルートは、軍刀利神社から奥の院を経て、三国山、生藤山である。軍刀利神社について書いた以前の日記。

http://wind.ap.teacup.com/applet/fujino/20080114/archive

 土曜の雪は、低い所では積もらなかったが、神社付近からは銀世界になっていて、木に積もった雪が重さでハラハラと舞う様子は夢のようだった。こんなに積もっているとは思わなかった。雪質は粉雪で、食べた友人は「甘い!」の一言。





 生藤山頂に着いたのは丁度正午。山頂の雪は溶け、ポカポカと暖かい日射しが注いで最高だった。のんびりしてしまう。



 帰りは、三国山から少し下った小ピークにある軍刀利神社の元社を目指した。この元社は、日本武尊が草薙の剣を埋めた所とされているようだが、鳥居を背にすると、丁度真っ正面に富士山が見える。この辺りからは富士山が良く見えるが、この元社からの眺めは凄く抜けがいい。伝説によると、古来から原始祭祀の祭場とされてきたらしい。原始祭祀とは何なのか、友人達と議論になったが、天皇制国家成立以前からこの地に根付いていた部族の儀式ではないかとの意見の一致を見た。この辺りには日本武尊伝説が多く残されているが、言い換えると、天皇制国家にまつろわない人々が住んでいて、平定されたということだ。どんな人達のどんな儀式なのかは、今となっては知る由もないが、この場には力を感じた。




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初めての沢庵

2009-01-26 12:13:07 | 畑・庭
 暮れに沢庵を漬けてみた。在来種の宮重大根という細長い大根を作ったのだが、思いの外沢山出来たので、沢庵にしてみようと思い立ったのだ。塩と糠と昆布と柿の皮で漬け込んだ。インターネットで調べたレシピだが、食べてみると、ちょっと塩辛かった。


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雪冠る塔ノ岳

2009-01-12 12:51:52 | 山登り
 1月9日、関東には雪が降った。藤野でも今年初めての積雪。これは中央線藤野駅付近。



 2日後の1月11日、山岳会の新人(=私)歓迎山行で、丹沢の塔ノ岳に行った。私たちの家からは丹沢の北の方が見えるのだが、雪で白くなっていたので、南斜面とは言え、塔ノ岳にも雪が残っているだろうと思われた。

 小田急線渋沢駅からバスで大倉に行き、大倉尾根を登り始める。ここは丹沢の銀座といわれている所で、登山者が頗る多い。下の方は雪は残っていないが、霜柱が至る所で見られる。



 大倉尾根は単調な登りだが、時折富士山が眺められる。



 しかし、本当に登山者が多いようで、必然的に道は削れ、土嚢を積んだり、土留めをしたりして、登山道は痛々しい。



 山頂付近から雪が多くなり、軽アイゼンを装着する。



 山頂は360度の展望。丹沢でもここまで展望がいい所は他にないという。塔ノ岳に限らず丹沢エリアは昔から修験道と関係が深いようで、塔ノ岳も別名を尊仏山、近くには大日など、仏教から来ていると思われる山名が多い。




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