採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

かんぴょう(和菓子)

2010-12-13 | +お菓子・おやつ

土曜日半日と日曜日ほぼ丸1日は、ダンナサマと二人で片付けをがんばりました。
(今週末、お友達が来るのです)
日曜の夕方、精も根も尽き果てて、はたと家を見回してみれば、「どの辺を片付けたんだっけ?」というくらいの感じ。
(いや、片付ける前に比べればそれなりにマシにはなっているのです。金曜の時点では、何かテロによる爆発でもあったかのような状態でした(テロリストは私))

普通のお家では、このくらいが年末大掃除のスタート地点のような気がしますが、私達の実力では、これより上を目指すなんて・・かなり・・・難しいかも・・・。

今週は、何もせず、息を止めて暮らさないと。
せめてこの状態を維持しなくては・・・・。


片付けをしつつも、ちょびちょび加工もしています。
最近の製作はこんな感じです。
・ゆずピール(巻き柿の芯用。1バッチ目は完了。2バッチ目が鍋の中)
・レモンピール(リモンチェッロの残りの白いところで作成。シロップの糖度をあげているところ)
・リモンチェッロ(しばらく前、レモンの皮をスピリタスに漬け込み。シロップと合わせるのは、来年かな?)
・タルトタタン(目から鱗の手抜き技を発明(?)。後日記事にしますね)

干し柿が概ね片づいてしまったので、干し芋も作り始めたいのだけれど、散らかるから止めた方がいいかしらん・・・。
でも、干し芋は、干し柿よりは道具も少ないし、やっぱり作り始めちゃおうかな。

===========
 
先週末(12/4,5)と、お友達ご夫妻と一緒に鳥取に出かけてきました。

鹿野町という旧城下町を散歩していると、とある雑貨屋さんに変わったものが。
どうやら和菓子のようです。
見た目では全く味の想像がつかず、お店の人に聞いても要領を得ない返答。
まあいいか、と私はスルーしてしまったのですが、わらびさんがもうちょっと話の分かる店員さんをつかまえて質問し、ひとつ買ってみて下さいました。

2010/12/05かんぴょう

それがこちら。
「かんぴょう」という和菓子です。

平呉菓子舗という和菓子屋さんのお菓子ですが、これを作っているのは、もうおばあちゃん一人なのだそうです。

2010/12/05かんぴょう

原材料は、砂糖、水、香料(ハッカ)、寒梅粉、でんぷん。

触ってみると、しなしなとしなやかな食感。
本物のカンピョウよりはやや厚手ですが、色は白く、まさにカンピョウのような形に結ってあります。


(1個わらびさんに頂いてしまいました)
少し千切って食べてみると、これはびっくり、すーっとするハッカ味。
甘さもあるのですが、薄荷の香りで、とてもすっきりした味わいです。

お餅なのに薄荷味・・・すごく不思議ですが、食べてみると全く違和感は感じませんでした。
薄荷のさわやかさで、後をひく味わいです。


食感は、「すあま」にやや似ているかな。くにょっとした生八つ橋とはだいぶ違う気がしました。
あまり粘りけのない、しなやかでしこっとした感じで、微かにシャリシャリした感じがあります。
シャリシャリしているのは、お砂糖が溶け残っているのかな、と思いましたが、材料を見ると寒梅粉とあるので、もしかしたらこちらかもしれません。

寒梅粉とは、もち米を蒸してお餅にし、それを伸ばして色が付かない程度に焼き、粉に砕いてふるったものです(要するに(塩味と焦げ目のない)おせんべいの粉、ですね)。

生八つ橋は、(基本的には)白玉粉と上新粉使用のお菓子のようです。
寒梅粉と白玉粉は同じもち米が材料だけれど、随分と違う食感のお菓子になるものです。


とても珍しい「かんぴょう」、また食べたいです。
鳥取は遠いので、自分で作ってみたいものですが、さすがにレシピは検索されません(というか商品自体も検索されません)。
鳥取ローカルなのか、それともこのお菓子屋さんオリジナルなのか。

寒梅粉使用の類似のもち菓子を探してみようかと思います。

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鶴首かぼちゃと鹿ヶ谷かぼちゃ

2010-12-09 | +野菜

私が、何とか手でものが持てるようになった位の赤ちゃんの頃、両親がビスケットをあげる実験をしたそうです。
一枚与えると、片方の手でつかみとります。
そしてもう一枚。
空いている方の手でつかみます。
そして3枚目。
両手がふさがっている赤ん坊はどうしたかというと・・・

あーん、と大きく口をあけて受け取ろうとした、とか。

食いしん坊で欲張りなのは、昔からだったようです・・・・・。

================

以前の記事で、地元産直の売り場にある、細長いカボチャの写真をのせました。
産直に行く度に気になって、迷っていたのです。
畑で穫れたMyカボチャが、まだ何個もゴロゴロしているしなあ・・・。
でもなあ・・・。


で、結局・・・買ってしまいました(やっぱり、という声が聞こえそう)。

来年もまた出るかどうか分からないというし、ちょっと小さめサイズがあったので。
ほんの数百円だし、いいよね・・・・。

(この欲張りぷりは三つ子の魂百まで、ってやつでしょうか。研究熱心、といえないかな?だめかな)
 

2010/10/30鶴首かぼちゃ

細長いかぼちゃというのはこちら。
「鶴首かぼちゃ」というようです。
タネは下の膨らんだところにしかなく、上の方にはぎっしり実が詰まっています。
(ルチ将軍みたい)

2010/10/30鹿ヶ谷かぼちゃ


類は友を呼ぶ?のかどうか、たまたまお友達からもかぼちゃを頂いてしまいました(onoさんありがとうございます!)。
こちらは京野菜にもなっている鹿ヶ谷かぼちゃ。
こちらも、タネの空洞はごく小さくて、実がつまったお得なかぼちゃといえます。


どちらもしっとり系(水分多め)で甘いかぼちゃで、水分を抜くような調理をすると、甘みが凝縮してきます。

皮を剥いてやや大きめのサイの目に切り、まず油で軽く炒め、それをオーブンでじっくり焼いてみました。しばらくすると、随分大きさが縮み、水分も抜けてお菓子のような甘さになりました。
水で煮る料理よりも、カサも減るし食べやすい気がしました。

どちらも種が、西洋カボチャのものとは全く違う形です。
どちらかというとメロンの種のような涙型で、大きさも小さいです。来年、少し蒔いてみようかと、とってあります。


鶴首かぼちゃについて調べていたら、面白い名前のかぼちゃをみつけました。
その名も「南部一郎」(本当にこんな名前の人がいそうです)。

鶴首かぼちゃの一種で、岩手県で開発された品種。
鶴首かぼちゃの形状・大きさや味などの形質を安定させ、しかも高糖度になるのだそうです。
(産直に鶴首かぼちゃが置いてあって思いましたが、大きすぎると売れ行きが悪いので、適度な大きさというのは重要です)

南部一郎は、重量約1キロ、長さ約35cm、糖度はマンゴーやパイナップルと同程度だとか。

甘ければいいというものではないかもしれませんが、お菓子にはとても向いているような気がします。
水分多めという特徴を生かして、以前作ったサツマイモのねったんぼのようなお餅系のお料理も合うかも・・・。


本家南部一郎とは違うかもしれないけれど、来年、鶴首かぼちゃの種を蒔いてみようかと思っています。


■参考情報
・(ブログ記事)南部一郎の特産地岩手県一関市岩美町元寺地区の「骨寺村だより」
 緑色のマダラが残るものではなく、上の写真のように全体が肌色になったころが食べ頃だそうです。
南部一郎の収穫風景
 収穫時はまるでズッキーニのような緑色ですが、キュアリングによってオレンジ色に変わるそうです。
・(ブログ記事)岩手大学の学食に南部一郎が登場
・(ブログ記事)南部一郎
 料理法が色々載っています
・(ブログ記事)棚仕立ての南部一郎
 ひょうたんみたいで可愛い・・・

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嵐の日の干し柿

2010-12-08 | +干し柿・干し芋・栗
先週の金曜日は荒れ模様でした。
雨が降るのはともかく、風も強く、しかも南風!
12月だっていうのに~~。
柿干してるのに~~~!

天気予報を見ておいたので、とりあえず全ての柿をベランダのなるべく内側に避難させておきました。
無事でありますように・・・。

(スヤスヤ)

朝起きて見ると・・・
 
1910/12/03嵐の日の干し柿

びちょびちょと雨が降っており、昨晩まで柿を下げてあった棒はすっかり濡れそぼっています。

1910/12/03嵐の日の干し柿

昨日までこの場所に柿がありました。
よけておいてよかった・・・。

1910/12/03嵐の日の干し柿

ところが、一番奥まで押し込んでおいたこちらの場所も、なんだか妙に湿気ている模様。多少濡れたのかもしれません。
がーん。
この日、更に風雨が続く予報ですが、これから出かけないといけません。
少しは雨除けになるだろうと、ビニールをかけて出かけました。
(最初からビニールをかけておけばよかったかも)


今更書けたビニールも、はためいていて見るからに効果なさそうですが、ないよりはましでしょう。はためくのも、通気性がよいともいえるし(?)。
室内に入れることも考えましたが、室内だと気温がかなり高くなるのが問題です。
この1日がすぎれば確か晴れだったはず。
祈るような気持で出かけました。

旅行中は柿のこともすっかり忘れ、のほほん、としていましたが、日曜日、駅から家に向かって歩きながら、心配が蘇ってきます。
市内では竜巻も発生したような嵐だったようなので、もしや洋服掛けごと倒れて、全ての柿が床に落ちてたりして・・・!?
ただでさえ柿が少なめの年だったのに、そんなことがあったらどうしよう・・。

ドキドキ。

玄関の鍵を開けてまずはベランダへ直行。
暗くてよく見えませんが、目立った被害はなく、一安心。

ほっ。
よかった~。


その後は順調にいい天気が続いています。

干しあがってきた柿は、食べ頃のものから人にあげたりしていますが、巻き柿用の干し柿はしばらく保管しておく必要があります。年末に、母に手伝って貰って作業する予定なのです。
外に吊しっぱなしだと、どんどん固くなってしまいますので、私は紙箱(もしくは缶)に入れて、北側の玄関の外に置いています(冷蔵庫には入りきらないので)。
 
1910/12/03嵐の日の干し柿

箱の中はこんな感じにセッティング。
キッチンペーパーを2重に敷き、その上にシリコン紙(オーブンペーパー)を敷き、そこに柿を載せます。
こうすると、オーブンペーパーの適度な通気性のおかげで、柿が黴びにくいと思います。
(キッチンペーパーに直に乗せると黴びます。経験有)

1910/12/03嵐の日の干し柿

上には特に紙はかぶせずにフタをします。
こうしてごく寒いところにしばらくおくと、段々白い粉がついてきます。
時々箱を開けて余分な湿気をとばしたり、上下を返したりしてやると安心です。
紙に接するところが結露して濡れたままだと黴びやすいです。


ぽたぽたの、ごく柔らかい干し柿の場合は、箱保存だと黴びることもあると思います。なので、干しあがったらすぐに冷凍してしまうのがお勧めです。

干し柿の保存方法は以前のこの記事にも書きましたが、箱の時と同様に、ジップロックなどの内側にキッチンペーパーとオーブンペーパーを袋状に重ねるのがお勧めです。(柿に接するのがツルツルのオーブンペーパー)
この方法で冷凍すると1年は柿に霜がつかず、しまった時には粉がなくても、冷凍する間に自然に白い粉が吹いてきます。
(ジップロックを二重にすると更に安心)

今年は柿が少なめなので、冷凍するほどはなさそうだな・・・。

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初・椎の実

2010-12-07 | +きのこ以外

週末、お友達ご夫妻と、とあるところに出かけたのですが、そこで、楽しいものを拾ってしまいました。

 

これです!

実は私は何だか分からなかったのですが、採集に関してはベテランのわらびさんが「椎の実」だと教えて下さいました。

椎の実の採集は生まれて初めてです☆☆

木はこんな感じ。
城跡の天守台跡にあったものです。

葉っぱはツヤツヤして、裏が黄色っぽいです。

まさにドングリという実ですが、ヘタ(?)がコナラやクヌギとは全く違い、チューリップハットのようになっています。この殻を殻斗(かくと)というそうです。

よく見ると2種類あるようです。
殻斗のかたちや模様が違います。左はスダジイ(ナガジイ、イタジイ)、右はツブラジイ(コジイ)だと思います。

(椎というのはブナ科シイ属の総称で日本にはこの2種が分布)

こちらはツブラジイ。ドングリのかたちがころんと丸っこいです。
スダジイの方はスラリとしたドングリで、殻斗は綺麗に3つに分かれます。

椎の実は全くといっていいほどアクがなく、生でも食べられるドングリです。
パキっと歯で噛み割ると、ツルリと綺麗に白い実が出てきます。
渋皮から剥がれやすくて感動的です。


昔の子供は、遊びながら生でぽりぽり椎の実をかじったようです。
私も食べてみましたよ!

味は、ほんのり甘く、生なので少し粉なっぽさがあって、生栗のような感じ。
アクっぽさは全く感じません。
ナッツ系の油脂を感じる味ではなく、芋・栗系のデンプン質の味です。
予想外に美味しいです。


縄文人はお米ではなくドングリが主要な食べ物だったとか(こんな美味しいものを食べていたのね)。
椎の実なら、私も主食にしてもいいかも。
(米、麦に比べ、カロリーは3分の2,タンパク質が半分から3分の1、ビタミンCは、栗の2倍以上だそうです)


時期が遅くあまり拾えなかったのですが、たまたま産直で見かけて1袋ゲットしてきました。
人類なので、生食だけでなく調理もしてみないとね。
 

これは丸っこいのでおそらくツブラジイですね。

まずは乾煎り。
加熱しすぎないのがコツのようで、数粒が弾けてきたら火を止めます。

なお、冷めると割りにくくなるので、一度に加熱する量はこの半分程度がよいと思います。

慣れないのでかなり時間がかかりつつも、なんとか剥き終わり。
渋皮がくっついてしまったものもありましたが、おそらくアクは少ないはず。
とりあえずいいことにしよう。

研いで浸水させておいたもち米2合とミックス。
(うるち米を1合混ぜるはずが切らしていました)

椎の実が随分多めの贅沢な配合です。
(お米を節約しているので、贅沢の逆かな?)

炊きあがり~。
椎の生の実は真っ白でしたが、加熱するとベージュ色になります。

食感は、ほこほこして栗みたい☆
モチモチしたご飯とほこほこでほんのり甘い椎の実が組み合わさって、何とも美味しいおこわになりました。


椎の実、また食べたいな・・・。

鎌倉の鶴岡八幡宮の夜店では、銀杏や椎の実を炒って売るお店があるそうですが、そういうところで買うのは高そうですよね。
ナワバリ内で、自分で拾える場所を見付けたいです。
冬の間に念入りにパトロールしてみよう。

神社やお寺の境内にあることが多いらしいので、ちょっと遠征もしてみようかな。



■■椎の実おこわレシピ(覚え書き)
■材料
椎の実
もち米・うるち米(うるち米を切らしていたため今回はもち米のみ)

■作り方
(1)椎の実を拾う。焦げ茶色でつやつやしたものを選ぶ。薄茶色になっているものは古いので拾わない。
拾ってきた椎の実は、外側は大丈夫に見えても中が傷みやすいのでなるべく早く加工する。
(2)ボウルに入れて水を張り、洗う。浮いてきた実は大胆に捨てる。
(選別後の水に沈んだいい実は冷凍して保存出来るかもしれません(経験無))
(3)(a)乾煎り、もしくは(b)蒸し+乾煎りで加熱する。(今回は乾煎りしました)
(4)殻を剥き中味を取り出す。
(ご飯に炊き込む場合は、後から加熱するので、生のまま割って中味を取り出してもよいような気もします。生の方が渋皮がツルリとれるような・・・)
(5)研いでおいたお米と混ぜて電気釜で炊く。

■椎の実の加熱方法
(a)乾煎り
鍋に椎の実を1層に入れ、転がしながら加熱する。
数個がはじけたら火を止め、別の器にあける。
それぞれ殻を割り中味を取り出す。

私は今回はこの方法でやりました。
なお、冷めると割りにくく、また渋皮がとれにくくなるため、(フライパンではなく)行平鍋に1層に並ぶ程度の量ずつ作業する方がよい気がします。
予め殻を叩いてヒビを入れてから加熱する、という方法もあるようです。
炒りすぎると殻や渋皮が剥けにくく、また実も堅くなってしまうので要注意。
乾煎りして取り出した実を、すり鉢などで粉にしてクッキーも作れるようです。

(b)蒸し+乾煎り
鍋に椎の実を1層に入れ、数ミリ分の水を張る。
フタをして、水分がなくなるまで加熱する。
フタをあけ、数個がはじけて来るまで転がしながら加熱する。

(c)殻ごと茹でる
炒ると香ばしさが加わりますが、茹でると柔らかくなるようで、こちらの方が好きという人もいるようです。


============

■参考情報
・オンライン自然教育ネットワーク>ドングリの試食
・ころころ島>秋のたんけん>どんぐり拾って食べちゃおう
・ころころ島>ころころ島お料理ノート
 ドングリ料理の下準備
 どんぐりだんご
 ドングリクッキー
 どんぐりお焼き
 シイの実ご飯
(「ころころ島」は漢字少なめで子供を(も)ターゲットとしたHPのようですが、大人向きの解説も要所要所にあり、読み応えがあります。写真も多くとても参考になります。)
椎の実の食べ方(ブログ記事)

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チュニジア菓子

2010-12-06 | +バクラバ・アラブ菓子(購入)

ここ2年程、年に一度の贅沢、とシリアからバクラバを取り寄せています。
お友達の分も共同購入を集ったりしているのですが、今年はどうしようかな。
他のも試してみたいかも。

という訳で、お友達におすすめ出来るものかどうか、ひとまず一度試してみることにしました。
以前から気になっていた、チュニジアのMASMOUDIというお店です。
色々試せそうな詰め合わせを2種類頼んでみました。
BTE09-METAL BOX 1KGCOF12-Coffret khomsa cuir rectangulaire

向こうのラマダン休みなどで何度もメールをやりとりしてかなりごたつきましたが、ようやく到着。

色とりどりのお菓子達!


記念に個別に写真を撮ってみました。

(2020.02.18 リンク先できるだけ修正しました)

■バクラバ系

1910/11/20チュニジア菓子 BA01-BAKLAWA FEKIA
アーモンドとヘーゼルナッツ、やや少なめのピスタチオのバクラバ。FEKIAとはおそらくヘーゼルナッツのこと。
1910/11/20チュニジア菓子 BA04-BAKLAWA PISTACHIO
ピスタチオだけのバクラバ。
1910/11/20チュニジア菓子 BJ10-BJAWIA BOURGEOISE
上下のパイ生地はなく、同量のピスタチオ、松の実、ヘーゼルナッツを固めてあります。蜜がネットリ。
1910/11/20チュニジア菓子 BJ01-BJAWIA
同量のアーモンドとヘーゼルナッツ、その半量のピスタチオを固めてあります。
1910/11/20チュニジア菓子 RO06-RONDELLE
ピスタチオナッツを固めたものをピスタチオペーストで巻いてカットしてあります。


■フィロ生地包み

1910/11/20チュニジア菓子 SA01-SAMSA
フィロ生地を三角形に整形してあります。表面にはピスタチオ。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はアーモンドとヘーゼルナッツの細かいペースト(ポクポクした食感)。
1910/11/20チュニジア菓子 SO01-SORRA (新名称OCH BOLBOL)
フィロ生地を整形して焼売のようにしてあります。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はダイス状のアーモンドとヘーゼルナッツ。
1910/11/20チュニジア菓子 BR01-BRYOUETTE ALMOND
フィロ生地をシガレット状に整形してあります。
1910/11/20チュニジア菓子 中味はアーモンドの粉で、ほろっとした食感。


■マジパン系

1910/11/20チュニジア菓子 KA01-CROWN ANBAR
アーモンド粉(マジパン)の焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 卵も使ってありややふんわり、しっとり。
1910/11/20チュニジア菓子 TA02-TAJIN LEMON
アーモンド粉(マジパン)の焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 リング状のものと似ていますがレモンで香りづけしてあります(実はよく分からなかった)。
1910/11/20チュニジア菓子 TA01-TAJIN ALMOND
極薄の(餃子皮のような)小麦粉生地でマジパン生地を包んである焼き菓子。
1910/11/20チュニジア菓子 中はしっとりしたマジパン。
似たような極薄小麦粉生地を使ったお菓子がサルデーニャにあり、興味深いです。
1910/11/20チュニジア菓子 BA06-BAKLAWA BEY FEKIA
ピスタチオ、アーモンド、ヘーゼルナッツペーストを重ねたもの。一番下は柑橘系の風味がした気がします。
(菱餅みたい)
1910/11/20チュニジア菓子 BO09-BOULETTE BEY
マジパンをかなり固く練り固めたもの。ローズウォーターで香りづけしてあります。。



■マカロン系(MLABES

1910/11/20チュニジア菓子 卵白とお砂糖で出来たと思われる、すべすべしたマカロン状のお菓子が5種類ありましたMLABESというようです。
外側はほろっとした食感で、どうやって作るのか想像がつきませんでしたが、動画(これとかこれとか)を見ると、粉砂糖、卵白、少量のアラビアゴムとトラガカントガムを泡立てたとろっとしたアイシングをコーティングするようです。しかも、一気に全部かけるのではなく表と裏二度に分けて。なんと・・・。

それぞれ中味が違います。
1910/11/20チュニジア菓子 (上段左から)
ML03-MLABES HAZEL NUT
へーゼルナッツペースト入り。
1910/11/20チュニジア菓子 ML02-MLABES PISTACHIO
ピスタチオペースト入り。
1910/11/20チュニジア菓子 ML01-MLABES ALMOND
アーモンドペースト入り。色がついているのでローストアーモンドなのかもしれません。
1910/11/20チュニジア菓子
MF02-MLABES FILLED WITH CARAMEL
キャラメル味。キャラメルはマジパンで包んであります。
1910/11/20チュニジア菓子

MFC01-MLABES FILLED WITH LEMON
マジパンの中にレモン風味のジェリー入り



■その他

1910/11/20チュニジア菓子 AMA04-AMANDINE ALYSSA
これが一番変わった味でした。
皮は小麦粉もしくは澱粉製のソフトなもの。中味はデーツか何かと各種スパイスを使ってあるのか、とてもスパイシーで独特の味でした。
1910/11/20チュニジア菓子 NR01-ROYAL NUGAT
薔薇の花びらで飾ったピスタチオ入りヌガー。


味の感想は・・・

・チュニジアのお菓子は、マジパンを多用してあり、しっとりしたものが多い印象。
・マジパンの焼き菓子は甘さは控えめに感じた。どれも美味しい。
・バクラバ類は、パイ生地のサクサク感や、ナッツのポリポリ感はあまりなく、蜜がネットリした食感。甘さはシリアより強い。
・フィロ生地で包んで整形してあるものは、生地のパリパリ感はあまりなく、蜜でしっとり湿っているような感じ。
(ラマダン休みがあったので、もしかしたら作りたてではないのかもしれない)
・バクラバ類は、全体にナッツの刻み方が細かく、ナッツの風味がやや弱め。
・マジパンを使ったものは、南仏のカリソンを思い起こさせる。地中海を通じて伝わったのだろうな・・・。

どれも美味しいことは美味しいけれど、バクラバ系のお菓子でどちらかを選ぶとしたらシリア(Semiramis)のバクラバでしょうか。
「鳥の巣」の軽いパリパリ感といい、バクラバのナッツたっぷりピスタチオの風味満載感といい、卓越している気がします。

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エアーポテト

2010-12-02 | +野菜
「じゃがいもみたいな大きさの変な野菜をもらったので、Fujikaに送るね」
と父から電話がありました。

変な野菜?
ピンと来るものがありました。
きっとあれだわ。


現物到着。
 
1910/11/21巨大ムカゴ

おお、やはり!

ジャガイモのような感じですが、ヘソ的なものがあります。

2010/11/21巨大ムカゴ


宇宙イモという呼び名でどこかの産直に飾ってあるものを見たことがありました。
エアーポテトとも呼ばれる、熱帯アジア~熱帯アフリカ原産のヤマノイモのムカゴです。

2010/11/30巨大ムカゴ

ムカゴでこの大きさなのだから、山芋本体は一体どのような・・・。ちょっと怖いかも。
大きいのでアクが強いかもしれません。
揚げる系のお料理にしてみましょう。

皮を剥いてみると何だかまさにジャガイモ(黄色いのでキタアカリかな)そっくり。
でもぬめりがあります。

2010/11/30巨大ムカゴ

すり下ろしてみると、なんだか不気味な黄色に!
自然薯ほどではありませんが、まとまる程度の粘りはありました。

小さくまとめて素揚げおよび海苔を巻いて磯部揚げ風にしてみました。


熱いうちに、とつい急いで食べてしまい、残念ながら料理の写真はなしです。

カレー粉入り?というような黄色い山芋揚げ、になりました。

味は、ちょっとアクを感じるつつも、長芋のようなさっぱり系の風味でした。
皮ごと薄くスライスしたものも揚げてみましたが、皮付近がややアクが強めです。
調べてみると、皮を厚めに剥いてソテーというレシピもありましたので、皮は剥いて使う方がよさそうです。


次、産直で見かけたら、買うかどうかは、微妙。
だけどもし貰ったら、食べると思う・・・というビミョーな位置づけの食べ物でした。
熱帯のあたりでは、このムカゴを常食していたりするのかな・・・。
どんな料理法だろう・・・。


お父さんへ:
ブログネタをありがとうございました~。
また変わったものがありましたらよろしくね。


■参考情報
「巨大むかご」「宇宙芋」「エアーポテト」「Dioscorea bulbifera」で検索すると沢山出てきます。
やはり記事にせずにはいられない奇妙さなのですね・・・。

米村花きコンサルタント事務所のHPの不思議なヤマノイモ
栽培してらっしゃる方のブログ
試食した方のブログ(美味とのこと)

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安納芋のかたち

2010-12-01 | +サツマイモ

今年は安納芋を結構沢山育てました。
とある畝は、雑草堆肥を沢山埋め込んだせいか、とても収量が多かったです。
記念に写真を撮ろう、とよくよく見てみると、株によってずいぶんと形が違うことに気づきました。

 
2010/10/27収穫安納芋

(1)
こちらはまん丸っこい形のお芋です。
数はそれほど多くありません。

2010/10/27収穫安納芋

(2)
これは、丸っこくはなくて長めです。ロースハムのような、太くて(中程がふくれずに)、寸詰まりっぽい形状です。

2010/10/27収穫安納芋

(3)
こちらは、両端がなだらかにすぼまった紡錘形。
ツルの側がほっそりし、根の先端側はしもぶくれになる傾向があるようです。

2010/10/27収穫安納芋

(4)
これは、紡錘形ともやや違って、中程がややふくれた樽型。

2010/10/27収穫安納芋

(5)
これは一番沢山ついていた株です。なんと一株から7.6キロの収穫(箱含)でした。
形は、下ぶくれの、ねずみ(?)みたいな形。

2010/10/27収穫安納芋

こちらは論外の品。
夏に草刈りをしていてついうっかりツル先端を切断してしまいました。勿体ないので適当にこの畝の端っこに挿しておいたのです。右のツルなんて、収穫ゼロ個。

でも、左のものは、丁度丸干し芋にいいサイズ。巨大芋より嬉しかったりします。
来年はもっと沢山やろうかしらん・・・。



同じ畝で、条件もほとんど同じ程度だと思うのですが、ずいぶんと違います。
環境要因も多少はあるでしょうけれど、やっぱり、遺伝子、じゃないかしら?

自分で育苗するのであれば、(1)丸っこいタイプは避けるだろうなあ・・・。
出来れば、小ぶりの芋が沢山つくもの、そしてロースハム型というのかな、中央があまりふくれず、両端が寸詰まりになる形のものが好みです。


こうやって色々考えたりすると、産直でもお芋の形が気になってきます。

先日みかけた「みずほの村」のある生産者さんのベニアズマは、ソーセージのようにすんなりと太さが概ね一定の形状で、しかも、どの袋のどのお芋も太さ・長さが概ね揃っていて驚く程でした。太さが一定だと、箱詰めするのも便利だし、天ぷらなどにするにも同じ大きさのものが作れますよね。

大量に育てている農家は、同じレベルのお芋も沢山出来るのかな、とも思いましたが、別の生産者さんのを見ると、それほどは揃っていないようです。
おそらく、長年かけて自分で育苗しながら、好みの形のお芋を選抜していったのではないかと思います。

すごいなあ・・・。

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