採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

桑の実摘み2019

2019-06-05 | +ベリー類(ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、桑、ぐみ、ユスラウメ)

桑の実、今年も摘んでます!


まず最初に行ったのは、地元のいつもの場所。5月27日でした。
6月1日を目安にしているのですが、最近前倒し傾向がある気がして、早めに。 

桑の実

5/27だと、まださほど実も落ちていませんでした。


 

桑の実
例年、クワ実菌核病(実が白~グレーになって、固かったりぶよぶよだったりしてしまう病気)が多発する場所なのですが、今年は比較的マシかも?
そこらじゅう病気の実だらけ、というほどでもないです。

 
桑の実

その代り、例年は見慣れない、綿毛状のものが・・・。
そこらじゅうに大発生しています。
ナニコレ? 病気?虫?


 

桑の実

気味が悪くてじっと見つめないようにしていたのですが、ちらっと見てみると、なんか動くような!
ぞわわわわ。
これは病気じゃなくて、虫・・?

調べてみると、クワキジラミという虫のよう。
桑木蝨。
(いろいろな木にそれぞれのキジラミがつくようです。)

このフワフワした糸は、幼虫が尾端につけているロウ状の物質なのだそう。
幼虫は、樹液を大量に吸って、過剰な糖質を蝋として排出しているのだそうです。
多量の樹液を吸われてしまうことで、葉っぱはくるりんと縮んでしまったりも。

養蚕の上では、このキジラミに覆われた葉っぱを蚕のエサとしてやると、(この虫自体に毒性はないものの)蚕が栄養不良になって病死しやすくなったり、繭のサイズが小さくなったりなどの問題が出て、主要な害虫として扱われているようです。

今年はこの害虫の当たり年なのかしら・・・。
こんな大発生は初めてみました。

白い綿毛にぞわぞわしつつも、ひとしきり摘んできました。
 

桑の実

まあまあのサイズかな。



キジラミが余りに気持ち悪いので、別の場所に遠征。
車で40分ほど離れた小貝川ふれあい公園まで。
ここは、クワ実菌核病の発生がほとんどない場所で、健康な桑が育っているはず。


 

桑の実

折角はるばる行ったものの、このエリアも、クワキジラミだらけ!
どこもかしこも白いものに覆われて、空気中にまでふわふわしたものが漂っているほどでした。

 

桑の実

念入りに探した結果、ようやく、クワキジラミがあまりいなくて、しかも大粒の実の木を見つけました。
脚立の奥にある小さな桑の木。
風通しの問題なのか、この小さな木だけは虫がほとんどついていませんでした。しかも大粒で、うっとり・・・。
収穫量はいちごの箱に1つ分程度で、はるばる行った割には少な目でしたが、大粒厳選なので、いいのだ。

 

桑の実

この公園には、ヤマグワの木もあります。右側がヤマグワ。やや小粒で、つぶつぶからヒゲが出ています。


 

桑の実

5月31日、小貝川の大粒ちゃんたち。
やや肩が張って、むくむくとしたブドウみたいな形状で、軸は短め。

 

桑の実

6月3日。地元のMy桑の木にまた行ってみました。
何故かクワキジラミは落ち着いていました。みな羽化してどこかに飛んでいったのだろうか。

成熟が進んで、黒い実がどっさりあります。なるべく厳選して収穫。
この日の大粒ちゃんたちはこんな感じ。
まっすぐ長い形状で、軸はやや長めのものが多いです。小貝川のとは違うかたちですよね。



 

桑の実

ほどほどのサイズで、軸がとりわけ長いものを選んで、お酒に漬けました。
冬に作った桑の実チョコが比較的好評だったので、また作ろうかと思って。


 


大粒の桑の実を見ていると、ぽわーーっと陶酔してしまいます。
そのせいで、毎日のように桑摘みに行かずにいられません。
だ、誰か止めて・・・。

コメント (4)
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