採集生活

お菓子作り、ジャム作り、料理などについての記録

ハラペーニョ入りコーンブレッド

2012-08-31 | +お菓子(西洋)

唐辛子の種取りは、手袋必須の危険な作業。

1、2個だから、と手袋をしないでおくと、手はいいもののコンタクトの着脱のときに大変なことに。
「目が、目がぁぁぁぁ」とうずくまることになります。
(うっかり手を唐辛子にしてしまった場合は、手にラップをするとよいです)

種をとっておけば、さほどの汚染はなく、冷や奴の薬味などにすぐに使えて便利です。

で、調子にのっていっぱい種をとってしまったので、何かしなきゃ。


本場なら沢山レシピがあるだろうと、「jalapeno」で検索してみました。
沢山ヒットするのが、丸のまま種部分をくり抜いて、もしくは半割にして詰め物をしたお料理。
んーーー。
ちょっと面倒くさい。
それに細いセラーノ唐辛子もまとめて使ってしまいたいし。


次に多く見えるのが、ハラペーニョジェリー。
酢、砂糖、ペクチンを使って作る、透明版グリーンタバスコのようなものらしい。
どんな味か想像がつきません。
いつか作ってみなくては。


もうひとつ面白そうなのが、ハラペーニョ入りコーンブレッド。
コングリッツ入りのほんのり甘い重曹パンに、青唐辛子が入ってしまうのです。
アメリカの南の方の料理ぽいです。

そういえばコーングリッツ、冷蔵庫にあります。

アメリカのレシピはカップ表示で余り好きでないので、クックパッドでコーンブレッドのレシピを検索し、そこに適量のハラペーニョを入れることにしました。


■■ハラペーニョ入りコーンブレッド
(クックパッドレシピ#1744137を参考にさせて頂きました)
■材料(直径20cmくらいの厚手テフロン丸鍋使用)
薄力粉 130g
ベーキングパウダー 大さじ1/2
(更に 重曹小さじ1追加)
塩   ひとつまみ (ふたつまみ)

コーングリッツ 110g (今回はそば粉20%ミックスのインスタントポレンタ粉を使用)
砂糖 40g (今回は蜂蜜使用)
牛乳 150cc (100ccしかなかった。代わりに卵を増やしたもののやはり足りなかった)
卵 1個 (牛乳が足りなかったので2個使用)
とかしバター(有塩) 60g  (今回はアボカドオイル使用) 

ハラペーニョ、セラーノ唐辛子  微塵切り
Myトウモロコシ(冷凍)
ドライプチトマト  

■作り方
(1)全ての液体とコーングリッツを混ぜる。
(2)薄力粉とBPをボウルに入れて中心にくぼみをつけ、どろりとした液体を混ぜていく。
(3)ハラペーニョ、コーンなどの具を混ぜる。
(4)バターを塗った型(厚手のスキレットなどがいいらしい)に入れ、170度で40分くらい焼く。 結構時間がかかる。
 

ポレンタ粉

こちらがインスタント・ポレンタ粉。
そば粉20%入りです。
黒い点々は蕎麦由来のものだと思われます。 

コーンブレッド

焼けました。
(丸い鍋を型にしたので、ホットケーキみたいな形)
混ぜるだけなのでとっても簡単。


コーンブレッドは、ずっと前ですが、凝って何度も作っていました。
やさしい黄色い色でほんのり甘く、すごく好みの味なのです。

で、そこにピリ辛青唐辛子。

どうなることか?と思いましたが、特に違和感はないです。
ほどよい辛味があって、甘いパンの後味がさっぱりするような感じ。
そういえばタイのグリーンカレーも、青唐辛子の辛さとココナツの甘さのコンビネーションですよね。
甘い+ほんのり辛い、というのは実はあうのかも。
(そういえばチョコレート系のお菓子に赤唐辛子を使う斬新なレシピもありますね。美味しいのかな・・・)

粒コーンがぷちぷちして、コーングリッツはザクザク感があります。
型に触れていた部分がコンガリ焼き上がって、クッキー風になっています(今回水分量が少なかったせいもあるかも)。
全体に、しっとり、というよりはザクザク、ほろり、という焼き上がり。
香ばしくて美味しいです。

ドライプチトマトは、ほんのり甘く優しい味のコーンブレッドの中で、酸味が強くてちょっと異色な存在感。
なくてもいいかなあ。
もしくは砂糖をもっと減らして作ると調和するかも。

甘い系のコーンブレッドは、夕食時に出すのはどうかな、と思われますが、ハラペーニョ入りのパターンならば夕食でもOKではないかと思います。


業務連絡:ダンナサマへ
コーンミールがまだあるんだけど、ハラペーニョコーンブレッドとポレンタと、どっちがいい? 




■青唐辛子大量消費大作戦2012 
2012年は唐辛子消費、すごく頑張りました。
2011年は最後、冷蔵庫の中や畑で少しダメにしてしまったけれど、この年は完全に使い切った!燃え尽きた!!!

(1)ピクルス (保存食)
激辛が苦手なので種を取って漬け込み。
サラダなどに使えそうですが、収穫シーズン中(初夏~晩秋)は生を使うし、冬はあまりサラダを食べないし、いまひとつ使いこなせないです。

(2)スクッグ (保存食)
中近東風の青唐辛子ペースト。香菜、スパイス、ニンニク入り。
大好き。おでんにもつけたりします。
ハラペーニョで作ると辛味が足りず間の抜けた味になるため、セラーノの方がいいです。

(3)柚子胡椒 (保存食)
柚子皮はナイフで剥いて刻んだ方がいい香りのようです。
ゼスターグレーターでおろしていたけれど、再度作るべきかも。

(4)青唐辛子マヨネーズ (すぐ食べる)
種をとったハラペーニョ/セラーノとマヨネーズをスティックミキサーで粉砕するだけ。
ややゆるい仕上がりになりますが、辛さが抑えられて美味しいです。

(5)青唐辛子ディップ (すぐ食べる)
種をとって刻んだハラペーニョ/セラーノと豆腐のディップ。
豆腐でコーティングされるせいか、辛さマイルドです。

(6)ハラペーニョ入りコーンブレッド (すぐ食べる)
どんな味か想像つかずに作ってみました。
うっすら甘塩っぱいコーンブレッドに、ハラペーニョの軽い辛味が加わり、予想していたよりずっと美味しかったです。

(7)ハラペーニョのクリームチーズ詰め・ピラフ詰め (すぐ食べる)
丸ごと、中味をくり抜いて詰めてみました。
胎座が取り除ききれないため、かなり辛くなります。
やるなら収穫シーズンはじめの頃のものがいいかも。

(8)サルサソース (保存食)
トマトなどと煮込んでサルサソースに。

(9)三升漬け (保存食)
セラーノで作ってみました。

(10)青唐辛子の塩胡麻油漬け (保存食) 
種をとり包丁で微塵切りにして、適量の塩と胡麻油で和えるというもの。
今シーズン一番のヒットかもしれない(自分比)。
ほどよくカリカリとした食感があり、何につけても美味しいです。
緑パプリカを適量混ぜて辛さを調節したところがよかった(辛すぎるのは苦手なため)。 
三升漬けやピクルスにせず、こちらをもっと沢山作ればよかったけれど、シーズン最後の方にようやく発見したレシピで、時既に遅し。

(11)ハリッサ (保存食)
赤唐辛子(チェリーペッパー、中辛なんばん)で作りました。
キャラウェイの風味が印象的な赤いソース。


コメント (6)
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