ブログよりも遠い場所

サブカルとサッカーの話題っぽい

【ゲーム】OGオワタ!

2012-12-18 | ゲーム

[第2次スーパーロボット大戦OG]
http://www.suparobo.jp/srw_lineup/srw_og2nd/


 つーわけで、クリアしました。今回は長かったというか、長く感じたなあ。



 最後まで可愛かったアクアさん。



 最終話はこんな感じ。
 スタメン落ちは、どうも使いどころがなかったというか、使い損ねたみたいな人たち。

 というわけで、つらつらとレビューなんぞを。


>>シナリオ(6/10)

 うーん、全体的にイマイチ。今回は、つまらないというより、面白くないという感じでした
 なんというか、すべてにおいて中途半端なんですよね。コレはおそらく、作品に主人公格のキャラが存在しない弊害で、たしかにリュウセイやキョウスケ中心の物語はすでに飽き飽きなんですが(特に『α』シリーズで大まかな話を知ってるリュウセイ)、やはり軸になるキャラは必要だったんじゃないかと。
 設定を見る限りではイングが主人公っぽい気もするんですが、ルート分岐によっては部隊からいなくなってしまったり、他キャラとの絡みが圧倒的に少なかったりという理由で、影が薄いのは致命的です。『OG』シリーズで特定のキャラをメインに据えると反発が大きいというのは理解できますけど、結果として主人公格のキャラが存在しないことで、物語に芯を通すことができなかったんじゃないかと思いました。
 そもそも、リュウセイやキョウスケといったこれまでのメイン格がほとんど話に絡まず、インターミッションの日常的な会話イベントも激減しているせいで、キャラクターに愛着を持てないというのは、作品の特性を考えた場合かなりマズイです。人数増えすぎて、個人にスポットを当てる暇がなくなったのかなあ……。
 あと、反逆者として体制側から追われるという内容でありながら味方が全員一緒に行動しているせいで緊迫感が薄かったり(いっそ体制側につくキャラと分割したほうが出撃枠の問題を考えてもよかったと思う)、イルイに代表される重要なシナリオを共通部分ではなく分岐部分に持ってきたりと、プロット段階で練り込みが足りなかったんじゃないかと感じるような失策が目立ったのは残念です。
 個人的には、物語の導入で『EX』編が始まったところと、『EX』編が終わって地上に場面が移ったところと、最終話だけが面白かったという感じで。ユーゼスはもっと早くから顔見せしていてもよかったと思うんだけどなあ……。
 どうでもいい話、『第4次』でトラウマすら植え込んだ強敵「ゲスト」が雑魚になってたのは助かったような残念なような不思議な感情を抱きました。似たようなユーザーは多い気がします。ハイ。


>>システム(6/10)

 今回は技能周りの作り込みが浅かったのが全てかなと。
 PPがめちゃくちゃ貯めにくくなっていて、そのせいでお気に入りキャラを育成しようと思ったら単騎無双させるしかないというのは残念です。しかも、無双させたとしても先天技能が増えたせいで覚えさせられる技能が限られてしまい、キャラの個性が完全に作り手側からの押しつけになってしまってますし、機体をフル改造したときのボーナスやエースボーナスも代わり映えしなくてマジでユニットの個性が消えた印象を受けました。
 うーん、「どのキャラも育てれば使えますよ」ってのを突き詰めるとこうなってしまうのかなあ。そのわりに地形適応がBで冷遇されているユニットがあったり、平均化したいのか差別化したいのかよくわからないんですよね。このへんも中途半端でした。
 戦闘シーンに入るときのロードをはじめとした読み込みは凄まじく早く、最初から最後までストレスをまったく感じなかったので、その点はよかったと思います。ただ、ツインを組んでいるときの戦闘で、メインユニットの武器を選んだとき続けてサブユニットの武器を選べないことがあったり(メインを選んだ時点でカーソルが「戦闘開始」に合う)、細かいところのUIでチラチラ不満が見えたのは、五年という開発期間を考えるともっと凝ってもよかったんじゃないかと思いました。


>>音楽(7/10)

 直前にプレイしたのが『TOX2』だったこともあり、キャラクターの音声がすごくクリアなのは感心しました。やはり多彩な声優を揃えているのも大きな売りなわけで、音声の圧縮方式には気を使って欲しいです。
 曲に関しても今回はイイ曲が多かったです。エグゼクスバインの曲や、フリッケライ、『D』組のテーマは、曲単体で聞いてもいい感じでした。
 じゃあ、なにがマズかったかっていうと、明らかに年齢に負けてる声優さんがね……(ノ∀`)
 まー、しょうがない部分はあるんですが、水谷優子さん、折笠愛さん、こおろぎさん、かないさんあたりはもうキツイっす。声優としてどうこうというより、声の年齢とキャラクターの年齢が合わなくなっちゃいました。変更するわけにはいかないんでしょうけど、また数年後に『OG』が出るとしたらこの方々なんですよね……って考えると相当キツイかなと。
 あと、ゼンガーの声優さんはマジで迫力ないっすね(´ω`)w>『ニルファ』からずーっと思ってるけど


>>その他

 シナリオデモを頑張って作ったので見て欲しいというのはわかるんですが、爆発のエフェクトなどを含めてスキップできないのは最悪ですねー。僕は二周目をやるつもりはありませんけど、周回するとしたらかなりストレスになる要素だと思います。
 というわけで今作をまとめると、「かゆいところに手が届かない作品」という感じでしょうか。
 プレイしはじめたときはワクワクしたのに、最後はちょっとションボリでしたということで一つ。