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プリンストンに暮らす

ドイツ&アメリカでの駐妻生活を終えて帰国しました!!

マックスのぬくもり

2007年06月06日 | セラピードッグ
今日は、子供達のリーディング・プログラムです。
まずは、わざとらしいストレッチをしたマックスは、息子の赤いTシャツを着込むと、
出発を待ちきれず、早くしてくれないかとばかりに私を見つめています。



この病院内の施設及び学校にいる子供達のほとんどは、アフリカン・アメリカン系と南米系
の決して裕福とは言えない家庭で育っています。
施設に子供を送るにも、車がなくて、小さな赤ちゃんを抱えながら車道を歩いてくる
お母さんの姿も結構見かけ、本当にアメリカは格差社会であることを実感します。

毎日働くことで精一杯の両親は、心身共に疲れ、子供の世話する余裕がなくなり、そのような
状況下の虐待や育児放棄により、心を閉ざしてしまう後天性の自閉症児(Autism child)
となってしまう子供も少なくない……。

私は、専門家ではないけれど、とにかくここにいる子供達には、誰かに自分を受けて入れて
もらえる喜びを知ることが必要だと感じます。

実際、マックスと会った子は、マックスが尻尾をふりながら、自分に近づいてくるだけで
異常なほど喜び、必ず「He seems to like me.」(ボクのこと好きみたい)と言って笑顔になります。

私は、そう感じてもらえた時が一番良かったと思う瞬間です。リーディング・プログラムは、
そのひとつの手段にすぎず、まずは彼らにマックスのぬくもりを感じてほしいのです。

だから、ずっとマックスの手を握ったり、抱きしめている子供達の姿を見ると、
いつも帰るのが偲ばれます。このままずっと遊んでいてあげたくなってしまいます。

さて、リーディング・プログラムの方も、回を重ねる子供達は、とても楽しんでくれて
スムーズに読めるようになってきたことを自分でも感じ、誇らしげな顔を見せてくれます。

そして、あのケビンも、今日は犬の絵本を持ってきて読んでくれました!!

マックスは聞いている

2007年05月15日 | セラピードッグ
今日のリーディング・プログラムの参加者は、初めての子がほとんどでした。
すでに何度か参加している子供達は、マックスと並んで座れることが嬉しいのか
率先して本を読んでくれるなど、回を重ねるたびに積極的になってきているようです。

さて、初参加の7歳のケビンは、部屋に入ってきた時から「Scary」を連発していました。
私は、すっかりマックスのことを怖がっているのかと思っていましたが、実は人前で本を
読むのが怖かったようです。自分の番になっても、頭を抱えて絶対に読もうとしてくれません。

「すごく面白そうな本だから、ちょっとだけ読んでみて」と言っても返事は「No」
年上の子供達が一生懸命励ますもののダメ。これはとても微笑ましい光景でしたが、
そうも言ってられず、しかしムリさせてもいけないなと思い、マックスのブラッシングタイム
に切り替えようと思った矢先、寝ていたはずのマックスが動きました。

マックスは、大抵いつもひっくり返っておなかを出し子供達になぜられて気持ちよさそうに
していて、実際子供が本を読んでいるを聞いているのか、聞いていないのかよくわかりません。

しかし、そんなマックスが、ゆっくりほふく前進したかと思うと、ケビンに近づき、
彼が持っていた本を鼻でつつきました。ケビンは驚いていたものの、

「マックスがそれを読んでほしいって」「マックス待ってるみたいだね」

と声をかけると、マックスは、大きな左手をケビンのヒザにのせました。
ケビンも、マックスのその手を握ると、左手で本を開きました。

先生がすかさず、タイトルを読みあげ、ページをめくり、読み始めました。
それでも、声を出す勇気は持てないらしく、私がかわりに先生のあとについて読みました。
すると、後半のページでは、絵本の決まり文句だった「Just for you」を一緒に言って
くれるようになりました。これは、大きな第一歩です。

読み終わると、子供達全員がケビンにたくさんの拍手を送り、私からステッカーを
受け取ると、とても嬉しそうな、誇らしい顔をして、本を抱きしめていました。

マックス、寝ているようでも、状況をきちんと分かっていたのでしょうか。Thanks!!
私は何もしてあげられないけれど、優しいマックスは、きっとこれからも子供達の
力になると思うと、この活動を地道に続けていきたいと思いました。



セラピードッグ・デー

2007年05月03日 | セラピードッグ
今日は、プリンストンにあるウエストミンスター音楽大学へ行ってきました。
プリンストン大学を小さくしたような、とても落ち着いた環境の素敵な学校です。



セラピードッグのマックスが音楽大学を訪問??

私も依頼を受けた時は、確かに疑問を感じましたが、現在試験中でストレスを抱えた
学生達が、犬とふれあうことで、憂鬱な気分を解消してもらおうというものです。

そして、私も4月からボランティアをしているシェルターの広報活動と、アダプション
そして、シェルターで犬猫の世話をする学生ボランティアを募集するというコラボな企画は、
シェルターでボランティアをしているウエストミンスター音楽大学の学生数名と
スチューデント・センターのスタッフの素晴らしいアイディアでした。

息子の入学説明会もあり、慌しい1日となりましたが、どちらにも関わる私達は
参加しないわけにいきません。素晴らしいお天気にも恵まれ、総勢10匹もの犬が
参加し、私自身もいろいろな犬とふれあえ、楽しい気分になりセラピードッグ効果を実感!!

初めての試みも大好評のうちに終了し、心強いボランティアも多くスカウトすることができました。

時間的には2時間と、少し長かったことと、たくさんの犬や人が集まる所が苦手な犬
特に小型犬たちは、ストレス・サインが現れたので先に帰っていました。

マックスも、昨日シャンプーしたばかりなのに、最初の10分一気にフケが噴出し
どうしようかと思いましたが、校内を歩くなどしているうちに雰囲気に慣れ、不思議に
フケがとまり、結局最後まで学生達にしっぽを振り、特に女の子達には、芝生の上で
ひっくり返ってはおなかを見せて甘えるなど、愛想をふりまき嬉しそうにしていました。

そして、セラピードッグを目指すラブラドールのパピーも参加。ムクムクしててかわいい~。
現在生後4ヶ月ですが、今からセラピードッグとしての素質を養うべく、このような
たくさんの人が集まる場所に慣れさせるために、ほんの15分程でしたがやってきました。

里親募集の犬もいたので、勘違いされて「マックスを引き取りたい」と言われてしまう一幕も……。

イースター

2007年04月04日 | セラピードッグ
今週は、パスオーバー&イースターで、学校はお休みですが、私とマックスが訪問
している児童福祉施設内の学校も病院もお休みはありません。

セラピードッグ活動のひとつとして始めた読書介助犬としてのリーディング・プログラムが
少しずつ直りかけてきた自閉症児の子供達に大変効果があることが認められ、参加者が
増えたので、毎週クラスを持つことになりました。今日は、10歳以上の子供のクラスです。

直りかけてきた自閉症の子供達は、授業では読みたくないけれど、マックスにならと
本を読んでくれます。はじめは、緊張したり、恥ずかしくて、声が小さかったりしますが、
それでもとにかく誉めまくり、私が喜んで拍手すると、たいていそれに合わせて
マックスも喜んで尻尾を振ったりするので、子供達はかなり喜んでくれます。

マックスが聞いていないような態度の時も、「上手だからマックスは気持ち良さそうに
してたわ~」と言って、マックスが良く聞いていたことを伝えます。

また、私にとって、英語が第二外国語で下手なのは十分知られているので、
とても上手に読む子供に「私は、こんな風にすらすら読めないよ~」と言ってみたり
とにかく、読んだ本の内容も含め、面白がったり、誉めています。

私も先生も、読み方の分からない単語は教えますが、間違いを指摘したり、大きい声を
強制したりなどは一切せず、とにかく本に親しみ、楽しく過ごしてくれることが目的です。

そんな雰囲気の中、一切自分から話をしなかった子が、私に話しかけてくれるように
なったり、笑顔を見ることができたり、マックスをしっかりハグしてくれるようになったり
という変化はとても嬉しいものです。

春がきた

2007年03月29日 | セラピードッグ
今日は、児童福祉施設の訪問でした。

春になり、毛の抜けかわり真っ盛りのマックスは、私のTシャツを着ていきました。
洋服を着ると、体がより大きく感じられる気がしますが、それ以上にソフトな
印象を持ってもらえるようで、かっこいいと子供達に喜んでもらえました。

さて、訪問を終えて、ようやく暖かくなった今日は、庭でのんびりしました。
訪問時の反省もありますが、充実感を持ちながら、マックスとリラックスできる
この時間は、私にとって至福の時です。

我が家の野菜畑には、すでにシソやバジルの芽が出ていました。
いよいよガーデニングのシーズンを迎えました!!


マックスの変化

2007年01月25日 | セラピードッグ
病院の訪問や読書介助犬としてセラピードッグ活動を続けているマックスですが
彼がこの活動をとても楽しみにしていることが最近よく分かります。

活動する際、マックスは、いつもの首輪をはずし、IDタグをつけたハーネスと
バンダナをつけるのですが、朝起きて、私がバンダナとハーネスを取り出す姿を
見ると尻尾をフリフリ、私から目を離さず見つめます。

そして、朝食後息子をプリスクールへ送って帰ってくると、それはもう大歓迎。
いよいよ、私が着替え、IDカードを首からぶる下げると、尻尾と腰を振り、
バンダナとハーネスをつけると、一目散にガレージにある私の車にはりつくのです。

Therapy Dog International Inc.の資料によれば、こんな風にハーネスや
バンダナを見て、訪問することを予測し、喜びを表現するセラピードッグが、
全体の27%程いるそうです。 

人好きなマックス、セラピードッグ活動が本当に楽しんでいるのかと思うと嬉しいです。


 準備もまだなのにガレージに飛び出した!! 


セラピードッグ活動の楽しみ

2007年01月22日 | セラピードッグ
セラピードッグ活動における、オーナーのメリットには、

①いろいろな人との出会い
②誰かのために役立てることの喜び
③犬の素晴らしさを共有するの喜び

などがあげられます。ボランティア活動を続けるために欠かせないことです。

私自身、拙い英語のため、プレッシャーではありますが、いろいろな方とお話をする
機会は、毎回楽しみであり、英語を学ぶ大きなモチベーションになっています。
また、訪問を喜んで頂いたり、マックスを誉めて頂いた時ほど、嬉しいことはありません。

さて、今日の大学病院の訪問では、日本に住んでいたことがあるというご夫婦と
お話することができました。

というのも、日本人に英語を教えていたと言う奥様が、私の話す英語のアクセントから
私を日本人と判断され、日本の話題になったのです。 

少しショックではありましたが、国費留学の裕木奈江だって、なまりがきついと、
英語のセリフに字幕がつけられているんだし、う~ん、こればかりは仕方がない……。

気を取り直して、お話すると、ご夫婦は、何と主人の実家の山口県に住んでいた
ということで、一気に盛り上がりました。岩国基地にいらしたそうです。

その間、マックスは、ずっと奥様のヒザに顔を乗せてくつろいでいました。
これでは、どちらが、癒されているのか分かりません。


進入禁止の子供部屋で昼寝するマックス 確かに陽が差し込んで暖かい……。

マックス効果?

2006年12月13日 | セラピードッグ
クリスマスも近づき、今日は今年最後のセラピードッグ活動となりました。

児童福祉施設でのリーディング・プログラムも、初めは、嫌がる子もいたり、
どうなるかと思うほど時間がかかっていましたが、どんなに下手でも、とにかく
聞いてあげて、誉めるを繰り返し、回を重ねるうちに、少しずつスムーズになり
文章を読むことずいぶん慣れてきたように感じます。

毎回私があげる犬のステッカー欲しさもあるかと思いますが、大好きなマックスが
横で聞いてくれて喜ぶからと、何とか早く読み終えることができるよう、事前に
練習する子がでてきたり、以前は渋っていた子が、一番最初に読むと言うほど
積極的になったことは、本当に大きな成長で、何より嬉しいことです。

ADHD(注意欠陥・多動性障害)や行動障害の子供達も、マックスに読むためならと
自分の順番が来るまで、落ち着いて静かに待つことができるようになりました。

自閉症から少しずつ立ち直ってきた子供達も、マックスなら特別にいいよと
読んでくれていますが、こういうタイプの子は、自分で本をよく読んでいるので
実際読んでみると、すらすらと大変上手です。

そこを絶賛、私の拍手に反応してマックスが尻尾を振ると、自信を持ってくれる
ようになり、今では積極的に参加してくれています。

虐待されていた子供なども含め、とにかくこの施設にいる子供達に必要なことは
Acceptance, Encouragement, Guidance, Closeness とされています。

彼らのすべてを受け入れ、励まし、親しみを感じさせるマックスは、いつの間にか
子供達の心をとらえ、自然にこのような関係を作ったのかもしれません。

今日は、もうひとつ嬉しいことがありました。
あのCEOが、広報活動とは別に、さらに関係者2名を引き連れ、私達の活動を
再び見学に来てくれたのです。犬が苦手なCEOですが、子供達と穏やかに接する
マックスをよく理解してくださり、最後にはマックスをなぜてくれました。
やはり関係者の理解は、とても大切です。私の心も軽くなった気がします。


セラピードッグ効果

2006年12月11日 | セラピードッグ
今日の大学病院でのセラピードッグ活動は、マックスも少しずつ慣れてきたおかげで、
私も緊張することなく、自然に患者さん達とお話することができたように思えます。

元NJ州警察官のおじいさんは、警察犬のお話、犬と猫と暮らすおばあさんは
動物のしつけの基本を、ラブ4匹と暮らすおじさんは、それぞれ一匹ずつの
特長を聞かせてくれました。

その間、頭をつけて甘えるマックスをなぜながら

「病院へ来たんじゃないみたいだよ」
「マックスは私のことが好きみたいね」
「点滴していたのを忘れたよ」


と言って頂け、私自身も、来てよかったと思うことができました。

ボランティアは、両者にメリットがなければ続かないと言われていますが、
この訪問を誰よりも楽しんでいるのは、やはりマックスなのかと思われます。


  ようやく玄関のリースを作りました!!    マックスのクリスマス・ストッキング
                       

感染予防

2006年12月04日 | セラピードッグ
一瞬ちらっと雪が舞った今日は、大学病院でのセラピードッグ活動でした。
3度目の訪問となったので、マックスのことを覚えてくれていた患者さんが多く
興奮するマックスでしたが、そこにハープを演奏するボランティアの方が現れ、
不思議に落ち着きを取り戻し、無事に訪問を終えることができました。

さて、病院訪問の際、欠かせないのが、アルコール消毒ジェル Purell

カゼをはじめ、ノロウイルスなどの感染性胃腸炎の原因である様々な病原菌(Germs)
99.99%殺菌することができるもの。

患者さんのため、そして、自分自身の感染予防のためにも、ミニボトルを持ち歩き
病院へ入る前と病院を出た後、両手につけて殺菌しています。

児童福祉施設では、カゼがうつらないよう、授業中くしゃみやせきをした子は、
すぐにこのジェルで両手を殺菌するなど、念入りな予防策をとっているほどです。

また、エアボーンも欠かせません。
学校の先生が、カゼをひかないためにドクターと開発したという、ビタミン剤の
ようなものですが、カゼのひきはじめや、人ごみでのカゼ予防に効果的かと思います。

従来の水に溶けて発砲するタブレットに加え、ペットボトルに入れられる
顆粒タイプも登場しました。


セラピードッグ見習い

2006年11月27日 | セラピードッグ
サンクスギビング休暇明けの今日、マックスと大学病院へ。
まだまだ見習い中のため、マネージャーに見守られながらの活動です。

かなりやりにくいのですが、先週お会いした患者さんに話しかけられたり、
ラブラドールを飼っているという方やその家族の方々に大歓迎されました。

少し喜びすぎたマックスは、当然のことながらマネージャーから注意されましたが
その後は、穏やかに優しく接して下さる方が多く、話している間、その患者さんの
ひざに大きな顔をのせ、目をつぶり、いねむりを始めました。
一体どっちが癒されているのか……。

しかし、癒した方も癒された方も、実際は両者共に穏やかな時間を持つことになり
結果的にはどちらにしても良かったのかもしれません。

それにしても、アメリカの社会におけるセラピードッグの認知度は、考えている
以上に高く、また、この病院での受け入れ態勢が整っているおかげで、まるで
看護婦さんが病院にいるのと同じくらい、ごく普通に病院でセラピードッグが
働く環境に、自らが活動しているものの、今日もまた感嘆してしまいました。

来週からは、ついに一人立ちすることとなるので、こんな風に客観的になっている
場合ではありません。楽しい訪問になるよう頑張りたいと思います。

大学病院デビュー

2006年11月20日 | セラピードッグ
ようやく研修と健康診断を終え、ついに今日は大学病院でのセラピードッグデビュー!!

まずは、がんセンターのロビーで、診察を待つ方々とのふれあいです。
素敵なソファーにカーペット、そして暖炉まである、雑誌にでてきそうな豪邸の
リビングルームといったロビーの暖かい雰囲気のおかげで、マックスも私も
リラックスして活動することができました。

それから、美しい庭に面した全面ガラス張りの治療室&リラックスルームへ移動。
ここは、入院している患者さんが、テレビを見たり、本を読んだりしながら、
毎日の点滴や注射を受けるお部屋で、患者さん一人ずつに声をかけ、お話しました。

初めの3人には、お断りされてしまいましたが、その後は、皆さんマックスの
訪問をとても歓迎してくださったおかげで、マックスは患者さんのお腹に顔を
のせたり、ひっくり返ってお腹を見せたりして、終始嬉しそうにしていました。

スタッフの方々も含め、多くの人にかわいがって頂いたので、マックスは、
この病院が、とても居心地の良い場所と思ってくれたようでした。

今後活動を続けていくためにも、ストレスにならない環境というのは大切なので
初日にマックスが落ち着いて楽しく活動できたことは、とても嬉しい限りです。

ゴミ箱トレーニングのかいあって、ゴミ箱に顔をつっこむ粗相もなく、
マネージャーから「Great Job」との評価を頂き、これから毎週月曜日
正式にマックスと活動できることになりました。


セラピードッグ研修

2006年11月16日 | セラピードッグ
今日は、大学病院でセラピードッグとして、すでに3年も活躍されているマギーと
ゴールデン・レトリーバーのバクスターについて、活動を見学させて頂きました。

まだ仔犬だったバクスターは、道で倒れていたところ、町のアニマルコントロール
に助けられ、飼い主が1ヶ月たっても現れなかったので、愛犬を亡くして悲しんで
いたマギーにアダプトされたのです。

がんセンターの患者さんが集まる美しいロビーでは、ひとりひとりに声をかけ、
マギーが世間話をしている間、バクスターは、大きな頭を患者さんにもたれかけ
甘えていました。

そして、次は普通病棟に移動し、患者さんのお部屋を回ります。
バクスターは、病院ではかなり有名なので、ナースやドクター、スタッフの方々
ひとりひとりに声をかけられ、なぜてもらうため、移動と言えども、かなり時間が
かかります。セラピードッグ用におやつを用意している方もいるほどでした。
患者さんというより、スタッフを癒す効果の方が大きいかもしれません。

患者さんの中には、もちろんセラピードッグの訪問を断る方もいらっしゃいますが、
犬好きな方や、長く入院されている方は、とにかくいろいろな方とお話するのを
楽しみにしているので、バクスターは大歓迎されていました。

病室に犬が出入りするという光景を見たのは、実際初めてでしたが、バクスターと
マギーの穏やかな物腰のせいか、また、セラピードッグをごく普通に受け入れている
社会や環境のせいか、不思議と何の違和感も感じることはありませんでした。

いよいよ、来週からマックスとの訪問が始まります。
バクスターに比べるとかなりの不安がありますが、とにかく頑張りたいと思います。




CEOの訪問

2006年11月13日 | セラピードッグ
今日のセラピードッグ訪問は、あいにくの雨でしたが、マックスが登場したとたん
目をキラキラさせて喜んでくれた子供達の表情に、気分も晴れやかになりました。

リーディング・プログラムの初日は、子供達も本を読むことで精一杯だったため、
なかなかマックスに本を読んであげるという感じにはなりませんでしたが、今日は
もっとマックスにくっついて座って、本の絵も見せてあげてねと話してみました。

どの子もマックスに寄り添うように座って、本を読んでくれたので、マックスも
話をしている子に集中することができ、本当に話を聞いている感じになりました。

前回は、自分で話を作っていた子も、今日は先生について、しっかり読んでくれたり
一単語ずつ、先生に教わっていた子も、何回も出てくる Boy,He,went......などの
単語は自分で読めるようになったことなど、嬉しいことがありました。

今日から新しく施設に入った女の子は、私の持参したマックスお気に入りの本から
Brave Norman を選び読んでくれました。

このような私達の活動を、今日は特別に、附属する大学病院のCEO(最高経営責任者)
が見学。年配の方を想像していましたが、いいスーツを着込んだ若きエリート。

わざわざCEOのスケジュールに合わせての訪問だったこともあり、犬好きな方と
ばかり勝手に思いこみ、油断したのが間違いで、終了後にマックスが近づくと、
「におうな」とか「スーツにさわんないでくれ」なんて言われてしまいました。

前日にサロンに行ったばかりのマックスなので、「におうならバニラの香りよ」
と言いたいところでしたが、ここは、セラピードッグ・パートナーの基本を守り
聞こえないふりをして、マックスを呼び戻しました。これが道端だったらケンカです。

施設や病院のすべてのスタッフが、犬好きなわけではないので、不愉快な思い
することは覚悟していなければなりませんが、いつも優しいスタッフに囲まれて
いた私には少しショックなことでした。

とにかく私がもう少し注意して、初対面の人に近づけないよう座らせて、話をすれば
イヤな思いもしなくて済んだので、本当に反省です。

ボランティア研修

2006年11月06日 | セラピードッグ
今日は、セラピードッグとして採用された大学病院での研修へ参加してきました。
こちらは、マックス抜きの私のための研修です。

一緒に研修を受けたのは、ピエロのおじいさん二人。
ピエロというと、私はサーカスとか、イベントというイメージがありますが
彼らは、病院や養護施設を専門に訪問して、この道30年という大ベテラン。

アプローチ方は異なりますが、患者さん達を癒す活動は、セラピードッグ
共通するものがあると意気投合。 そこで、ピエロとセラピードッグのコラボで
一緒に活動しようと誘われたのですが、私がピエロになったら、マックスが言う事
聞かなくなってしまうので……と丁寧にお断りしておきました。

研修なのに、赤鼻つけたドクターに扮し、笑う聴診器など面白い小物(高いらしい!!)
もたくさん持参していて、IDカードもその顔で写真を撮っていました。

研修は、病院の歴史や規則、感染予防、患者さんへの接し方などから、
様々な人種とその文化の理解、セラピードッグのことまで触れられていました。

資料の中で、アメリカでは、21歳から39歳まではヤングアダルト
40歳からがミドルエイジとカテゴリーされていて、36歳から中年となる
日本との違いに、妙に嬉しくなってしまいました。

法律関係では、患者さんの個人情報を外部へ流したら、罰金5万ドル、懲役1年、
またその代償を受け取ったりしたら、罰金25万ドル、懲役10年ということも学び、
最後にはテストも。

この大学病院は、毎年全米で最も優れたサービスをする企業へ送られる
Malcom Baldrige National Quality Award の病院部門を
一昨年受賞し、ブッシュ大統領から表彰を受けています。

スタッフの方々のフレンドリーな対応や、病院ロビーやベッドサイドでの美しい
ハープ演奏など様々なボランティア活動が評価されたとのこと。

日本の病院とはもちろん、アメリカでもなかなかないと思われる素敵な雰囲気の
病院で働くことができることを嬉しく思いつつ、セラピードッグ活動の成果を信じ、
大変協力的なスタッフの期待に応えられるよう、頑張らなければと思うのでした。

研修後はツベルクリン反応と、ボランティアは無料のインフルエンザ予防注射
を受けました。