富島健夫作品 読書ノート ~ふみの実験記録

富島健夫の青春小説を読み感じたことを記録していきます。

念願かなって

2011-08-08 20:59:45 | その他

建て替えを前に、荒川さん、tentokuさんとともに富島先生宅に訪問させていただきました。

古いお宅を想像していましたが、意外と現代的?な建物。片付けはかなり進んでいましたが、書斎の家具はそのままで、ベッドの枕元にはうつぶせで執筆するための板も残っていました。衣類やゴルフ用品も。まるで先生がいらっしゃるかのよう。
書庫や応接間の書棚には数百冊もの著書がならび、古書店めぐりやオークションに懸命な収集家、ふみとtentokuさんは大興奮!「できることならこの部屋ごと持って帰りたい!」と思うほどでした。一日いても飽きなかったでしょう。

先生のお二人のお嬢さまにお会いできたのも幸運でした。きりっとした美人のお姉さん、かわいくチャーミングな妹さん。お二人ともどことなく先生の面影も感じられるすてきな女性でした。

さらに中村八朗氏に師事していた時の習作と思われる原稿や、期待していた早稲田時代の同人誌『街』も発見!これらを貸していただくとともに、貴重な著作物や遺品の一部も譲っていただき、ファンにとってはまさに夢のような充実した一日でした。

tentokuさんと「古書店めぐりがばかばかしくなるね」と話をしましたが、コレクションが増えたという満足感で終わってしまうのは違うという気がします。それだけでは貴重な資料が死んでしまう。
先月の林編集長宅訪問もそうですが、このような奇跡のような流れが続いたことを、これからどう生かしていくか。

新発見資料については荒川さんが何らかの形で報告してくれると思います。
ふみは計画中のプロジェクト?を今年中に何とか形にしたいと思います。これだけそろったら、やるしかないのです。読書も進んでないですが…。

先生にお会いすることはかないませんでしたが、今日のことで富島作品に対する愛情が変わってくる気がします。違った深みをましたような。

お嬢さま、長時間お邪魔しただけでなく、貴重な資料をありがとうございました。有効に活用させていただきます。
そして去年からの奇跡的な出会いの数々に本当に感謝する思いでいっぱいです。

さて…明日から復帰できるだろうか…。