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カロリンスカ研究所がノーベル医学・生理学賞を発表

2012年10月09日 | 学術発表

iPS細胞を開発した京大の山中伸弥教授がノーベル医学・生理学賞を受賞した。
毎年この時期に発表されるが、この分野で日本人は二人目の受賞になる。

ところで、ノーベル医学・生理学賞が発表されるとき、必ず書き出しが「スウェーデンのカロリンスカ研究所は・・・」と始まるのは、意外と知られていない。ノーベル賞の各部門は、物理学賞と化学賞はスウェーデン王立科学アカデミー、医学・生理学賞はカロリンスカ研究所、文学賞はスウェーデン・アカデミー、平和賞はノルウェー国会が選出することになっている。

そのカロリンスカ研究所で、水素に関する研究発表が三度行われている。
九州大学の白畑實隆教授の記事より。

2007年5月15日
第一回目は、カロリンスカ研究所環境医学研究所のステン・オレニウス名誉教授の招聘により、環境医学研究所でセミナー「酸化ストレス関連疾患の予防及び改善効果を持つ還元水の作用機構(原題は英文)」が開催された。セミナーには多くの教授や研究員、学生が参加し、細胞内活性酸素を消去し、酸化ストレス関連疾患を抑制する電解還元水及び天然還元水の作用機構について熱心な討議がされた。ステン・オレニウス名誉教授は、カロリンスカ研究所(カロリンスカ医科大学)の医学部長、環境医学研究所長を歴任されたミトコンドリアの活性酸素研究の大家である。

2009年6月4日
スウェーデン生理学会が後援した招待セミナーは、カロリンスカ研究所神経科学科で開催された。招待者は神経科学科神経毒性学教室のサンドラ・セッカテリー教授で、「酸化ストレス関連疾患の予防及び改善のための水素及び白金ナノ粒子を含む還元水(原題は英文)」であった。多くの教授や研究員が参加して、予定の1時間を超える熱心な討議が行われた。

2011年5月12日
環境医学研究所毒性学教室のボリス・ツィボトスフキー教授の招待で開催されたセミナー「動物細胞における新規レドックス調節因子としての水素及びミネラルナノ粒子の作用機構(原題は英文)」には多くの教授や研究員、学生が参加した。招待者のツィボトスフキー教授はミトコンドリアの機能不全による細胞死の機構解析で著名な科学者である。セミナー終了後、オレニウス名誉教授、准教授の先生方及び学生と討議を行った。オレニウス名誉教授から「この4年間で還元水に関する研究が大変進歩した。なかでも活性水素の作用が興味深い」とのコメントがあった。

電解還元水には水素分子やミネラルナノ粒子が含まれており、その相互作用により強力な還元物質である活性水素(原子状水素)が発生する。電解還元水中の水素は水素ガスボンベから吹き込んだ水素水よりも還元活性が高いことが報告されている。また、微量のミネラルナノ粒子はSOD酵素やカタラーゼ酵素と同様な触媒活性を持つほか、ヒドロキシルラジカルを消去する活性も極めて高いことを当研究室で明らかにしている。また、水素化ミネラルナノ粒子は活性水素を供与する新しい抗酸化剤として注目されている。無害な飲料水を用いて作製される電解還元水は電気エネルギーを水素やミネラルナノ粒子の形で保持した水であり、天然還元水(いわゆる奇跡の水と言われている水の一部)は地下の岩石エネルギーにより地下水が還元されて水素やミネラルナノ粒子を含むようになったエネルギー水であると考えられる。

今年の7月には、カロリンスカ研究所と九州大学・日本とリムとの共同論文がオンライン科学雑誌「PLoS ONE(プロス ワン)」に掲載されている。

電解還元水中の分子状水素は脳神経炎症を抑制し、疾病行動からの回復を促進する
http://www.kyushu-u.ac.jp/pressrelease/2012/2012_07_23_2.pdf

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