こんばんは ダイスケです
冬は活動が少ないので、少し前ですが新聞で見た記事について書こうと思います。
みなさんは、この魚をご存知でしょうか?
”ポリプテルス(Polypterus)”
ポリプテルス目・ポリプテルス科に属する。体長は、最大で1mほど。
ハイギョやシーラカンスに近い種であるといった見解もある。
近縁種すべてが熱帯アフリカに生息する。
Polypterus は「多くの(Poly)ひれ(pterus)」という意味で、名のとおり背中に小離鰭(しょうりき)と呼ばれる菱形の背びれが10枚前後ある。これは、尾びれに当たる位置にまで並び、尾びれに該当する鰭はない。
Wikipedia参考
で、コイツがどうしたのかというと、
なんと12月初めに琵琶湖の彦根旧港で発見されたのです!!
以下新聞記事----------------------------------------------------
彦根旧港湾にアフリカ産の魚見つかる
彦根市の彦根旧港湾の琵琶湖で、漁業者の外来魚駆除用の投網にアフリカ原産の外来魚ポリプテルスの一種がかかった。彦根市の県水産試験場が発表した。観賞用に出回っている魚が放流されたとみている。琵琶湖では越冬できないとみられるが繁殖の可能性がないとは言い切れず、試験場は外来魚の放流をしないようあらためて警鐘を鳴らす。
試験場によると、初めて捕獲された外来魚は、集計を始めた一九九四年以降、これで三十九種目(同年以前に確認されたオオクチバスやブルーギルなどを除く)。これまで、アメリカナマズの別名を持つチャネルキャットフィッシュや南米大陸原産のピラニアなどがいる。
今回の魚は体長三六・七センチ、体重四〇二グラム。アフリカの沼や流れの緩やかな河川にすみ、植物の間に二百から三百個の卵を産む。昆虫や無脊椎動物、カエルや魚を捕食する。日本でも観賞用として流通しており、大型の種類では一メートル近くになるという。
アフリカの熱帯・亜熱帯地域の水温に適した魚で、試験場は琵琶湖では越冬できないとみている。ただ、担当者は「琵琶湖の中でも温排水が出る工場付近などで繁殖する可能性がないわけではない。生物は適応性もあるので非常に危険」と説明。さらに「新たな病気が持ち込まれる可能性もあるし、本来いない魚が一時的にもすむことによって本来食べられなかった魚が食べられてしまう。琵琶湖にいない魚を放流すると生態系に影響する。絶対、無責任に放流しないでほしい」と訴える。
捕獲されたポリプテルスの一種(県水産試験場提供)
参考:http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20121202/CK2012120202000007.html
というわけです。 観賞用ペットが捨てられたようですね。
熱帯の魚なので越冬ができないらしいのですが、油断はできません。適応されて産卵でもされたらえらいこっちゃ、です。
さらに、新聞記事にもあるように、ポリプテルスには大丈夫でも在来種には致命的な病気があったりするかもしれません。
今回はまだ小さめで、産卵した様子もなく捕獲されましたが、これが1mにまで成長した姿を想像すると・・・・・・・
ゾッとしますね
1mの魚が琵琶湖で在来種をガツガツと・・・・キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーなわけです。
最近はペットショップでも珍しい熱帯魚がいろいろいますが、飼う方には責任をもって最後まで可愛がってあげて欲しいですね
これからも、新しい外来魚が現れてきてしまうのでしょうか。
どんな影響を及ぼすのかはまだわかりませんが、バスやギル以外にも要注意ですね
カムルチーは要注意外来生物に指定されていて、ブラックバスなどとは違い、今のところ、リリースなどについては規制はかかっていません。
ですので、リリースしなければいけない、リリースしてはいけない等は、個人の自由でよろしいかと思います。
しかし、地域によってはカムルチーの移動を禁止、制限している地域もあるようですので、もし持ち運ぶ際はお気を付けください。