外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

4月10日 ~4.10死闘の日~

2012-04-10 21:46:09 | 活動記録
どもども、技術担当者です。

これは調整池(通称:小琵琶湖)での親バスとの死闘の記録です
 

先日、学内の環濠ではオオクチバスの完全駆除が達成されましたが、
まだ調整池には目視でも30個体ほどのオオクチバスが残留しています。

私は、小琵琶湖の監視をしておおまかですが、残留個体を把握しています。

まず、大きな個体は全長50センチほどで、2尾確認しています
その次に大型のものは全長40センチほどの個体が1尾、
全長30センチほどの個体が1尾で、
その他は全長10~15センチほどの去年生まれの個体です。

その調整池で現在、県大BASSER'Sでは学内の調整池(通称:小琵琶湖)に人工産卵床を設置しています。

春のこの時期にオオクチバスは産卵のため、産卵床を作ります

人工産卵床は、その習性を利用してオオクチバスが、その産卵床を人工的に作り、そこに産卵させて卵から駆除する手法です

そして、
     4月10…
          天然産卵床ができました…

 人工産卵床のすぐ横、1メートルほどの距離にできていました;
 
 これはマズい!! ということで、急遽その産卵床を作った親魚の捕獲を行いました。


ペットボトル2つ浮いているものが人工産卵床です。

親魚は全長50センチほどの大型個体でした
そのため、2号のナイロン糸で1目120㎜の刺し網を2重にして捕獲を試みました

なぜ、2重かというと、1重で1度試したのですが、破られたのです


産卵床の下流に追い詰めてから、刺し網を張り、追い込みます
青いカッパはバサーズ希少種エコキャン代表のまるです
鋭いまなざしで刺し網を見つめていますが、この時、彼はトイレに行きたがっていました;

そんな中でしたが、追い込み専門の、ノブの大健闘で刺し網に追い込むことができ、
2尾の親魚のうち1尾を捕獲できました


私の足ですが、26㎝ですので、その大きさが分かるかと

とりあえず、ペアリングは防ぐことができましたが、まだ残留個体は残っています。

引き続き、この春は小琵琶湖で死闘が展開されそうです…
その模様はまた後日...

   

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