ども技術担当者です。
先日に引き続き、外来魚関係の怖い話です。
実際にブラックバスでの事件を紹介します。
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特定外来生物のブラックバスの一種、オオクチバスを釣って生きたまま運んだとして、奈良県警吉野署は19日、大阪市生野区の電気工事士の男(42)を外来生物法違反(運搬の禁止)容疑で現行犯逮捕したと発表した。ブラックバスは生態系を壊す恐れがあるとして、運搬や飼育が禁止されている。県警によると、同容疑での逮捕は珍しく、男は「釣ったバスを彼女に見せようと思った」と供述しているという。
吉野署によると、男は19日午前11時10分ごろ、同県下北山村の池原ダムで、釣ったオオクチバス2匹(体長53センチ、同54センチ)をクーラーボックスに入れて車に運搬した疑いが持たれている。
バス釣り愛好家の間では、池原ダムは人気スポットとして知られている。男は6月ごろ、ダムそばの禁漁区域で釣りをし、署員から注意を受けていた。この署員が19日、同じ禁漁区域で釣りをしている男を見かけ、職務質問をして発覚したという。
朝日新聞 2009年8月20日より
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この事件は、外来生物法違反(特定外来生物生体運搬に該当)の事件です。
ブラックバスは釣ることは問題ありませんが、釣った後に持ち運ぶとなれば要注意です
例え、食べるためといっても生きたまま持ち運ぶことは違反になります
皆様、お気をつけ下さい。
※ブラックバスの飼育も外来生物法違反となることはいうまでもありません※
この写真は特別な許可を取って撮影しています
研究や展示のために飼育するには、環境省に特別に許可を取る必要があります。
しかし、愛玩目的(つまり、観賞用として)では許可申請をすることはできません
水族館などで展示されているものについてはすべて許可が取られている(はず)です。
飼育・運搬禁止の魚『ブラックバス』でした