外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

滋賀県の駆除模様 ~ショッカーボートで電気ビリビリ~

2012-11-27 14:05:11 | 雑談

どもリーダーです。

最近、ブログの更新が少なくなっており、申し訳ありません

ちょこっと滋賀県の外来魚駆除模様についての記事を見つけたので、貼っていきますね

 

電気ショッカーボートによる外来魚駆除事業

 

電気ショック効果あり 滋賀県のオオクチバス駆除対策 /滋賀
2012年10月10日 京都新聞

 琵琶湖で在来魚をえさにする外来魚のオオクチバスを駆除するため、滋賀県
が本年度から導入した電気ショッカーボートが、今夏の1カ月間に行った駆除
調査で約2・3トンの外来魚を捕獲した。県水産課は「電気ショックで集中的
に駆除できる。期待通りの効果」といい、駆除調査を近く再開する。
 「雷神」と名付けられたボートは、先端部から水中に突き出した2本の電極
に最大千ボルトの電気を流して外来魚を感電させ、気絶した際に網で捕まえる
。在来魚が浮くこともあるが、しばらく経つと回復するという。
 調査は2013年度まで実施。本年度は6~7月に南湖の岸辺で計16回行
い、約2・3トンのオオクチバスやブルーギルを捕獲した。オオクチバスは約
2・1トンで9割を占め、「体の大きい魚にはより多くの電流が流れ、有効な
方法だと確認できた」(水産課)という。
 8~9月は水温が高く、電気ショックの効果が低下するため調査を休止した
が、今月から来年3月までに南湖で計22回を計画。どの時期に効果的な駆除
ができるかを検証する。13年度は70回の調査を予定し、水産課は「オオク
チバスが産卵で岸辺に集まる4、5月で集中的に行いたい」としている。将来
は漁業関係者に駆除を委託する方針という。

 

「電気ショッカー」で効率良く 琵琶湖で外来魚駆除 /滋賀
2012年10月27日 中日新聞

 琵琶湖を航行しながら水中に電流を流し、気絶させた外来魚を捕獲する「電
気ショッカーボート雷神」を使った県の外来魚駆除で、本格的にボートを導入
した六、七月の捕獲量が二・三トンに上った。水温が低くなり通電効果が高ま
る十月を迎え、県は雷神による駆除を再開した。
 県は一回の航行で百キロを目安に捕獲量を見込んでいたが、六月一日~七月
四日の期間中の十六日間で、見込みを上回る捕獲量となった。
 産卵のために接岸するなどしたオオクチバスが大半を占め、体長も三〇セン
チを超える大型のバスが多い。
 主に琵琶湖南湖を回り、電気ショックで気絶させて浮かんできたところを網
ですくう方法で、船上から外来魚だけを選んで捕獲。在来魚を守りながら外来
魚を駆除できる。
 通常のエリ漁での捕獲に比べ、体長の大きな親魚を捕まられるため、県水産
課は「効率的な駆除が可能」と説明。十月以降、本年度中に二十二回、南湖を
航行する。
 ボートは本年度、五百七十万円で購入。全長約七メートル、幅約二メートル
で重さ一トン。船体前面部に約二・五メートルのアームを二本伸ばし、その先
のワイヤから水中に電気を流す。電圧は最大千ボルト。水中の濁りなどを考慮
しながら電気の流れる量を調整する。(梅田歳晴)

電気ショッカーボート「雷神」はかなり活躍している模様です☆

バスやギル以外の魚ももちろん電気で気絶して浮いてきますが、

数分で復活しますので、在来種への影響は少ないようです。

刺し網や投網では、かかってしまうと鱗がはがれたり、粘膜をとってしまいますので、

それと比べると電気ショッカーは在来種に影響がとても少ない印象を受けます。

また、ボートで効率よく広範囲を操業できるので、広い琵琶湖でも効果がありそうです!

電気ショッカーボートが100隻ほどあれば琵琶湖から外来魚を完全駆除できそうですね☆

来年の春も琵琶湖の南湖で操業予定だそうです。