外来魚ひとりがたり

滋賀県立大学近江楽座学生団体
滋賀県大生き物研究会の活動あれこれ

七夕定例会~強風・雨・フナ~

2012-07-07 08:43:13 | 活動記録

ども技術担当者です

7月7日七夕の日にバサーズ定例会をおこないました

この日は風が強く、時折雨も降っていて久々に厳しい条件でした;

6月30日のイベントで投網を1投しただけでフナが30尾近く捕れてしまったので、

今回は混獲を防ごうと釣りによる駆除をおこないました

当日は風が非常に強く、風裏でなんとか釣りました

 

大雨の後だったため、水が濁り、魚の動きがイマイチでしたが

ブルーギルが溜まっている場所を見つけ釣っていきました

 

この時期の神上沼ではワタカが回るのですが、今回は釣れませんでした;

その代わり、大量に生息しているフナがぽろぽろブルーギルに混ざって釣れました

今年はフナの1歳魚がたくさんいるように感じます。

昨年は春時期の琵琶湖水位が高く、フナの再生産が多くされたので、その影響かと思われます☆

在来種が増える環境は嬉しいですね

今年も春は琵琶湖水位が高かったので、多くのフナ稚魚が出そうな予感です

 

在来種が増えるその反面、混獲が問題になってくるので駆除する手法に苦労します;

 

今回の定性調査では、風が非常に強かったので、投網は数投だけ打つことにしました

混獲を防ぐため、小型のフナが掛からない目合いの投網を用いたのですが・・・

30㎝を超えるフナが捕れました;

フナは小型のみでなく、大型もいるということで、将来神上沼が

『小ブナ釣りし、かの川(沼)』のような環境になったらいいですね~

 

けれども、オオクチバスも相変わらず捕れます。。。

投網を打った数の努力量からすると捕獲量が多かったので、いかがなものか・・・

胃内容物にはフナ稚魚やテナガエビが出てきました;

今回の駆除結果です。

左が投網、右が釣りによる結果です。

 

おまけ:在来種の稚魚の出現をみようと調べると、フナの稚魚の他、背びれに黒点のある魚(おそらくカネヒラ)、ワカサギ、オオクチバスが捕れました。 ワカサギが産卵していることが分かり、驚きです