Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

働き方

2009年12月19日 | Weblog
一流の医療を提供している某病院から
私の非常勤先の医院宛てに荷物が届いてました。
開けてみたら御歳暮でした。

患者さんを何人も紹介していますので
金銭的には頂いても構わないものだと思いますが、
先方と自分の医師としての実力・経験を比較すると
こういったものをもらうのには早いように思います。
先方も私がかなり若手ということは御存知のはずですが・・。
一人前扱いしてやるからよく勉強してどんどん前へ進みなさい、
という含意のある御歳暮と解釈して頑張ります。

         *  *  *

週刊東洋経済のアラサー特集を読みました。
オリジナルな仕事をしてリーダーシップを発揮している人たちには
面白そうなことしてる奴がいるものだと感じました。
これから10年、20年した時に彼らに行動力や知力で劣らないよう
自分も頑張りたいという気にさせられます。
逆にワーキングプアの人々を見ると、そういった生活はしたくありません。
自分がどういう道に進みたいのか認識させられました。

(高収入⇔低収入)×(伝統的⇔革新的)の四分表も掲載されていました。
高収入かつ伝統的なのが医師・弁護士・キャリア官僚・大企業など。
高収入かつ革新的なのが外資系金融など。これも嫌いじゃありません。
低収入かつ伝統的なのがワーキングプア。これは結構です。
高収入かつ革新的なのが社会起業家・ベンチャー・NPOなど。
本当に継続的に社会を良い方向に変えていけるのなら尊敬します。

会社や組織が頼れるものと信じていないところと、
自分の力をしっかりつけないといけないと思い努力するところは
我々の世代で平均以上の人材によく見られる特徴だと思います。

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医者になった私としては、以下のような目標を持っています。

・ある程度の収入と複利運用に基づいて個人資産を蓄え、
 現役時代にはゆとりのある生活と自己投資を可能にし
 老後の心配を減らす。
・経済的な安定性に立脚して良い医療・研究に努める
・できれば世界的にインパクトのある仕事を一つでもしたい
・世界中の人と意思疎通できるよう英語の力もまだまだ磨く
・従来のようなしがらみと恫喝を伴った医局体制ではなく、
 進んで人が集まってくるような医師集団のあり方を模索する。
・世界に通用する人間を輩出できるよう、日本人の層を厚くしたい。
 自分自身がそうなれれば良いが、たとえ1.2流ほどの人間であっても
 切磋琢磨することでより優れた人物を鍛える研磨剤となればよい。
・経験と学力を深め、最終的に指導的な役割を果たせるようになりたい。

ひらたく言えば「リッチで臨床力もある超一流の医学者で、
こいつに付いていけばメシが食えるという人望があり、
こいつの意見は聞くべきところがあると社会的に思ってもらえる人物」
というところでしょうか。

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今日はヨメが忘年会だったので、晩御飯は一人焼肉に行きました。
厚切りタン、ハラミ、バラ、もやしナムル、わかめスープ、御飯。
酒を飲まないと頭がすっきりしていて、なかなかよろしいです。
我々の世代、酒なんか飲まなくても素面で喋れますから。