Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

浮気に悩む女

2005年03月30日 | Weblog
同期の研修医が彼氏の浮気に悩んでおりました。
普段からかまってくれなくて、仕事の後にメールもくれなくて、
彼氏が合コン等に行くのも嫌らしい。

突き放したらすがってくれるだろうか、とか
それで別れることになったら困る、とか
誰かキープを作ってからにしようか、とか
医局で他の研修医に相談しておりました。

普通に自分の気持ちを相手に言って
状況が変わらないなら別れたらいーじゃん・・と僕は思うのですが。
どうも相手が自分にとってどうとかじゃなくて、
単に一人になるのが嫌だというだけに聞こえたなぁ。。。

ダイエット

2005年03月27日 | Weblog
とうとうBMIが22台に突入しました。キタ━━━━ヽ(`∀´ )ノ━━━━!!!!
まもなく70kgも切れて60kg台に突入できます。
BMI22が理想体重だという説に従えば、我輩の理想体重は67.4kg。
20歳の時のBMIが理想体重という説ならば、59kg。。。BMI19.26です。
まぁ20歳までは痩せすぎだと言われていたので、
オッサンになって太る分も見越して、65~66kgくらいが良さそうです。

初詣に行った宮島の温泉で、体重を量るとBMI24.3だったのが
ダイエットを始めるきっかけになりました。
日本人では25超えると肥満だし、お腹も少したるんでたし、
このままでは30代、40代はどうなるのやら・・と思ったし、
動脈硬化で心筋梗塞や脳梗塞や痴呆になるのはイヤなので、
こりゃ~体重をコントロールせんといかん。。。と思って始めました。

とりあえず三食は相変わらずきっちり食べ、おやつも食べてます。
朝300kcal, 昼700kcal, 晩800~900kcalくらいで、間食は缶コーヒー(数十kcal)にしてます。
お菓子やチョコを食後に1つつまんだりもしておりますが。。。
2ヶ月で4kgなので、まぁ緩やかなダイエットかと。

外来

2005年03月26日 | Weblog
次の金曜日から外来診療を始めます。
本人としては、ま~そろそろ外来もやってみて、
問題があったら勉強するか、くらいにしか考えてないのですが、
同期の研修医には「えええ~~外来すんの?(笑)」と驚かれ、
臨床実習と飲み会に来た学生には「1年目で外来させられるんスか?」と聞かれ
母親には「あんたが外来すんの?」と言われました。悪かったなヽ(`Д´)ノプンプン
でも考えてみたら、経験年数11ヶ月、内科系は6.5ヶ月の医者なんですねぇ。
いや~~~~、診てもらいたくないかも(--;)

病院の心肺蘇生コースに参加しました。
いかに早く心肺蘇生を開始し、必要なら除細動を行わなければならないか、
ということを学習しました。
除細動器に親しんで、自分にとってそんなに特殊な装置でなくなったのが収穫です。
循環器内科で研修していた時に、何度か除細動をさせてもらっていますが、
使い方や適応がより整理された感じ。
ワタクシ、4月から救急外来も基本的に1人で診なきゃいけませんし。。。

色々と責任が重くなるし、命に関わる病気を見逃したら大変ですが、
負荷がかかると人間、勉強や工夫をするものですしね。
それにどうせ外来なんて、遅かれ早かれいつかはやらされるし。

送別会

2005年03月25日 | Weblog
研修医だけで、先輩医師の送別会をやりました。
楽しかったです☆

昨晩は当直、今晩は送別会、明日は朝から心肺蘇生のトレーニングコースです。
コースを受講に行く前に、病棟の仕事をやっつけておかないとね・・・。
3日連続で忙しくなりそうです。

春休み

2005年03月23日 | Weblog
最近やたら学生が病院見学に来るなぁ・・と思ってたら、
なんと今は春休みの時期なんですね。
どーして働いてんだろオレ・・・いやいや違うか。
学生のころは「春休みも夏休みもないなんてありえねー」とか
「朝から晩まで仕事をするってどんな感じなんだろう」とか思ってましたが、
実際に働き出すと、意外と普通に過ぎていきますね。

先日も学生が5人やってきたのですが、今日は9人もやってきました。
で、副院長回診も見学して、一緒に病棟を回ると。
副院長+研修部長+研修医2~4名+学生9人という、ワケワカラナイ集団で回診しました。


介護に関して、ちょっと考えさせられる一日でした。
前から入院していた患者で、肝不全のため昼夜逆転している人がいます。
ヘルパーが介護に来るといえ、老夫婦の2人暮らしなので
奥さんも介護疲れしているのか、色々と理由をつけて退院を引き伸ばしにかかります。
10日で十分退院可能だったのが、とうとう1ヶ月近くなったので
30分ほどウダラウダラと協議して、ようやく退院してもらえることになりました。
かなり神経質な人で、あれこれ気を揉んで自分で疲れているような気もしますが、
「ンなこと気にしなさんな」とか「それはそれと思って切り捨てたらどうですか」とか
そんな系統の発言も出来ないので、非常に疲れました。

また別の患者さんは、たいそう裕福な人みたいで、
本人の身体は動かなくても、お抱えの運転手あり、へルパーも何人かいます。
この人は恵まれた環境でラッキーだなぁ・・と思ったのですが、
介護して身体を痛めて辞めてく人が次々と・・・とヘルパーから聞いて、
なんだか複雑な気持ちになりました。
もちろん対価は支払われているのだけど、身体が動かなくなった年寄りのために
他の人が身体を痛めてるんですよねえ・・・。
ローマ時代の自由市民と奴隷とか、若い女の生血を吸っていた女侯爵の話が
頭の中をよぎりました。
患者さん自身は、ほんとに育ちのよさそうな老婦人ですが・・・。
身体や精神が不自由になった人を介護するって、むちゃくちゃ大変ですね。


もうすぐ新しく研修医が入ってくるので、医局の机を席替えしています。
机と机の間の仕切り板をなかなか新しい机へ移動させてもらえないので、
とうとうドライバーを借りてきて自分で動かしました。
しかし隣の男性研修医は、そんなの誰かがやってくれるだろ・・と言う。
自分の周りの仕切り板を全部動かそうかと思ってたけど、
他人がやってくれるだろうと思っている奴のまで動かす気にはなれなかったので、
そこで気持ちが冷めて、移動をやめました。
自分で何もせずに恩恵だけ享受しようなんて奴のことは知らん。
女の研修医だって手伝ってくれたのに、体力のある男が何もせんとは。。。

早朝出勤

2005年03月22日 | Weblog
今日の午前中は腹部エコーの練習日だったので、早朝出勤しました。
朝9時から腹部エコーの検査が始まるので、それまでに病棟業務を終わらせ、
検査中に病棟から些細なことでは呼ばれないようにしときたいから。
なので朝7時半に出勤しました。7時半だと、医局にほとんど誰もいません。

しかし来月から早朝出勤増えそうだなぁ。。。
月曜日に投薬外来、木曜日に救急外来、金曜日に初診外来を持たされ、
火曜日には腹部エコーの練習があるので、どの日も早く病棟業務を終えておきたいし。
まぁ半日つぶれるのは初診外来だけで、救急は救急車がこなきゃフリーだし、
投薬やエコーは2時間程度ですが。
でも自分のdutyはさっさと終わらせて、日中はゆったりと仕事して勉強したいからなぁ。

研修医もさまざまで、「患者さんの所で必ず5分以上話し、最低朝夕2回は行く」
ってな人もいるようです。大変立派だと思いますが、夜23時までかかるらしい。。。
僕は元気な人なら朝は1分程度ですますことしばしば。
相手が色々話すならちゃんと聞きますが、用がないなら短く済ませます。
入院日には詳細に病歴を聴き、診察も時間をかけてますので御勘弁を。
もっとも、検査結果や治療方針についてはちゃんと説明し、
患者が自分自身の病状を理解し、何のために治療や検査をするか理解できるようにはしてますが。


うちの病院も新体制の研修が始まったばかりなので、
色々と研修医と指導医が相互に影響して変化が生まれることがあるみたいです。
僕は消化器内科でヒマになったので、こっそり神経内科の患者を持たせてもらってたのですが
「神経内科でちゃんと教わらないと研修医は脳梗塞etc.が診れない」ということが、
指導医と僕が話したりしている間に分かったようで、
今日になって一般内科で研修中の人たちにも脳梗塞の患者が当たるようになりました。
自分が先鞭つけて何かが変わっていくのも、ちょっと面白いものです。
先輩研修医に聞くと、研修部長は掛持ちを禁じてたらしいので、
僕は研修部長に内緒で掛持ちし、リスクは負ってたわけですが。
(まー怒られたところで知れてるし、十分反論できますけど。)

そういや昨年も夏休みを一番最初に申請したのは僕でした。
新研修体制の1期生ですからね。
「研修医は夏休みを取らないもんだ」なんて前例を作っちゃいかんのよ。
これも後から研修医全員休みを申請したので、多数派になりました。
今年はどうしよう・・土日+平日5日+土日で9連休にしちゃおうか??なんて。

休日の電話

2005年03月21日 | Weblog
わが病院は、休日だろーが夜間だろーが、
とりあえず患者のことでは担当医に一番に連絡がいきます。
担当医っつーと、まず大抵は研修医です。
この3連休の間には以下のような電話がかかってきました。
3連休といっても土曜日には病院に行きましたけどね。

【1日目】
・尿量2300ml/dayで輸液量2200ml/dayです。マイナスバランスでは?
 →この他に食事量、不感蒸泄量、便の重量を考えないとマイナスとは言えません。
  ていうか、1日だけのプラスマイナスで見るものでもありません。
  これは看護婦の不勉強によるコールと認定。
・発熱時、インテバン座薬25mgのところをボルタレン座薬15mgを使ってしまいました。
 いちおう確認のためにお電話しました。
 →どっちも同じ系統の薬なので、そーですかとしか言いようありません。
  実際上は何も問題なし。夜だったからまだ腹立たず。
  夜中にこんなことで電話されたらキレると思います。

【3日目】
・外泊されてる××さんなんですけど、外泊中も血糖測ってもらったほうがいいですか?
 →そもそも外泊中に病院から「血糖測っとけ」なんて連絡するのが非常識。
  患者さんは10年以上も糖尿病だし、安定して不良な血糖値なので、ほっといたらよろしい。
  糖尿病なんて自分で間食してる限り治らないし、今回の入院は糖尿病とは別件です。
・○○さんが車椅子から滑り落ちて、ほっぺたを打ちました。
 →そーですか。頭など激しく打ってないなら経過観察で可。報告は仕方ないか・・。
・△△さんが昨晩から6回嘔吐されたのですが、どうしましょう。
 →これが唯一のまともな電話です。十二指腸狭窄はすでに確認しているので絶食を指示。
  末梢からはすでに十分な持続点滴をしており、少しだけ口からも食べてただけなので
  明日から手術日まで、中心静脈栄養を考慮します。
・○○さんなんですけど、明日の腹部エコーの前はお薬どうしましょうか?
 →休日前に聞いておいてほしい。。。検査後に朝御飯となるので、その時に。
・◇◇さんの頓服用モルヒネですが、あと1包しかないので処方してください。
 →どうして休日前に残数を調べておかないのか・・・と思います。
  当直医に頼むよう言ったところ、僕からもう一度その医師に電話せよと看護婦が言う。
  そんなダルいことができるかと突っぱね終了。
・○○さんなんですけど、腹部エコー前に朝のインスリンはどうしましょう?
 →食事しないのにインスリンを打ってはイカン。。。2型糖尿病なんだから。

まともなのは嘔吐した患者のことだけ。ほっぺた打った報告は、仕方ないかというレベル。
あとは看護婦の不勉強、ミスなど。
薬やインスリンに関しても、ある程度ベテランなら自分で判断できてもよいことだし、
そもそも指示受けするんだから、休日の前に尋ねたらよいことだと思います。。。

ヤバい?

2005年03月19日 | Weblog
先輩から噂で聞いた話なので、本当のことかどうかは知りませんが、
わが同期の研修医が1名ヤバめだそうです。
っつーても、とある調査によれば臨床研修医の4割程度が鬱予備軍という話もあるし、
我々だって順番に「こんな病院やめたるわ~!」とか「もっと手技をやらせろ!」とか
「こんなクソみたいな給料で働けっか!」とか、それぞれキレてる時期がありますので
誰かが多少精神的に落ち込んだり、やる気ない子になったとしても、大して驚きません。

そういう前提ありきですが、今回ヤバくなった方は、投薬量をミスりかけた・・・
いやいや、ミスったけど幸い大したことにならなかったというのが本当のところ。
その人のせいだけではなく、直接には看護婦がある単位を知らなかったせいなのですが。。。
ま、抗癌剤とか後を引くものではなく良かったのですが、危ない出来事ではありました。
で、問題なのはその後。
一度おかしたミスをもう一度やりそうになったので、ふだん温厚な指導医がブチ切れたそうな。

他にも、前日に異常な検査値が出ていた患者なのに、翌日の再検査の結果をすぐ見ておらず、
指導医がさっさと結果を見て治療指示を出し、呆れられていたこともあるそうです。。。
また、我々1年目研修医は2~5年目くらいの医師と一緒に救急当直をしており、
まぁ大抵の人は「しょーもない風邪の兄ちゃん」くらいの救急患者は完全に任されるし、
よほど脳とか心臓など即、命に関わりそうなものでなければ、問診と診察はやってます。
しかしながら、その子に限っては1人で任せておけない・・・というのが
先輩たちの評価らしい。
どこまで本当か分かりませんし、噂を教えてくれた人も当てにならないのですが。。。

でもまぁ仮に全部本当だとしても、病院だって指導医だって事故は起こしたくないので
なんとかカバーする方法を考えるのでしょうね。たぶん。
同期の研修医のお父上(内科医)などは、自分の勤務先で眼科医などが救急当直をしてる時、
休日の夜であっても応援に行ってるそうです。実に御苦労なことです。
誤診とか言う以前に、眼科に内科疾患なんて診れませんから。
(内科医だって眼はきちんと診れませんけど。)

その子については、精神的に疲れてるんじゃないかなぁ・・と、むしろ同情します。
同じミスを繰り返すとか、注意すべきところを見ていないとか、
仕事のかなり根本的なところからダメになるって尋常じゃありません。
元からバカな研修医だったらそんなの知りませんが、以前は普通だったんだし。
本人のせいというより、日本の医師の労働環境が過酷なことのほうが原因でしょうね。
早く1人前になりたいandなるべきなのも事実ですが、人間あまり働き過ぎるのもね。。。
医者だって普通の人間がなるんだから、ストレスに弱い人や、体力のない人は沢山います。
研修中に肺炎になった人、胃が痛くなった人、鬱気味になった人、辞めたくなった人・・・
むしろ半分以上の研修医はそういう経験があるんじゃないでしょうか。
過労死して親が訴訟した研修医もいたけれど、僕たちの労働時間ってそれと同じですから。

神経変性疾患

2005年03月12日 | Weblog
神経変性疾患と呼ばれる一群の病気があります。
病気によりますが、大脳や小脳、脊髄などが徐々に萎縮し
その部分の機能が徐々に失われていく疾患です。

何年もかけて手足が動かせなくなり、あるいは筋肉が固まってしまったり、
物も言いにくくなってきたり・・・と、かなり大変な疾患です。
受け持ちの患者さんもそんな感じですが、一つ一つ調べていくと、
頭はハッキリしているし、肺炎も褥瘡も起こしてないし、血液検査にも異常なし。
この人はただ喋るのが困難で、身体を動かせないだけで、
あとは普通の人なんだなぁ・・・と思いました。
介護している家族の人は大変だろうと思いますが・・・。

掛持ち

2005年03月08日 | Weblog
消化器内科に研修医があふれているおかげで、
なかなか新入院患者が当たりません。
順番ですからね。新患が週に1~2人ってとこです。

受持ち患者全体の数も大したものじゃなく、無為に過ごすのも勿体ないので
神経内科の患者も持たせてもらうことにしました。
ちなみに神経内科は現在研修医ゼロ。誰か病棟係が欲しいところで、
神経内科の勉強をしたい研修医と互恵的な関係にあるのでした。
異様に神経内科医の多い病院なので、勉強するには良い環境だと思います。
神経学的診察法、神経内科的疾患、薬、検査などに親しむのが目標。