Fis-dur日記帳

博士課程院生Fis-durの日常

痩せた

2005年04月30日 | Weblog
ある女医さんから、痩せたね~と言われました。
今朝の体重は67.6kg。BMIにすると22.07です。
いつの間にやら理想体重に達しましたな。

二十歳の頃のBMI 19.27まで戻す気はないですが、
BMIを21くらいまでは持っていこうか・・・。
なんかすでに食習慣が変わってしまったので、かえって増やす時に悩みそう。
だいたい以下のような感じです。
朝:バターロール2個、市販のフルーツヨーグルト。
昼:焼きそば、パスタなど一皿。あと野菜系の小鉢。
  小ライス+味噌汁+さっぱり系のおかず、の時もあり。
おやつ:たいてい缶コーヒー1本。
晩:揚げ物定食やカツ丼などは避け、普通の定食とか。腹八分にしてます。

高カロリー

2005年04月24日 | Weblog
久しぶりに親と食事しました。
フルーツトマトを使った料理のコースで、結構おいしかったです。
ダイエット中ですが、たまにはいいでしょう。
現在BMI 22.4です。

某病棟の看護婦から夕方に電話が。
アルツハイマー型痴呆の患者で、なるべく拘束しないようにしているため、
しょっちゅう点滴留置針を自分で抜いてしまうのですが、
その度に事故報告書を書かなきゃならなくて面倒だから、
もう点滴留置針を入れなくていいですか?と。
抗生剤を点滴してるんだし、脱水にならないよう輸液もしてるのだけどねぇ・・?
だいたい「面倒だから点滴やめていい?」という内容で、休日に電話するな。
他人の私生活を侵害しているのだという意識をちゃんと持ってほしい。
ましてやワタクシ、休日夜間は給料出てないし、時間外手当ももらえません。
以前から他職種に迷惑かけても自分が楽しようという振舞いが多いので、
明日にでも病棟の婦長に怒りのメールを書くことにします。
普段よくやってくれてる部分はあるけれど、変に奢ったりしてはいけませんね。


ホリエモン

2005年04月17日 | Weblog
ホリエモンが嫌いな男ランキング1位に輝いたそうな。

> 隔週刊テレビ誌「テレビブロス」4月16日号の05年版「好きな男 嫌いな男」ランキングで、
> ライブドア堀江貴文社長(32)が「嫌いな男」1位になったことが分かった。
> 「旧世代に挑む若者の代表みたいな図式に単純な男子はだまされちゃうんだろうけど、
> ようするに浅慮で軽薄な目立ちたがり屋」「一流の金持ちならもっと腰が低いし、
> 大言壮語もしないもの」など手厳しい意見が載っている。
> このランキングは同誌の連載陣や編集スタッフ、読者ら672人の女性から意見を集め、
> 複数回答可のポイント制で順位付けした。
> なお「好きな男」部門1位は俳優堺雅人(31)。

まあ感じは良くないし、好き放題してるように見えるから反感買いやすいんでしょう。
「女は金についてくる」なんて発言もありましたし。

でも、ホリエモンってかなり頑張ってると思うのですよ。
あの年であれだけの財力を築くなんて、人の何倍も頭を使って働かないと無理だろうし。
32歳で人格的に円熟してるなんてありえないし、
まだ大衆を見下さずに自分の意見を訴えてるだけ素直だと思います。

ホリエモンを嫌いな男1位に選んだ女性たちが本当にホリエモンに口説かれたら、
いったい何人が転ばないかのほうが興味ありますね。
たぶん「この人、思ってたよりずっといい人だし(←実際話したらそうでしょう、たぶん)、
お金もたくさん持ってるし・・」という理由で9割方は転ぶであろうと思います。
お金で愛情を買えない女性もいるだろうけど、買えるケースのほうがきっと多いでしょうね。

ホリエモン、貧乏な東大生時代に女にフラれて、その反動で起業したとかだったら面白いのに。
現代の金色夜叉って感じで(^^)

睡眠の大切さ

2005年04月14日 | Weblog
昨晩の当直は、奇跡的に急患ゼロ!!
救急隊が運んでくる人も、自分で病院にやってくる人もいませんでした。
救急当直しててこんなの初めてです。

おかげさまでぐっすり眠れました。
朝になると気分も爽やか。日中は頭の中に音楽まで流れるくらい。

あ~~天の神様ありがとう(TдT)
睡眠ってやっぱりすごく大切ですね。

長時間労働

2005年04月13日 | Weblog
っつーか、また忙しいです。
先週木曜:受持ち患者は朝7時から診て、午前・午後と救急外来。
     あとカンファレンスが2件。15時間半働いてます。2日分だぞ??
金曜:救急で入院させて受持ちになった患者が急変し、朝7時から病院へ。
   午前は初診外来、午後に病棟業務と症例発表の準備。16時間労働。
土曜:午前は精神科の先生の講義。午後は発表の準備。8時間。
日曜:24時間当直でした。
月曜:当直明けでそのまま投薬外来を1/4日。
   病棟も回って、カンファレンスの準備も。15時間。
火曜:ようやく症例発表が終わる。
   夜7時に帰ったので早めだけど、11時間働いてます。
水曜:また24時間当直なんですが・・・。

今週113.5時間働いてるんですが。。。
これで給料40時間分+当直料ってナメてないか?
労働基準法ではいちお週40時間労働。
過労死認定ラインが週60時間労働。
過労死した研修医が週80時間労働。
113.5時間だとどーしたらいいでしょうか???

女医に疲れる

2005年04月09日 | Weblog
ある女医さんと話して疲れました。
同年代の人と世間話をしてたんじゃなくて、指導医なんですが。

・患者が急変したあとで、カルテの前日の隙間に「××に注意して診ていってください」
 なんて書くのはやめてほしい。そんなの前日に言わなかったじゃないか。。。
 結局はその××でなくて、急変した原因は別の病態だったけど。
・急変して心肺蘇生に近い状態になった時、どうして
 医者になってまだ丸1年たってないワタクシが、
 蘇生現場で緊急投与する薬剤の指示を出してるのでしょうか。。。
 すぐ循環器科や麻酔科の先生が駆けつけてくれて、助かりました。
 指導医+外来主治医の2人ともその場にいたのに。。。卒後10年くらいなのに。。。
 そりゃあ循環や呼吸とは普段全く関係ない科の先生たちですが。
・血液データもちゃんと読んでくれえ・・・と言いたかった。
 補正が必要な値をそのまま読んで、△△が低下してるなんて言わないでほしい。
 補正したらじゅ~ぶん正常値です。
・重症患者の治療に際して、ごく簡単な症例のやり方を参考に
 根拠も何もなく決めるのはやめてほしい。
 極めて安全・・・というよりほとんど無効な治療だと思います。
 そんなの指示簿に僕の名前で書くのが恥ずかしい。
・抗生物質を変更する時、起炎菌を想定してちゃんと有効なものを使ってほしい。
 併用するのは品がないとか、そんなのどうでもいいと思う。
 後で調べたら、僕の提案した抗生剤の組み合わせは
 原因微生物不明の重症肺炎に対する治療として、
 呼吸器学会のガイドラインと一致してました。
・低下している電解質を1日に複数回、採血して調べるのはいいと思うけど、
 時間単位で変化しないものまで何度も測るのは、無駄としか思えない。
・統合失調症の患者の投薬を、自分で別のに変えようというのは無茶です。
 ただでさえ尋常じゃない量を投与されている長期罹患例なんだし、
 その患者を診てきた外来主治医が同じ病院にいるんだから、そちらに聞くべき。
・なんか監督されてる身として、すげ~不安です。
 この人には頼れない、自分がしっかりしてないと・・・と思った。


関係ないけど、1つ上の学年の女医さん(某旧帝大卒)は非常に優秀です。
先日まで救急外来で一緒に診察してて、1人診た後で、身体所見の取り方から
病歴のポイントまで色々と優しく教えてくれてたのだけど、
まだ自分にどれだけ足りない部分があるか思い知らされて
心の中でめちゃくちゃ凹むくらいの人です。
造作的にはごく普通の人ですが、知性と品とホワッとした雰囲気が同居してて
診察する様子を横で見ててファンになりました(〃 ̄ー ̄〃)

ま~女医さんにも色々いるということで。

木曜、金曜

2005年04月08日 | Weblog
木曜日は昼前から夕方まで救急患者の相手してました。
記念すべき救急外来一人立ちの日だったのですが、
頭部打撲とか呼吸機能低下とか、ヤバ目な方々が連続で来てしまいました。
3人救急車で運ばれてきて、2人入院させて受持ちになりました。

金曜日は朝7時から患者が急変して、心肺蘇生におおわらわでした。
で、9時前から初診外来。
入院患者もいるので、外来の途中で一瞬抜けて入院時の指示も出す。
午後から病棟を回り、病棟の患者を診察して必要な指示を出し、
夕方からカルテを全部書きました。
最後に書類を書いて23時ごろ終わり。15時間30分も病院にいました。。。
2日分働いてるじゃん。ありえねぇ。。。。

救急患者を帰らせるとき

2005年04月07日 | Weblog
大学時代の友人は、くも膜下出血の救急患者を帰宅させてしまったらしい。
けいれんのみ訴えて来院し、CTを脳外科に翌日見せて分かったとか。
電話で病院に呼び戻し、幸い事無きを得たそうです。

同期の研修医も、帰宅させた患者が再来院し緊急入院になってました。
自分でも帰してよかったかどうか気にかけていたそうで、
一緒に当直の上級医から、帰らせてよろしいと言われたそうですが。。。
今まで3回、患者を帰らす→再来院して緊急入院というパターンをやったそうですが、
上級医に帰らせろと言われたのが2回、
小児でよく分からないからまた明日来て・・というのが1回だそう。
あながち本人の責任とも言い切れませんな。。。

無過失補償??

2005年04月06日 | Weblog
「無過失補償」なる制度を厚労省が考えているらしい。
例えば出産して脳性麻痺の子が生まれた場合など、
医療側の過失の有無に関わらず、補償金が支払われる制度です。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20050402dde001040044000c.html

当然公金から支払われるものかと思いきや、公的負担もいくらかはあるけど
なんと医師にも負担があるそうな。分娩1件あたり2万円を医師が支払う・・(゜Д゜ )ハァ?
補償制度に必要な金銭負担の一部を医師に押し付けてるのがおかしい。

医者なんかやめて別の道を探そうかと、真剣に思いました。
産科だけならともかく、他科にまで拡大されたらやってられません。
そもそも人体なんて分からないことや、理論どおりにならないことが多いし、
医者がどれだけ頑張っても回避できないことだってあります。
人間なんだから、努力してもミスは絶対にしてしまうだろうし。。。


厚生労働省については、ほんとに馬鹿が多いんじゃないかという気がします。
報酬を伴わない締め付けばかりでは人心が荒廃すると、全然考えないみたい。

我々研修医だって、休日・夜間に病棟からの電話に備えて携帯の電源は切れず、
でも給料は、共働き以外では絶対に結婚できないような額だし、
たとえ患者の心肺蘇生を医師数人の中の一員として手伝っても、時間外手当はつかないし、
バカバカしくなります。
病院では、やる気にあふれた優秀な研修医で通ってますが、
研修始まって早いうちから、「医師としての使命感」なんかなくなりました。
どうして内科医や外科医が救急医療をやらなきゃいけないんだろう?と疑問に思うし、
休日に患者の状態が変化して病院に行くときでも、心の中では面倒臭いです。

ストレートで医師になっても、研修医1年目で25歳です。
最高レベルの学歴と、人命に関わるという職責と、週80時間ちかい労働時間で
もらってる給料が時給換算で約800円。フリーターのバイトと変わりません。
身分だって「非常勤」です。
20代後半にもなって、結婚するのもかなり大変だし、子供を作るなんて絶対に無理!
という待遇で、患者のために奉仕しろというのが無理です。
労働基準法に定める労働時間の2倍近くを働いているのですから、
せめて1年目で年収600万、2年目以降で800万、5年目以降で1000万超える給料はほしい。
最低それくらいもらえれば、使命感だって持てると思うのだけど。

先日大学時代の同級生に会ったら、「患者なんてどうだっていいよ」と言ってました。
僕も正直なところ、自分の医学的興味だけで動いていいと思うようになりました。
まぁそんなことを言いつつも、わざわざ受持ち患者に辛く当たる必要はないから
丁寧に接してますし、実際にトラブル起こしたことは一度もないですが。

常に訴訟されないよう予防線を引くという行為も教えられました。
本当はそんなことしたくないと思いつつ、やってます。
例えば救急患者を帰宅させる時には、大丈夫だなんて保証はしません。
・・・というより、今のご時世ではできません。
「今は検査上問題はないけれど、病気が今後悪化する可能性もなくはないから、
 もし症状が続いたり悪化するようなら、かならず病院を受診してください」と
言わなきゃいけません。まあそっちのほうが真実といえば真実なんだけど、
「大丈夫ですよ」と言って安心させてあげられないのも世知辛い話だと思います。

もっと自分で嫌だなあと思うことは、受持ちの患者が亡くなりそうな時。
足繁く病室へ行って、家族や親戚に丁寧に説明し、
医療側がベストを尽くしたと納得してもらい、自分も誠実な医師に見られるよう
演技をしないといけません。末期の患者の病室へ足繁く通う心理は、
自分が診ていた患者が亡くなることへの心情的な部分が4割、
患者の状態と転帰を自分の目で見るという医学的関心が2割、
家族や遠方の親戚から不信感を抱かれないため防衛的戦略としてが4割です。

また別の友人も、医者辞めたいなあ・・と言ってました。
僕も医師の仕事は全然嫌いじゃないし、今は吸収するものが色々あるけれど
薄給・激務・責任だけは問われるという今の待遇では、
将来何十年も医者をやるかどうか、少し考えざるを得ません。
医者やめたら何になろうかな・・?

日曜日

2005年04月03日 | Weblog
後輩の結婚パーティーが夜にあるので、昼間に病院に行きました。
パーティー中に余計な電話されても困るし。
・・・ていうか携帯の電源切っちゃいますけどね。
な~に、いざとなれば病院当直もいるし、指導医もいます。

ある性感染症の患者さんに、実はゲイなんですと告白されました。
幸いHIV抗体は陰性だったので、治せば治る病気です。
担当医としては、ちゃんと感染理由が判明したことと、
僕を信用して、それを告白してくれたことが嬉しいです。

結婚パーティーで、同期や先輩後輩に会いました。
結婚する2人ともクラブの後輩ですが、爽やかカップルで、羨ましい限り。
結婚パーティーって、なんだかほわっと幸せな気になりますね。